日曜日連載・極私的尾崎豊レビュー 何よりこれらの作品を10代で創った事が驚き
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2011.4.17
この様にインパクトのある歌詞ばかりが前面に出てしまって、
その本質がいまいち伝わっていないという曲は沢山あります。
たとえば『Scrambling Rock'n'Roll』という曲。サビの部分では…
♪自由になりたくないかい? 熱くなりたくはないかい?
自由になりたくないかい? 思う様に生きたくはないかい?
…と、そう問われれば若者なら『イエーイ!』と拳を振り上げたくなる様なアジテーションを
激しいロックンロールに乗せて語りかけてくるのですが、その後に続く歌詞は…
♪自由って一体なんだい? どうすりゃ自由になるかい?
自由って一体なんだい? 君は思う様に生きているかい?
…どうです。この無思慮にノリだけで拳を振り上げた輩に冷水を浴びせかける様な問いかけ。
この様にただ煽るだけじゃなく、その後にちゃんと物事の本質を見据えようとする
センシティブな視線があったからこそ、彼は若者の支持を得たんだと思います。
映像は88年、東京ドームの復活ライブのものですが、
この曲は10代の頃のパフォーマンスの方が
しっくりくるかもしれません。
特にドームライブの時のバンドは手堅過ぎるんだよなあ。
この曲はやっぱりハートオブクラクションver.がベストかも。
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