若い時には見えていなくて、
ようやくこのトシになって見えてきたものたちに
押しつぶされる。
それでも、
見えてなかったものが見えるようになったことは、幸せといわねばならないのか?
涼しい顔で虫は殺せるのに
心の小さなひっかき傷にいつまでもグジグジとする。
こんな傷で自分が死んだりするわけでもないのに。
私が今までに切り捨ててきたものたちや
知らず知らずのうちに傷つけてきてしまった人たちは
(そんな人はいないと信じたいけど)
もがく私を見て今ごろ溜飲を下げているのだろうか。
タバコが嫌いな体質でよかった。
もし私が愛煙家なら、こんな夜は延々と吸い続けちゃうだろうから。
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