相場戦略研究所

一言メッセージ :人生の裏街道をひそと歩んでいる職業相場師の独り言

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相場戦略研究所の独り言

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プロの単純な売買

 林輝太郎先生の「うねり取り入門」には
「プロは単純なミスが少ない売買をする」と書かれている。

 しかし、うねり取り=銘柄固定売買のプロは一般的にはどういうやり方をしているのか、一番知りたい所がはっきり書かれていない。
 利益を確保し続けるのが非常に難しいうねり取りにおいて、プロの単純でミスが少ない売買がどのようなものか知りたいと思うのは人情である。
「うねり取り入門」に成功したおばさん投資家やセミプロの話が多いのは入門書だからしかたがない。
 自分で考えることも大切だから、「ツナギ売買の実践」等、他の本も参考に推測してみた。

立花さんはプロだが売買法は単純とはいえない。
小豆相場の成功者立川さんの教えは「時期を待て」
安さんは売りの乗換を持ち技にしていた。p25
バカラさんはツナギ売りで生活している。
コストダウンはツナギの基本である
プロとして生活費を稼ぐに足る売買数は3万〜10万株。p285
プロは「ねばる」のと「休む」のが上手。p26
プロは指定銘柄のような一般的な銘柄を手がける。p25
プロの売買は利殖的である。
プロは小細工はしない。
プロは資金を減らす危険がある売買はしない。
秘密の小部屋の住人は売りの立場の人
同じアノマリーでも「三ヶ月周期」より
 「年末年始効果」「5月連休前後効果」のほうが強い。
プロはツナギ売りを一年に一回やる。p196
うねり取りの最終段階においてはツナギが決定的に重要である。p93
プロは「年末年始効果」を利用して12月、1月に買い、
 「5月連休前後効果」を利用して連休前後にツナギ売りを行って、
 その後の下げを取ることで1年から2年分の生活費を稼ぐ。(売りのテクニックp190)

 これらを基に推測すると、一般的なうねり取りのプロの単純な売買とは、
『年末年始に買って、5月連休前後にツナギ売り、買い戻しは次の年末年始。その繰り返しで、効率よく生活費を稼いでいる』 のではないかと思われる。

 つまり「年末年始効果」「5月連休前後効果」という期節周期・アノマリーを利用したツナギ売買である。 
プロは資力があるから現株を所有した上で「5月連休前後効果」を利用して連休前後にツナギ売りを行い、その後の下げ相場をじっくり取る。
必要に応じて「年末年始効果」を利用して11月〜1月に現株を買い増しする。
年に一度の、売りと買いの「時期を待って」いる。

 期節周期を利用した売買という点では小豆相場のうねり取りと同じであるが、小豆は現物を持つことは困難で、無理して品受けしても供用期限がある。
 現株は小豆と違って質落ちや目切れがないから安心して品渡しができるという利点があり、それを利用しない手はない。

 だから、3万〜10万株の現株を持って、その裏付けによって年に一度の高値の時期を待ってツナギ売りを行うというのが安全かつ合理的な正しい株の売買なのである。

 もし、現株を手放した場合、次の底近辺の安値でピラミッド型に3万〜10万株の買い玉を建て直さなければならない。
毎回うまくいくとは限らず、高値掴みで失敗する可能性もあるし、安値で予定の枚数を買えないこともある。

 また、売りのテクニックp190には、プロのドテン売り越しのやり方が詳しく解説されているが、恐らく利口なプロは複雑で、技に溺れてミスをする可能性のある「ツナギを利用したドテン」はやらないだろう。

 単純にツナギ売りを手仕舞いするだけで十分な生活費を稼げるから、「現株を売却していき、カラ売り玉を残して片張りで下げを取る」という危険を、あえて冒す必要はないからである。



  相場戦略研究所 http://kaz1910032-hp.hp.infoseek.co.jp/

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