渋谷レコード店日記-アナログレコードコレクションのススメ

渋谷の中古レコード屋で日々思ったことやレコードについて書いてます

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レコードの取り置きってムズカシイ

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レコードのお取り置きのコトでイロイロと悩むコトがあります。
お客さんから依頼のあったレコードの取り置きをしたくナイというワケではなくってムシロ、全然お取り置きしてもらいたい位なんです。
だけど、お取り置きしたレコードをある程度期間が経てばちゃんと購入していただければイイのですが、そうじゃナイ場合のコトを考えるとチョット悩んじゃうんですよね。
というのも、レコードの取り置きするコトでお客さんにプレッシャーになっていないかってコトなんです。

一応、ウチの店ではお取り置きは一週間程度っていうある程度の目安はあったりします。
だけど、それもそれぞれのお客さんの都合に合わせてテキトーに期間を伸ばしたりして対応しています。
ウチのお店をよくご利用していただいているお客さんには、月末近くの給料日に併せて一気にご精算されるお客さんもいれば、たくさんのお取り置きのレコードを毎月一定額をご精算というリポ払いみたいな場合にも対応しています。
だけど、そういったお客さんはキチンと期日通りにお取り置きされたレコードを購入していただけるお客さんです。
そう言った場合は、全く悩むコトなんてなくて、気になるレコードがあればドンドンお取り置きしていただければイイなぁと思ってるんです。
先日、お店に来て頂いたお客さんが「取り置きするとナンかワルイなぁって思うんですよね」って言ってたのですがお店的にはまったくそう言ったコトはなくってですね、ウチでよくレコードを買って頂いてるお客さんさんに対してはそれもnextの利点とヒトツとして思っていただければイイと思っているくらいなのです。

で、悩むのは、なかなかお取り置きされたレコードをご精算していただけない場合なんです。
nextでは、ネット経由でご注文いただいたレコードを通販ではなくって店頭でお会計&お受け取りというコトにも対応しています。
で、そこでも一応、「一週間程度でご来店していただいてお受け取りお願いします」としています。
それも別に一週間ってキッチリした期限ではナイのですが、もしご来店お受け取りが遅くなるようでしたらご連絡頂ければ対応させていただきますとしていますが、一ヶ月経ってもお受け取りにお越しいただけない場合があったりします。
ある程度の期間が経てば、コチラからお客さん宛にメールで「店頭でお受け取りというコトでレコードをお取り置きしていますが、いつ頃ご来店でしょうか?もし、ご都合がわるければ、通販にてお送りすることに変更も可能ですのでご連絡お願いします」という内容の内容のご返事を頂けるのですが、何度メールを送ってもウンともスンともご返事のメールを頂けない場合があります。
タブン、当方からのメールは、読んでみていると思うのですが、ナンダか気まずい雰囲気になっているのかご返事をいただけないんですよね・・・。
お取り置きしているレコードは、まだもうちょっと置いておいた方がいいのか、それともお取り置きをキャンセルとしてイイのか・・・どうすればいいんだろう・・・お客さんはどうして欲しいんだろう・・・なんてコトを思うんですよ。
お取り置きのレコードに対してのご連絡を頂けるのでしたらイロイロと対応が出来るのですが、連絡自体がとれないのでどうしたらいいのかってなるんですよね。
メールじゃご返事がもらえないので、お客さんのケータイに直接電話したりすると留守電になったりします。
で一応、「お取り置きされているレコードなのですが、どうしますか?」ってメッセージを残します。
だけど、ご返事の電話を頂けない場合が多いです。
ご返事いただけない理由もそれとなく解っているんですよね、実は・・・。

