残雪の甲斐駒ケ岳の時に駒津峰から眺めた鳳凰三山へ続く早川尾根。
そのトレイルが仕事をしていても気になって仕方が無い、笑。なんら有名な場所でもなく目立った場所でも無い。でもアサヨ峰のピークは甲斐駒ケ岳からも北岳からも良く見える。逆にあのピークからは北部の名立たるピークが全部見えるんじゃね??
なんて考えていたら、次の休みに向けてパッキングを開始していた。
南アルプスに入るときは決まって仕事後に直接甲府に向かい、シーズン中の始発のバスを狙う。原宿で仕事が終わり新人の歓迎会があったが先輩に山にどうしても行きたいので歓迎会行かないと伝える。
山なんかいつでも行けるでしょ!!歓迎会参加が職場の筋っしょ!!っと軽く怒られた。でも俺の気持ちは頑なだった。その時は雨男の俺ではありえないぐらいのピーカン予報。展望も期待できるのでどうしても行きたかった。
終電で甲府駅に到着し、いつもの感じで駅構内にマットとシュラフを準備してアイマスクをかけて就寝。人目が気になるのと駅構内の蛍光灯が眩しいのでアイマスクは必携だ。
朝4時発のバスに乗り込むため3時30分に起きて朝飯をバス停でモシャモシャ♪朝4時とは思えないほどバス停に登山者がいたのでデジカメで写真を撮ろうと電源を入れる。
あれ??電源入れてもすぐに落ちるんですけど、、、、カメラの調子が悪い。
バスに乗り込み広河原までは2時間もあるので再び即就寝、、、気付いたらもう広河原に到着していた。その後、違うバスに乗り換え北沢峠へ!!30分ぐらいの乗車時間であっというまに到着。
北沢峠等到着しショッツ飲みながら入念なストレッチ。天気も良く朝日が気持ち良かった。今日は日帰りだからサクサクと行動開始。残雪期のどっさりあった雪も無くなり夏が近づいているトレイル。
仙水小屋にて、小屋のおじさんに挨拶をして水を少し下さいと断りをいれる。仙水小屋の水は本当に美味い。
小屋を後にして、少しガレ場を歩くと前回の甲斐駒ケ岳でエスケープした仙水峠に到着。
今、流行の山ガールが3人ぐらい。Tシャツ良く見るとthe north faceのコットンベースのTシャツ着てる。グラデーションのやつね。騒ぎ声うるせぇ。甲斐駒ケ岳は黒戸尾根から登れば厳しい標高差のある名山。北沢峠から登れば5時間ぐらい歩く観光地。面白い山だ。
って事で仙水峠で休もうとおもったけど少し栗沢山に登り樹林帯を抜けてハイマツが多くなった開けた場所で小休止。ライチョウかなって思い視線をずらすとハイマツの中やら上をホシガラスが飛びまわってた。水分補給してとりあえず栗沢山ピークを目指す。ちょっとガレている感じのトレイルを歩くとすぐに着く。
なんとなくデジカメの電源を入れると奇跡的に電源が入る。だましだまし何枚か写真を撮れた。この山での撮影後カメラの電源は入らなくなった。
栗沢山からの展望も素晴らしかった。
目の前には迫力の甲斐駒ケ岳。
アサヨ峰へと続くトレイルとオベリスクがちょこんと見える鳳凰三山。
なだらかな仙塩尾根が続く仙丈ヶ岳。
しっかり見える北岳。少し離れて八ヶ岳連峰。山頂は一人貸切。快晴で強い日差しだったから風が心地良かった。少し休んで展望を楽しんだらアサヨ峰目指して足を進める。相変わらず岩が多いトレイルが続く。地図には危険マークが出ているけどあんまし危なくない。途中で登山者とすれ違う。
アサヨ峰のピークから富士山バッチリ見えるから急いだ方が良いよとの事。少し歩く速度を速めるがアサヨ峰に到着したときには富士山頂の雲がかかっていた。残念。ただ栗沢山同様に周りの名山が良く見える。ただ北岳だけものすごい勢いで雲があがりあっという間に見えなくなってしまった。
アサヨ峰からは標高を下げつつ、段々と樹林帯の中に入っていく。展望は楽しめたから後は飛ばして歩くだけだった。この時の山行は日帰りなのでストーブ類も無し水も行動用1リットルのみ。サクサクと歩くと、おばちゃんとおじさんのペアに追いつく。少し話しをすると九州から来ているらしぃ。しかもキャンピングカーで旅しながら。楽しそうな生活だ。
九州の夫婦を抜くとすぐに結構良い歳って感じのじぃさんに追いつく。ただこのじぃさんの登山靴の使い込み具合、ふくらはぎの筋肉量、手の疲れ方が半端無い。軽く挨拶を交わし俺は変わらず飛ばして歩く。
ちょっと休みたいなって思い始めた頃に早川尾根小屋に到着。小屋前のベンチとテーブルを使いたかったのでジュースでも買おうと小屋を覗きこむ。そしたら飲み物買うのはもったいないから麦茶でも飲みなよ!っと冷たい麦茶を小屋の人が差し出してくれた。商売やる気あるんだかないんだか、笑。お言葉に甘えて2杯の麦茶を頂いた。その後小屋横にある水場で水を補給。冷たくて美味しい水。水を補給したら先ほどの夫婦とじぃさんが到着。俺が休んでいたベンチにザックを降ろしてビールを飲み始めた。どうやら今日はここに泊まるらしぃ。
酒が入った山好きの年配の方はやばい。話が止まらず1時間ほど捕まる。うーーん。ただじぃさんの話だけは本当に面白かった。北海道出身在住の方で昔はバリバリのクライマー。小樽赤石のクリスタルフェイスというルートを開拓された方。リュウマチで指先に力が入らなくなってからはクライミングはやらなくなったらしいけど。中々面白いじぃさんだった。
そんなこんなで早川小屋を出発し、白鳳峠まで歩き広河原に下山。日帰りだけど楽しい山だった。バスを待っている間にインフォメーションセンターに立ち寄る。綺麗な建物だった。
帰りのバスの中で次の山の計画を黙々と考えていた。その日たまたま古巣の友達から連絡があったので甲府で信玄餅をゲットしてお土産で持っていき帰宅した。。。。