ウォルト・ディズニー展の個人的な感想。
|
どうも、ナッシュです。
バイトが忙しく、あれよあれよと5月も7日になってしまいました。
さて、そんな5月7日に最終日を迎えた企画展「ウォルト・ディズニー展」。
これはウォルト・ディズニー生誕110周年記念と言う謎のイベントの一環として、
銀座松屋で開催されていた物です。
でもなんで110周年なんでしょうかね?
100周年の時はもっと地味だった気がするんだけどなぁ。
ただ単にオズワルドグッツを出して儲けたかったんですかね?
そんなイベントなので、正直に言うと展示内容も微妙でした。
ウォルトに焦点を当てた展示なのですが、
ミッキーが生まれるまで→ディズニーアニメ→パーク→ウォルトの趣味(?)
という流れで、中盤の主役はウォルトと言うよりディズニーアニメになってしまったのが
個人的には残念。
ディズニーアニメを製作している頃、ウォルト自身はこんな生活をしていた、みたいに
平行して展示されていたら面白かったと思うんだけどなぁ。
それと展示品はほとんどが昔に発売されたディズニーグッツが大半で、
セル画や絵コンテは数えるくらいしか無く、しかも管理がかなりずさんでした。
(子供も来る展示なのに結界なし、監視なしという管理のずさんさが一番納得いかない所)
しかしそのなかでもウォルトの違った面を見ようと思った結果、
ウォルトはビジネスマンとしてもかなりの腕だったのだな、と改めて実感。
いまやウォルト・ディズニーという人物は神格化されつつあって、
あまりビジネスという面ではあまり見られていない印象があったのですが、
会場でついでに買った本「ウォルト・ディズニーの言葉」(ぴあ)でも分かる通り
彼の頭の中では「ビジネス」という言葉が常にあったんだろうな、と。
たとえばディズニーアニメは常に新しい挑戦をしていて、
最初のアリス・コメディーシリーズから、初のトーキーアニメ「蒸気船ウィリー」、
そして初の長編アニメーション「白雪姫」など、
とにかくディズニーは「新しい物大好き!」みたいな感じがするのですが、
彼の中では人間は新しい物が大好きで、
それにはお金を出してくれるというのをわかっていたのでしょう。
それに彼も商業主義でいくことは悪くないともいってますし、
確かに芸術性が高いアニメーションも、評論家向けに作った訳ではなく
やはりお金を出してくれる大衆向けに作っているというのも間違った解釈では無いでしょう。
それに加え彼はディズニーキャラクターのグッツ製作にも力を入れています。
これはただ単にグッツの売り上げを狙っただけではなく、
そのグッツが同時にディズニーと言うブランドの宣伝にもなるからだそうです。
確かにミッキーを知らなくても、
誰かの家にいってミッキーグッツを見て「あのキャラクターはなんだろう?」と思ったら
それだけで宣伝になってしまうという。
そういうことでさらにビジネスチャンスを増やす事が出来たのでしょう。
こういった事が俗に言うディズニー化(Disneyfication)という言葉にも繋がるのですが、
アメリカと言う国家が商業主義的なところがあるので、
やっぱりウォルトはアメリカ人なんだなぁ、と感じてしまいます。
展示がビックリするほど小さかったEPCOTプロジェクトにもビジネスマンな考えがでています。
いまやただのテーマパークになってしまったEPCOTですが、
実際は新しい都市開発をするということで立ち上がったプロジェクトでした。
中心部にオフィス街などの街の柱となる機能を集中させ、
そのまわりをショッピングモール等のリクリエーションエリアを設け、
それを囲むように住宅街が広がっているという風になっていて、
それぞれのエリアはトラムやモノレールなどの交通機関で移動できるようになっている、
という造りにしたかったそうです。
ウォルトはこうすることで工業や商業の効率を向上させ、アメリカ社会に貢献したい、
と言っていたみたいですが、
やはりここでもウォルトのビジネスマンとしての姿や、愛国主義者な姿がよく見えます。
ただし、ビジネスとは言いつつも、
彼は同時にお客さんは質の良い物にしかお金を払わないというのも十分分かっていたようで、
それがディズニーアニメと言う高品質な作品を作り出していました。
ビジネスが先か、エンターテイメントが先か。
それは今日では分かりませんが、結果としてウォルトはどっちの面でも成功を得る事が出来ました。
いやぁ、そりゃ「夢が叶うよ!」っていうアニメを作るわな。
いや、これなんかウォルトを批判的に見ているようにみえますけど、
ウォルトと言う人は頭が良かったんだな、先見の明があったんだな、
という尊敬の目で見ている訳で。。。
それにいかにウォルトがアメリカ人で愛国者だったかがものすごくわかった、
という点では面白い展示だったかな、とは思います。
ただこの展示は正直「ウォルト・ディズニー・ファミリー博物館展」なわけで、
特に目新しい物は無い印象があったかな。
これから東京以外でも巡回するみたいなので、機会があったら観に行って下さいな。
興味があればですが。。。
それでは、また。 |