タブン、当初は欲しいレコードが見つかったと思って取り置きをしたんだけど、それから時間が経ってそのレコードを手に入れたいという気持ちに変化があったんだと思うのです。
オイラにも経験があるんだけど、レコードってお取り置きするコトによってナンだか擬似的にもう自分のモノになった気になるフシがあるんじゃないかと思うんです。
そのレコードが手元にナイだけで、とりあえず確保は出来ているので焦って手に入れなくてもイイみたいな感覚になるみたいな感じです。
でも、実際は、お会計をしていないので全然自分のモノではないのですけど、そういったコトってアタマでは理解出来ているのですが気分的にそうではなくってもう半分、自分が押さえているレコードだっていう気持ちになるんじゃないのかな・・・。
そこで、お店からの「お取り置きのレコードのコトなのですが・・・」って連絡があると半分もう自分のモノのような感覚も相まって、当初思っていた「このレコードを手に入れたい」っていう強い欲求が、時間と共に萎えてきてしまうんじゃないかなって思うんです。
だけど、「もう要りません・・・キャンセルお願いします」っていうのもナンだか気まずいし、どうしよう・・・ヤだな・・・って気持ちがあって連絡が途絶えてしまうんじゃないのかな・・・。

こういうコトを想像したり、お客さんとのやり取りが途絶えたりするコトを今まで何度も経験しているのですが、その度に複雑な気持ちになるんですよ。
お店としてお客さんの都合に併せて良かれと思ってしたレコードのお取り置きなのですが、最終的には取り置きを受け取らなきゃいけないという義務というかプレッシャーみたいなモノを押しつけてしまっているのかなぁ・・・なんて思うんですよ。
で結局、お取り置きを受け取っていただけなかったお客さんは、当店でレコードを買うコトに対して気まずい雰囲気になってそれっきりでもうウチのお店でレコードを買ってもらえなくなる・・・みたいなね。
コレって、お店にとっては最悪のシナリオですよ。
ホント、毎回こんなコトを悩んでいるのですよ・・・。
こういう場合って一体、どうしたらいいんでしょうね・・・悩むなぁ・・・。


オイラが毎回、毎回、この受け取っていただけないお取り置きのレコードのコトで悩んでいるのを見て、スタッフは
「そんなに深刻に悩まなくてもイイんじゃないの?」って言います。
「え〜ナンで?コレがキッカケでもうウチでレコード買ってくれなくなるかもしれないよ?」というと
「でも、お客さんに受け取る気がないのなら、キミが悩んでも仕方ないんじゃないの・・・」って。
それに「お受け取りしていただける期限が来たら、もっと事務的にキャンセル扱いにして処理すればイイんじゃないの?それで、本当に欲しかったら、また注文してくれるんじゃないの?」
「ホントにそうなのかな・・・。」って、それでまた悩むのでした。



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レコードが捨てられちゃったり、レコードがたくさん入荷したり・・・。

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■家族からの理解は、やっぱりムツカシイ・・・
つい先日、当店にレコードの買取依頼をして頂いたお客さんのハナシです。
当店へ800枚程のレコードをお持ち込みいただきました。
「もうレコードを聴くのやめちゃうのですか?」って訊いてみました。
「時間がある時に好きな曲をゆっくり聴いてみたいと思っていたけど、ターンテーブルやらスピーカーを奥さんに捨てられちゃってもう聴くコトが出来ないんですよ・・・」とのコト。
何でも、今日持って来たレコードの倍位の枚数をコレクションとして持っていたけど、それも奥さんにゴミとして捨てられたって言ってました。
まとめると、
ターンテーブル2台
レコード800枚程
アンプやらスピーカーなどのオーディオ機材一式
を、黙ってゴミ日に捨てられたそうです。

