5球スーパーラジオの組み立て(その6)
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中間周波トランスを確認します。
周波数変換部で得られた455kHzを増幅し、5球スーパーラジオの感度と選択度を決定する回路です。
このトランスの巻き線の確認は、テスターで導通があればそれでOKですが、これに加え、今回はコイルのインダクタンスも測定してみました。
中間周波トランスの回路図です。
中間周波増幅6BA6の入力側(6WC5の出力側)に
IFT−Aがあり、
出力側にIFT−Bがあります。
他の回路との接続点が
P,B,G,Eで示されています。
シャーシー上の2本のIFTです。
シャシー裏面の接続部分です。
左右の四角形がIFTの底面です。
P,B,G,Eが刻印されているので、これに配線します。
P:真空管のプレート
B:高圧電源
G:次段への出力
E:アース
シャーシー内が汚れていますが、長年の汚れは取れません。
IFT−Aです。増幅用です。
IFT−Bです。
検波用です。
シャックに一足お先に春が来ました。
IFTの測定結果です。
導通はOKで、直流抵抗値は4個のコイルとも13.8Ωでした。
IFTには一般的に同調コンデンサーとして100pFが内臓されています。
従って、インダクタンスの正確な測定には、このコンデンサーを取り外さなければなりませんが、ここでちょっと計算してみました。
インダクタンス測定器の測定周波数は1000Hzです。この周波数に対して、100pFは約1.6MΩの高抵抗になります。また、得られたインダクタンスで計算するとコイルのリアクタンスは7〜8Ωです。
極端に抵抗値の異なる部品が並列になっていますので、100pFを接続したままインダクタンスを測定しても影響はない、と判断しました。
AとBで、インダクタンスの相違がありますが、調整で両方とも455kHzに同調させます。
ちなみにIFT−BのP〜B間のインダクタンスと100pFの共振周波数を計算してみました。
結果は、454kHzとなりました。
次に、最後のコイル部品「出力トランス(OPT)」を確認しました。
出力管6AR5に接続されています。
OPTの実装状態。
狭いケース内でスピーカーと接触しないような位置に固定されています。
OPTも導通があれば
OKです。
インピーダンスは測定できないので、メーカーの言う値を信ずるだけです。
6AR5に250V加え、
負荷抵抗が7kΩの場合、3.2Wの出力(カタログ値)が得られます。
トランスは4W型です。
最後の最後に、スピーカーがボイスコイルで動作しますので、これもコイル部品ですから、
一応、確認します。
接続端子にテスターを接続すると、ガリガリと音が聞こえます。これでOKです。
ついでにその抵抗値を読み取ります。
インピーダンス3Ωのスピーカーですが、テスターの表示も3Ωになります。
OPT側は、こうはなりません。
デジタルテスターで測定してみました。
3Ωというのは、ボイスコイルのインピーダンスであって、その直流抵抗はゼロに近いだろうと思い勝ちですが、テスターで測定すると、インピーダンスと同じか少し低い抵抗値を示します。
16Ωのスピーカーでは、
16〜15Ωの値となります。
一度、お手元のスピーカでご確認を。
以上で、本キットのコイル類の確認を終了しました。次は、スイッチ類の確認を行います。
半田付け開始までには、まだまだ関所があります。乞うご期待。
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