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集中連載企画 投稿 親子の絆ガーデアン


暗黒裁判を許すな!〜ある家事事件とその関連事件の実態報告〜

      第二回


 


こんにちは『弁護士と闘う!』ブログ読者の皆さま。前回の記事から少し間が空いてしまいましたが,頑張って更新していきますのでしばしお付き合いの程を。


 前回予告させて戴いた通り,今回は現在高松家裁に審判が係属中のF−1事件(表参照)(高松家庭裁判所平成26()191,192号)の調査官調査報告書を公開し,面会交流が確定した前審B−1,B−2事件=両方まとめてB事件(高松家裁平成24()461,462,463号・高松高裁平成25()119号)での調査報告書(以下B事件確定審判調査報告書といいます)と引用比較しながら,F−1事件調査報告書(以下F−1調査報告書といいます)に対する反論・指摘を展開した相手方(ややこしいですが,この事件は面会交流を潰そうとする母親側が申立人で,受けに回る父親側が相手方ということになります。)第三準備書面の内容を中心に解説していきたいと思います。


 まず,F−1調査報告書へのリンクはこちらになります。



 


次にB事件確定審判調査報告書へのリンクはこちらになります。



 


父親側第三準備書面へのリンクはこちらになります。なお,読みやすくするために,文中の表記は申立人→母親Y,相手方→父親Xにそれぞれ変換してあります。



 


 以上が今回解説に使う主な資料ですが,判りにくいかもしれないので,もう一度資料同士の関係をいいますと,B事件確定審判調査報告書=月二回各8時間の面会交流を認めた前の審判の調査報告書で,今回の事件には乙第12号証として提出してあります。F−1調査報告書=今回母親Yらが面会交流を潰すか,回数や時間を切り下げさせることを狙って申立ててきた審判での調査報告書。そして父親側がF−1調査報告書に対する反論を展開したのが父親側第三準備書面になります。


 各資料の詳細はリンク先のPDFを見て戴くとして,記事では父親側第三準備書面の各項を追いながら,内容の要約を解説する形で進めていきたいと思います。


Ⅰ 父親側第三準備書面第一の1


  この項では,F−1調査報告書の「子どもの意向」についての調査方法の幼稚さ,非科学性について,本物の調査“プロの仕事”とはどのようなものかということを,資料を提出して指摘をしています。現在の,家裁調査官による子供の調査の多くは,到底調査などといえない「子供に聞いてみました」「別居親には会いたくないと言ってるから,そのまんま書いてみました。同居親の顔色伺っていてもそこは阿吽の呼吸で無視。」「学校行って適当に様子を眺めてきました。」というレベルにあります。要するに心理学的な手法を使って対象児童の内面に踏み込むことも全くしない(できない)し,心理学的な評価・考察もいい加減で,素人レベルの仕事でありながら,結論だけは家裁にとって都合のいい方向へと誘導する類のものが大半だということです。


  乙第13号証として提出した,臨床心理士・降旗志郎先生の児童心理鑑定意見書は,当団体が以前支援した事件の資料で,こちらがリンク先になります。調査とはどういうものか,どちらが本物かF−1調査報告書とよく見比べて戴きたいと思います。


 


児童心理鑑定意見書リンク



この鑑定意見書は,あくまで今回の事件とは関係なく全く違う子供の心理鑑定なので,その鑑定結果自体は何の関係もないのですが,主張としては,このような状況(同居親が極度に拒否的な状況)においては,同居親の与える心理的圧力を考慮した上で,少なくとも鑑定意見書にあるような心理テスト程度は実施しないと,とてもF−1調査報告書のような「調査官独断インタヴュー」「子の意向」を決めつけることはできない,ということです。


Ⅱ 父親側第三準備書面第一の2の(1)


 この項では,F−1調査に当たって,調査官が事前にどんな質問をするのか手紙送った点が問題であることを指摘しています。当たり前の話ですが,そんなものを送ったら当然それを同居親が読みます。そして自分に都合のいい答えを考えて,そう言うように子供に圧力をかけます。これを子供の真意だと言う人は世の中にいないでしょう。


Ⅲ 父親側第三準備書面第一の2の(2)


  読めばわかると思うので省略します。


Ⅳ 父親側第三準備書面第一の2の(3)


  この項で指摘しているのは,F−1調査報告書の記載の中で,二女が「母が父にお金を取られた」などと虚偽の事実を認識してしまっている点です。そのような事実がないことは,離婚訴訟C−2事件の方で認定済みです。勿論,他の関連事件でもそれを覆すような証拠もなければ具体的主張もありません。ということは,そんなデマゴーグを子どもに吹き込んでいるのは一体誰なんでしょうね?という話です。言うまでもなくこの父親Xは母親Yらの違法な面会交流拒否により,子どもとまともに会えていませんから,そんなデマゴーグを吹き込む余地はないし,だいいち「おれは金を取り上げる悪い奴なんだーハッハッハッ」と子どもに自分の悪口を吹き込む馬鹿はいないでしょう。 そしてこのようなデマゴーグを正体不明の誰かさんYに吹き込まれて,その偽情報を基に子どもが父親Xへの色眼鏡を掛けさせられてしまっているならば,子どもにとってとても不幸なことだし,その子の意向形成は誤解に基づくものとしか言えません。このような状態で,子どもが何らかの法律効果を求める意思を表示した場合,法律的に言うと「動機の錯誤」「瑕疵(傷ということ)ある意思表示」ということになるかと思います。


  あと,B事件確定審判調査報告書にも同じような記載がある事から,こうした“吹き込み”はかなりの長期間に亘ってされてきたのではないかということが指摘できます。


 
  ところで一度にたくさん詰め込んでも,読者の方が消化不良を起こしそうなので今回はここまでにしたいと思います。もちろん消化不良なんか起こさない!という方はどんどんご自分で資料を読み進めて,分析や考察をして戴ければと思います。


  次回はこの流れの続きで,父親側第三準備書面の解説を最後まで行きたいと思います。途中いくつか引用資料も出てきますので,そちらもアップしていきたいと思います。
 
集中連載 第1回目

親子の絆ガーデアン


 


この記事に

  • 顔アイコン

    親権者から面会交流全面禁止の審判を申し立てられました。
    理由は虚偽のDV しかも心療内科の診断書が証拠として提出されています。

    何を入手してどのように反論すればいいのでしょうか?

    [ - ]

    2015/5/24(日) 午後 11:49

    返信する
  • 顔アイコン

    あなたの案件を引き受ける代理人を探すのが
    一番だと思います。

    このままだと一生子どもに会えなくなり
    養育費だけ払うという悲惨な生活が待っています。どこにお住みが知りませんが闘う弁護士を
    お探しください。

    弁護士自治を考える会

    2015/5/25(月) 午前 10:00

    返信する

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