思わずそのハナシを訊いてア然してしまいました。
持っていたコレクションは、80年代中頃から90年代中盤のHIP HOP / R&Bでした。
ゴミとして捨てられちゃったレコードの中にはイイのも入っていたハズです・・・。
で今回は、何とか残っていたレコードもお子さんの勉強机を部屋に置くためにスペースの都合上、手放さなきゃイケナイ事情になったとのコトです。
今までイロイロなお客さんからレコードにまつわる家族との軋轢を何度となく聞きましたが、レコード800枚にオーディオ機器一式を捨てられちゃったというの最大級のダメージだと思います。
「オキノドクニ・・・」ってコトしか言えませんでした。
なんていうか正直、奥さんの気持ちも解らないわけではナイのですけどね。
頻繁にダンナさんが、楽しそうに部屋でレコードを聴いている姿を見ていたら大切にしているモノを捨てたりしないと思うんですよ。
タブン、もう何年もレコードを聴いていなかったり、オーディオやレコードが何年も押し入れの中にしまい込んだあったりすると
「あ〜もうレコード、聴かないみたいだし、要らないのね・・・」ってなってしまうんじゃないかな。
女性ってこういうトコロが、ものスゴク合理的な発想になる部分もあったりしますからね。
「レコードを聴かないんだったら捨てちゃうよ?」ってダンナさんに声をかけると絶対に
「何言ってるの?聴くよ!絶対捨てちゃダメだよ!」って返事が返ってくるのが当たり前だしね。
それなら、黙って知らないうちに捨てちゃおうってなるのかも知れません。
押し入れに入っていたレコードやオーディオ機材がなくなったのに気がついた時には、既に遅し・・・って感じです。
おぉぉぉ〜コワイ・・・。
だけど、ホントにレコードの存在って家族から理解を得るのは、タイヘンなんだなって改めて思いました。


■店中、レコードだらけになっちゃいました
最近、お店の方針として今までより仕入れを充実させようってコトになりました。
まぁ、店的にポジティブな考えでそうしようと相談して決めたのはイイのですが、最近アル問題が・・・
仕入れし過ぎて、レコードを置く場所がなくなってきそうです。(泣)
レコードとスペースの問題に関しては、nextでは永遠のテーマなのですが、昨年までは入荷したレコードが一時的に満載になるコトはあっても、比較的早い段階で解消出来ていました。
しかしながら、積極的な仕入れを始めてからスペースの問題が徐々に気になってきました。
今も、ストックのレコード棚の前にうず高くダンボールに入ったままのレコードが積み上がっている状態です。
こんな状態なんだけど、海外からドデカいダンボールから小さなダンボールまでホボ毎日何個も届く上に、イレギュラーな買取も数百枚単位で連日、突然入って来たりするので処理しきれなくなりそうな状態です。
まぁ、何とか今はそんな状況でも凌いでますが、来週には、2000枚のコレクションが店に入る予定ですのでコレが来るとマジでヤバイです・・・。
「レコードがナイよ・・・どうしよう・・・」っていう悩みからすれば、レコードがドッカンドッカン毎日入荷するっていうのは、とても良いコトなのですが置き場所ですよね〜問題は。
本当のコトを言えば、売り場スペースにはストックのレコードとかは、絶対に置かずに全てスタッフが居るべきカウンターの中で収めたいんですよ。
だけど、nextの店頭に来た人なら知っていると思いますが、入り口から入っていきなりもうダンボールが積み重なっている状態ですからね。
新入荷コーナーのエサ箱の前にも未整理のレコードがダンボールの中に入ったままだし、カウンターの中も足の踏み場もナイくらいダンボール箱だらけだし・・・。
それに、商品化されていないレコードが増えてくると焦るんですよ・・・。
お店では仕入れるために、お金をレコードに替えているワケですが、本来であればそれを商品化して販売してイクことで、また次の仕入れの資金にしたりするのですが、商品化されないでダンボールの中に入ったままだとそのサイクルが停滞してしまうのですよ。
新譜のレコードであれば、登録したバーコードとかで「ピッ!ピッ!ピッ!」とやって比較的カンタンに在庫管理出来るのですが、コンディションがそれぞれ違う中古はなかなかそうはいきません。
どうしても商品化に時間がかかるのです。
かといって、全てのレコードを商品化するまで一旦仕入れをストップするワケにもいかないですしね・・・。
レコードが毎日入荷されるのは嬉しいのですが、なかなか悩ましい問題でもあります・・・。


