渋谷レコード店日記-アナログレコードコレクションのススメ

渋谷の中古レコード屋next. recordsで日々思ったことやレコードについて書いてます

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そのレコードが欲しい!だけど・・・という激しい葛藤、その理由は・・・。

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先日、入荷したレコードをご購入していただいたお客さんの「そのレコード、めちゃ欲しい!だけど・・・」っていうココロが激しく揺れ動いているのがハナシをしていて解りました。
「あ〜悩んでるなぁ・・・スゴく解るよ・・・その気持ち・・・」なんて客観的に見てというか電話なんで聞いていてもビンビン伝わってきました。
やり取りはこんなカンジです。
その人は常連のお客さんなんですが、next.を開業以来、数枚しか入荷したコトがナイレコードが超久しぶりに入荷したので「こんなの入荷しましたよ!いかがですか?」ってメールで連絡したんですよね。
するとソッコー電話がかかってきて「欲しい!買いたい!」っていう激しく熱望するご返事が・・・。
しかし、そのレコードの金額がお客さんの想像を越える価格だったらしくその部分が引っかかりました。
まぁ〜往々にしてレコードをコレクションしている人っていうのは、欲しいレコードは星の数ほどたくさんあるんですが、ソレを買う買わないっていう判断の部分は、ほとんどはその価格にあります。
単純な例えだと、どんなレコードでも100円で売っていたら気になるレコードはフトコロの許す限り根こそぎ買っちゃうんじゃないでしょうか?
「イヤ、そんなコトはナイよ」っていう買わなかったレコードは自分の価値観の中で100円以下なので買わなかっただけだと思うんですけどね。
まぁ、イイやそんな能書きは・・・(笑)

で、常連さんのとの会話です。
「そのレコード、欲しいんですよ!買いたい!だけど、お金が・・・。」とお客さん。
「あ〜そうですか・・・じゃあ、買うのやめときます?」とオイラ。
「イヤ・・・欲しいんですケド、スグにお金が用意できないですよ。」とお客さん。
「1週間程度であればお取り置きできますよ」とオイラ。
「イヤ、次の給料が来月の半ばになるのでその時に払いますので待ってください!」とお客さん。
「え〜来月半ばって1ヶ月先じゃないですか・・・ソレはムリですよ。」とオイラ。
「でも、スグにそんなお金用意できないですよ。ソコをお願いします!」とお客さん。
「え〜お店側もこういったレア盤の仕入れに相当は、お金がかかっているので早く現金化して回収したいんですよ・・・。しかも通販で代引きとなると来月半ばの支払いだとその翌月の初めの入金になるワケで実際の売上になるのって2ヶ月先になるのでソレはムリですよ・・・」とオイラ。
「でも、そんな何万円もスグには用意できないですよ〜お願いしますよ〜」とお客さん。
「ソレは、ムリっすよ〜じゃあ、今回は諦めたらイイじゃないですか・・・?」とオイラ。
「え〜!!コレ諦めたら次、いつになるんですか?」とお客さん。
「また、入りますよ」とオイラ。
「イヤイヤ、next.でレコード買い始めて10年以上になりますケド、店に入荷したのってオレ、聞いたことナイですよっ!!」とお客さん。
「そう思うんだったら、今買うしかないんじゃないですか?」とオイラ。
「欲しいんですけど、スグにお金が用意出来ないですよ。あらかじめソレが入るって事前に解ってればそのお金を準備出来るんですけど、イキナリ何万円もムリですよ〜」とお客さん。
「ナンで、ムリなんですか?前までコレだっ!!って欲しいレコードがあれば、ガンガン買ってたじゃないですか?」とオイラ。
「う〜ん・・・以前のオレならソッコー買ってますよ!だけど、今は嫁さんが・・・」とお客さん。
「出たぁ〜!!(笑)じゃあ、奥さんとモメ事にならないためにも尚更、買わないほうがイイんじゃないですか?」とオイラ。
「でも、買わなかったら次、絶対に手に入らないですよ」とお客さん。
「ソレは、解りませんよ・・・」とオイラ。
「絶対に次なんてナイですよ〜お願いします!お願いします!来月半ばには、絶対に払いますから!」とお客さん。
「来月半ばまでの取り置きなんて絶対にムリですよ。じゃあ今、手持ちの現金がないならクレジットカードで支払いすればイイんじゃないですか?」とオイラ。
「絶対にダメですよ!そんなコトしたら・・・。」とお客さん。
「え〜ナンでですか?」とオイラ。
「クレジットカードで支払いをしてその明細を嫁さんに見られたら殺されますよっ!」ってお客さん。
「出た!(笑)もうホント、そんなのだったら買わなきゃイイんじゃないですか?現金で買ってもクレジットカードで買っても奥さんに見つからないように内緒で高額なレコードを買うなんてムリでしょう。」とオイラ。
「イヤ・・・来月の給料まで待ってもらえるなら、少しずつ調整して嫁さんに内緒でお金を用意するコトが出来るんですよ〜だからお願いします!」とお客さん。
「だ・か・ら・・・1ヶ月先まで待つのは、ホントムリですよ。」とオイラ。

こんなやり取りのループをず〜っと1時間にも渡ってしていました。
オイラ的には、レコードを購入していただきたいのは山々なのですが、やっぱり無理強いはしたくないワケです。ましてやソレが原因で、奥さんとモメ事になるなんてコトも決して望んでいないので、それなら諦めたら・・・っていうのが心情です。
だけど、お客さんの方は、まず「諦めてそのレコードを買わナイ」という選択肢がどうやらナイみたいなんです。
理由としては、やっぱりコレを逃したら次はナイっていう逼迫した状況がカンケーしているようです。
だけど、そういう逼迫した状況下にも関わらず、奥さんの存在という大きな障害が「欲しいレコードはソッコー買うぜっ!」っていう判断にストッパーをかけているのが解ります。
しかし、このブログでも度々取り上げますが、奥さんとレコードの関係っていうのは、相当大きな懸念になりますね。
でも、奥さんがいる他のお客さんでは、別にレコードを買ったからっていっても全然そんなコトが、問題にならない人もいるワケです。
そういう見方をすると、やっぱりフダンの奥さんとのカンケーとか自分の生活態度だとか、金銭感覚なんかがヤッパリ、原因になってるのかなぁなんて思ったりしますが、どうなんでしょうね。


で、結局お客さん・・・購入を決意して頂きました。
しかも一週間のお取り置きというコトをすっ飛ばして3日で受け取りするという男気をココぞとばかしズバーンっ!!と見せていただきました。
まぁ〜どうやって購入資金を調達したのかは、当方では知る由もありませんが・・・奥さんとはウマくやって欲しいと切に願うばかりです。

で、レコードをお送りした翌日、「ちゃんと受け取りましたよ!」って連絡を頂きました。
「イイでしょう〜!12インチシングルの音はっ!!」とオイラ。
「イヤ、まだ聴いてナイんですよ・・・」とお客さん。
「ええっ!?ナンでですか?折角、決心して買ったのに・・・」とオイラ。
「聴きたいんですが、聴くと嫁さんに「何それ?」ってバレるので聴けナイですよ・・・」とお客さん。
「・・・。」ナンも言えないです・・・オイラ。



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