質改善プロジェクト講演スライド(その7 最終回)
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(その6)http://blogs.yahoo.co.jp/nicu_sp25/10206492.htmlの続き,最終回です。
●これが今回のプロジェクトのロゴになります。臨床医として少し
違和感があったのも正直なところですが,NICUの診療とチーム体制を
よりよくする。。。そのことが少しでも多くの赤ちゃんとご家族をよりよい
状況で救えるようになれればとの願いを込めてのINTACTプロジェクトという
別名としました。多くの皆様に,この旗の下に集って,地域や施設を越えて
一緒にがんばれればと思っています。
●以上はプロジェクトの参加のメリットとデメリットを少し考えて掲載しました。
もちろん,ただでさえ,過重労働気味の日本のNICUでこういう取り組みとその
雑務自体が負担になるというご批判やご不安もごもっともだと思っています。
無理強いするプロジェクトだとも思っていません。
また,下記はこのプロジェクトに関わってこの1年間で自分自身が気づいたことや
感じたことや過去を振り返っての反省などを最後に3枚のスライドにのせさせてもらいました。
●自分自身も最初にこのプロジェクトに参加することに面倒さを感じた気持ちもありました。 質改善戦略のコンセプトを学ぶにつれて以上のようなことを思うようになりました。
現状維持を望んでいる,向上を目指さないチームに人は楽しく集うだろうか?
向上を目指すチームは大変でもやり甲斐があるかもしれないし,若者も集まってくれる,
ベテランも燃え尽きずにがんばれるかもしれないと思う気持ちになりました。
●質でなく,量に問題を求める。。。<人手不足>に原因を求めていいのだろうか? ということです。また,医師不足と言いながら今,どこのNICUもがんばれているのは
なぜか? それはそれぞれのnICUにチームがあるからではないでしょうか? 新生児科医
不足
でもそれを支えてくれている看護師さんや小児科,地域病院との連携などのそれぞれの チームがあるからなりたっているかもしれません。今あるチームの質改善を現実的に 考えることはどこのnICUでも今できることかも知れないと思ったりします。 また,人手不足を原因に求めても,人が増える見込みはどこもない今であり,医療の質を よくしたかったら,見込みのない人手不足の解消を目指すより,今居るメンバーの質と 雰囲気をよくしていく工夫が現実的で,そして,いい雰囲気のnICUになれば人もやめずに 人が集まるかもしれません。人手不足を嘆かず,今頑張ってくれている仲間達に感謝し, 今ある医療資源の中で医療の質を他施設連携との中で生み出そうとするこのプロジェクトを 活用してくださればと思います。 ●私自身の反省です。上司や同僚やリーダーや教授や学会などの自分以外のものの せいにしていても何も変わらない。。。管総理を責めるのは簡単だけど,じゃあどうする!
と代わりに計画を立てたり行動をしようとする人達が多いわけでもないでしょう。
誰かや何かを悪者にして批判して,何かをしたつもりになっていてはいけないような気がして
います。リーダー依存の組織では,誰がリーダーになっても大変だと思います。
各メンバーが目標に向かって自立的に動けるようになれば強いチームになるし,共通の目標を
もてるチームは強いと思います。<外>や<他者>を批判するだけでなく,自分のみつめ,
それぞれが出来る向上をみんなで目指していければと思っています。
●今回の質改善プロジェクトはみんなが利己主義にならず,利他の気持ちをもって
お互いに連携しあえば,自施設のNICUだけでなく,他のNICUの改善のために
協力し合えば,復興に担う赤ちゃんやご家族を守れるよりよいNICUや医療の未来に
メッセージを出せるのではないだろうかと願っています。
うまくいくか保証も確証もあるわけではないですが,多くの皆様と一緒に日本の
未来のnICUの質向上をめざしていければと願っています。
これでプロジェクト説明会での講演スライドのネット上再演を終了させていただきます。
最後までお読みいただいた皆様ありがとうございます。
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>誰かや何かを悪者にして批判して,
>何かをしたつもりになっていてはいけないような気がしています。
ずっと先生が仰ってきていることですね。
批判するより自分たちができることをしていくこと。
これは、NICUに限らず、医療に限らず、今の社会全体にも
私は声を大にして言いたいです。
自分のブログでも記事にしましたが、
批判だけしていて何も行動しなければ、何も変わらないですよね。
しかも、批判や意見もきちんと然るべきところに届けなければ
例えばブログやツイッターで批判していたって
ただの独り言でしかありません。
ネット社会でいつでもどこでも言葉が溢れていて、
批判も溢れているんだけれども、
じゃあ、実際、問題解決の為に動いている人は
どれだけいるんだろうって疑問に思う今日この頃です。
毎日、暑さも厳しいですが、どうぞご自愛くださいませ。
2011/7/15(金) 午後 7:20 [ sou ]
souさん,コメントありがとうございます。震災を経て,色々想うところがありますが,今はやれることを一つ一つやろうと想っています。本田先生とも話しましていますが,こういう時代だからこそ,利他の心や諦めない心,生命を大切に考える心を周産期医療から日本人に伝えるつもりも込めてNICUでふんばっていこうと想っています。今後ともお気軽にコメントお寄せくださいませ。コメントうれしく感じ,励まされました。最後まで読んでくださりありがとうございました。
2011/7/15(金) 午後 8:26 [ NICUサポートプロジェクト ]