奥さんにレコードを捨てられちゃったお客さんも、レコードが入ったダンボールがたくさんあって整理しきれず困っている当店の事情も、元をただせばスペースの問題なんですよね。
今より、広いスペースがあれば全て解決出来るって思うのですが、そうなるとまたそのスペースに併せてレコードが増えてしまって再び「狭い!レコードを置く場所がナイ!」ってなるような気がします。

先日、店のスタッフと「一度、お店の在庫を全部、売り切ってリセットしたいね・・・」ってハナシをしていました。
ドコかの大金持ちが、店にやってきて「お〜このレコード、全部買いますいよ!」って在庫のレコードを全て売っちゃうっていう妄想をしていました(笑)
その時、「nextの在庫のレコードを全部でいくらになるの?」っていう話題で盛り上がっりました。
「定価ベースでみれば、2000万円くらい?」「イヤ!3000万円にはなるハズだ!」なんてね。
あ〜誰か、店の在庫を全部買い切ってくれないかな・・・。
だけど、そのお金持って買い付けに行ってまたレコードを仕入れまくるだけなんですけどねw






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レコードのクリーニング(パック編)

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つい先日、オーストラリアからレコード関連グッズの売り込みのおっちゃんが店に来ました。
何でも、画期的なレコードクリーナーを開発したのでゼヒ、試して欲しいってモノスゴイ意気込みで英語でまくし立ててちょっとビビりました w
その名は、Record Revirginizer!


まぁ、早い話がレコードのパックですよ。
ジェル状のクリーナーを音溝全面に塗りつけて、乾いたところでそれをペリペリとめくることによって、音溝深くに入り込んだマイクロダストやカビなんかを根こそぎ剥がしてクリアな音を再現するというタイプのクリーナーです。
何でも、おっちゃん曰く、研究開発に4年の歳月を費やして商品化したって鼻息荒く説明してくれました。
この動画を一緒におっちゃんと見たのですが、見終わった後のドヤ顔は相当なモノでした・・・w
外人もドヤ顔ってするんだな〜ってちょっと可笑しかったです。

今まで、レコードのクリーニング方法に関してはこのブログでも何度か紹介してきました。
関連のエントリーはコチラ




実は、このレコードをジェル状の液体でパックして音溝に入ったヨゴレを引っぺがすやり方って、一部の人の間では、もうずいぶん前から知られているやり方なんです。
おっちゃんは、研究開発に4年も費やしてようやく商品化にこぎ着けたって自慢気にいうモンだから、水を指すみたいで言えなかったんですけどね〜。
オイラの知っているやり方は、専用の粘着性のあるジェルとかを使うんじゃなくって代用品を使うやり方ですけどね。
ジェル状のモノで粘着性があって乾くと硬化するモノで、しかも、レコードの盤面にダメージを与えることなく出来るモノ・・・。
何だと思います? 実は、木工用ボンドなんですよ。
おっちゃんに「ゼヒ、動画を見てくれ!素晴らしいクリーナーだ!」って言われて黙って見てたんですけどね。
「ナンダ、コレ?木工用ボンドでやるパックとまるっきり一緒じゃないの・・・」って思っちゃいました。
オマケに端っこ部分を剥がしやすくセロテープでとめて剥がしシロを作るっていうトコロまで一緒でした。
おっちゃんは、「私が開発した」みたいに自信満々の様子でしたけど、もしかしてどっかで見聞きしたパクリなアイデアかもしれないですよね〜w
「そのやり方は知ってるよ」って言わずに「スゴイね!」って一応、ヨイショしておきました。
折角、オーストラリアからわざわざ営業で日本に来て、しかも右も左も判らない日本で飛び込み営業するという見上げた根性に対して多少なりのリスペクトも感じるしね。

で、「このレコードクリーナーは、いくらするの?」って訊いてみました。
「君に卸す価格は、2500円で君がお客さんに売る定価は、5000円だ」って言っていました。
1本5000円・・・ちょっと高くないか?それって・・・率直に感じたんだけど・・・。
続けて「12本入りの1ダースが1ロットの販売になる」とのご説明。
卸値1ダースで30000円でしょ?しかもオーストラリアから送る送料も当然かかるでしょ・・・説明を聞いただけで
「売れなさそう・・・」って思ってしまいました。

確かに、このレコードをパックして汚れやダストをとるやり方って結構効果あるんですよ。
盤の一面が、カビだらけになっているレコードや、一見して見た目はキレイだけど、チリチリ・・・チリチリ・・・とダストノイズが出る盤は、劇的にクリーンな音になるのは本当です。
しかし、問題点があるのは事実です。
それは、木工用ボンドを乾燥させる為に要する時間が長いコトです。
ちなみにオイラが使っていた木工用ボンドでは、完全乾燥までに5〜6時間かかっていました。
(おっちゃんのレコード用パッククリーナーは、乾燥に4時間かかるっていってました。)
片面に5〜6時間、両面すると10〜12時間・・・。
即乾性の木工用ボンドならもう少し早いのかな・・・? だけど結構厚塗りしなきゃいけないのでそれでも乾くのに結構時間がかかると思うんですけどね。
それに、木工用ボンドを塗ったパック中のレコードの置き場所にも結構困るんです。
木工用ボンドを塗りたくったレコードが塗布面を上にしてアチラコチラに置いてあるとやっぱり危険ですよ w
以前、店でパックしていたときも営業時間中はさすがに困るので店の営業時間外の夜にパックして次の日の営業開始前に片面のクリーニングを終わって、その日の夜にもう片面をパックして・・・ってやっていて1枚をクリーニングするのに延べ2日を要していたんですよ。
こちらは、毎週何百枚ものレコードをクリーニングしなきゃいけない身なので、1枚のレコードのクリーニングにそんなに時間をかけられないですからね。
やはり、時間を優先するとこれはなかなか現実的にはキビシイなということで当店では、木工用ボンドによるレコードのパックは、行われなくなりました。
もっぱら、洗浄&ターンテーブルによる音溝トレースがメインのクリーニングになりました。


「木工用ボンドによるレコードのパックをゼヒ、試してみたい!」という人はコチラの人が詳しく解説してくれていますので参考にしてください。
アナログレコードの木工用ボンドパック
(あくまでも自己責任で行ってくださいね)
まぁ〜特に注意するところは、木工用ボンドを盤面に塗るときは均一に厚塗りしてください。ボンドをケチって薄く塗ると失敗しますよ。
薄く塗ると、乾燥して乾いたボンドを剥がすときキレイに剥がれないで盤面にボンドが残るんですよ。
ボンドの剥がし残しをキレイに除去するには、結構労力がかかります。

オーストラリアから来たおっちゃんのレコード用パッククリーナーは、はたして売れるのでしょうか・・・?
ホームセンターでは、1kgの大きなポリ缶に入った木工用ボンドが1000円くらいで売ってますからね。



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レコード好きな人の複雑な心境

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お店に来ていただいているお客さんの様子を見ていると、多くの方が単純に欲しいモノだけを買うというコトだけでなく、レコードを買う時ってホントにイロイロとココロの葛藤があったりするんだなぁっていうのがよく分かります。
はじめは、なんかイイレコードあるかなぁってスゴくシンプルな動機でお店に来ていただいているんだけど、アレコレと気になるレコードを試聴したりオススメを聴いてみたり、前から欲しかったレコードが見つかったりすると、本来なら単純に「ヤッター!ラッキー!」ってなると思うトコロなんですが、気になるレコードがたくさん見つかると複雑な気持ちになるようです。

エサ箱を見ていて「コレは!」っていうのも出てくるし、ウチのスタッフがレコメンドした曲にビビビって来るコトもあるし、探しているリストをスタッフに見せると、店頭にまだ出していないストックのレコード箱から次々と出てくるし、とりあえずキープとしている欲しいレコードが次々積み上がってイクとというのは嬉しい反面、どうしようって気持ちも出てくるんでしょうね。

はじめに店に入った時には、軽い気持ちでお店に来ているので、まさか欲しいレコードがドバドバ出てくるなんて思ってないから、「今日は、ガッツリとレコード買ってやるぞ!」なんて心構えなんてありませんからね。
で、とりあえず全部でおイクラになるのか計算してみると、ン万円とかなってしまって「ン〜どうしよう・・・」って気持ちになる様ですね。
そういうお客さんの様子を見ているとホントに気持ちの揺れ動き方とかココロの葛藤がスゴく伝わってきます。
まさか、今日そんなに大量のレコード買おうって気持ちもなかったから、その中で本当に欲しいレコードのセレクトを試みます。
積み上がったキープのレコードを、このレコードは買いか、見送りかって右や左に仕分けて選ぶ様子をレコード屋ではよく見かけますよね。
でも、何回も見直してもなかなか枚数を減らせない人が多いみたいです。
明らかに懐具合の都合で物理的に購入が難しい人は、はじめの段階でそれだけたくさんの買おうと思ってる候補のレコードを選ぶコトはしないのですが、ある程度懐具合に余裕がある人はまた別の理由でセレクトしていますしね。
「趣味にこんなにつぎ込んでもイイのかな・・・」とか、「計画性ナシにナン万円も買っちゃっていいのかな・・・」はたまた「こんなにレコード買って嫁さんにバレると怒られるかも・・・?」なんて自制心が起きるようです。
一応、買うレコード、今回は見送るレコードをセレクトし終わって再計算しても、全然金額が減ってないコトもよくあります。
全体の総合計から価格の安いレコードを数枚減らしても買うレコードの中に数枚入っているレアで高額なレコードが総額を押し上げているので金額が思ったより減らないんですよ。
そういった時は、もう一度試聴し直して仕切り直すコトを試みる人も多いですね。
だけど、もともと積み上がっているレコードって自分の感性に響いた曲ばかりだから、何回聴いてもイイ曲はイイ曲なんですよね・・・。
自分が選んだレコードの中で、コレは何点、アレは何点なんてイイ曲順にランキングなんてつけれないですしね。
やはり、購入金額をグッと押し下げるのは、ある程度値のはるレアなタイトルだったりします。
じゃあ、それらを見送りコーナーに入れると、次はいつ巡り会えるか分からないという実状もわかってるんです。
今までにも長いレコード購入歴においてこのパターンで何度もイタイめにあってますからね。
一旦、見送りコーナーにそのレコードをいれても考え直して、やはり買いコーナーに復活ってコトになるようですね。

店頭に立っていると購入を悩んでいるお客さんに「このレコードってまだ何枚か在庫ありますか?」とか、「よく入荷しますか?」なんてコトもよく訊かれるんですよ。
自分の基準では、セレクトするのが難しいのでお店の在庫や入荷状況をモノサシにしてセレクトするための参考にしようって気持ちのようです。
まあ、レコードの値段がある一定の入手のし易さの基準になっているようなイメージがあるのですが、コレも意外とそんなにカンタンなハナシでもなかったりしますしね。
価格が安いレコードが必ずしもカンタンに手に入るというワケではナイという悩ましい事情もあったりしますし。
値段が安くても小さなレーベルからリリースされているレコードは、大手レーベルのレコードに比べてプレスの枚数が絶対的に少なかったりするので、価格が絶対的な入手のし易さではナイんですよね。
また、欲しいと思うレコードに一期一会の出会いみたいな感覚を感じるお客さんもいたりしますしね。
コレは、全然自分が知らなかった曲をレコ屋スタッフのレコメンドで知った時なんかよく思われるようです。
なんていうか初めて聴いた曲でも瞬時にその曲の良さを感じ取れるような感性の豊かな人や感覚の鋭い人はとかは、直感的にそう思うようですね。

結果なんからの方法で購入を見送らなきゃイケないので最終的には、コンディションをいつもより厳しめにみたりとか、ジャケの状態がイマイチかも・・・とか、なんだか購入を諦めるための理由付けを探したりしているような感じになっちゃうみたいな時もあるようです。


店頭やサイト上でしばらく売れていないレコードが、ある日売れてしまったりすると電話がかかってきて「アレありますか?」なんてお問い合わせがよくあります。
「すいません。つい先日売り切れてしまいました」とお伝えすると「そうなんですか・・・買おうと思っていたんですけどね・・・」なんてコトをホント、よく言われるんですよね。
タブン、在庫があるときは「どうしようかな〜」なんて悩んでいたり購入に踏み切れなかったりしているのですが、それが売り切れてしまうと「やっぱり、買っときゃよかった・・・」って気持ちになるみたいですね。
売り切れてしまうことが、購入を決断するキッカケになるって言うのもなんだかヘンなカンジなのですがよく解りますよ・・・その気持ち・・・。
マニア心って単純じゃないですよね〜。ホントに・・・。





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外人さんにレコード屋を紹介出来ない

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ちょくちょくこのブログでも書いてるコトなんですが、ココ最近、マジで外人さんがお店によく来ます。
確かに、レコードに興味なんてない観光客も多いのですが、エサ箱を片っ端からチェックしていく本気モードの外人さんも多いです。
で、毎度のように「どこから来たの?」とか、「地元のレコードショップはどう?」なんてコトを訊いたりします。
ひと通りハナシが落ち着くと
「他にいいレコードショップないかな?」
っていうコトをよく訊かれます。
ウチでレコードを買ってくれた外人さんもウチの店とはジャンル違いのレコードを探している外人さんも同じ様に「レコード店紹介してよ」って訊いてきます。
で、差しさわりのない程度にディスクユニオンさんやレコファンさんを紹介するのですが、大抵の外人さんは、
「そこは、もう行ったよ・・・」という返事が返ってくるんです。
それを聞くとちょっともう返事に困るんですよね。
と言うのも、マジでもう紹介してあげられるレコードショップが渋谷にナイんですよ・・・orz
一時期は世界で一番じゃないかと思うくらいのレコード屋やひしめきあっている密集地だった渋谷なのですが、ご存知の通り閉店しまくって今じゃもうホント数える位のお店しかない状態です。
オイラもイメージ的には、そうは言ってもまだまだレコード屋が多いって感じがしていたのですけどね〜実際はショボいものです。
例えば、一階にDMRの入っているビルには、多い時は十軒以上もの様々なレコード屋が入っていたのですけどね。
今は、オイラの記憶では憶えているレコード屋はすべて閉店してしまっているようです。
ホント、パッと出てくるレコード屋ってディスクユニオンさん、レコファンさん、お向かいのフェイスレコードさん・・・くらいなんじゃないかな・・・。
まだあるかな・・・ってイロイロ考えて見るのですが・・・残念ながら出てきません。
逆に閉店したレコード屋の名前は、アノ店コノ店と現存しているレコード屋以上にスラスラ出てくるのがちょっと寂しいカンジがするくらいです。

先日、来店してくれたオーストラリアからの外人さんは、5〜6年前に渋谷にレコードを買いに訪れた友達に
「めちゃめちゃレコード屋がたくさんあってイッパイレコードが買えたよ!ヤバイよ、あの街は!」
って言われて期待マンマンで渋谷に来たんだけど・・・(しかもハネムーンで)
なんて言ってたのですが、今の状況を知って残念がってました。
確かに5〜6年間ならまだまだたくさんレコード屋は、アチラコチラにあってイッパイ買えたかも知れないですけどね。
で、「あなたの国は、どう?レコードショップはあるの?」って訊くと、
「一軒もナイよ、全部クローズしたよ」って・・・イヤもうホント、セイムですよ・・・日本も・・・。ってハナシになります。
オイラもよくTwitterで、「外人さんの来店が多いよ」って何度かつぶやいているのですが、日によっては、来店してくれるお客さんの数が日本人より外人さんの方が多い時もあるくらいですからね。
ナンでココ最近、急に外国からのお客さんが増えたのでしょうね。
一時期に比べたら落ち着いたとは言え、まだまだ円高ですし、アナログレコードが特別流行っているワケではナイし、状況的には決してイイとは言えないのにね。
そんな状況なのに多くの外人さんが渋谷にレコードを求めてやって来るっていうのもナンだかへんなハナシです。
ココ数年間の間に急に外人さんが増えた印象があるので、ナンか理由があるんでしょうね、タブン・・・。
有名なレコード好きなブロガーが、「渋谷にはレコード屋がたくさんあるぞ」とか書いてあったり、ロンリープラネットとかガイドブックに紹介されていたりとかさ。
そういうコトでもないと説明がつかないホド、多いですからね。
渋谷ってヒトコトで言ってもまあまあ広いのですが、ウチの店もそうなんですが渋谷の中でもかなり端っこというか中心から外れに位置しているワケです。
外人さんさんが訪れる観光スポット的には、どマイナーな場所でもあります。というか渋谷の中でもサイハテみたいな場所ですよ、マジで。マンハッタンレコードより先なんてもう全く何もないですからね。
そんなトコロにナンで外人さんが訪れるのかマジで解りません。ヤッパ、ナンかあるんでしょうね理由が・・・タブン。

だけど、外人さんから出てくる情報ってオイラからするとナンだか古いんですよね。
いまだに、「CISCOレコードは、ドコにあるのか?」とか、「MR. BONGOは、ドコにあるの?」なんて訊かれますからね。
一体いつの情報なんだろう?ソレって・・・思うくらいです。
「TOKYO RECORDS STORES」ってGoogleで検索したらその名もズバリ「TOKYO RECORDS STORES」ってサイトが上位にヒットするのですが、紹介されているレコードストアを見てみると・・・もう閉店しちゃったお店ばかりというお粗末な内容でした。
外人さん、みんなコレみているのかな・・・?

しかし、これだけ毎日のようにアメリカやヨーロッパ、オーストラリア、はたまた南米とかから外人さんが訪れるのですが、ネット経由ではそれ程注文は多くないっていうのもナンだか納得いかないんですよ・・・。
実際とは若干情報にズレがあるものの東京の渋谷にレコード屋が結構あるみたいって知っているんだったらマズ、Webでチェックしてみると思うんだけどね〜。
たま〜に注文があるくらいでそれ程多くないから、外人さんからのネット経由の注文にはまた別の違った理由があるんでしょうね。


PREMIERE / NO DIGGITY
PREMIERE / NO DIGGITY の試聴
next recordsのサイトでPREMIEREのレコードを探してみる
ちなみに、紹介しているこのレコード、ナゼかヨーロッパの人達に人気です。
もう、ヨーロッパ諸国にナン枚発送したか判らないくらいです。

ここ連日は、新しくオープンしたテナントビル「渋谷ヒカリエ」の話題でテレビのワイドショーは超盛り上がりですね〜。
レコード好きには、まったくカンケーのない話題だし、オイラも全然興味ナイのですけどね。
だけど、ナンにせよ渋谷って街がこうやって再び注目されるっていうコトはイイことなのかな・・・。
ん〜いや〜あんまりカンケーないな・・・。




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開設日: 2005/4/7(木)


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