パラワン商売繁盛記
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建築ラッシュ(1)
多少でも先見の明のある者は、建材店では共倒れになる可能性がある、即ち儲からないということばかりに、電動工具類を専門にする販売店に変更した。
電動工具類は、勿論日本製品の品揃えとなる。
マキタ、日立、松下に三菱とサンヨー製品がズラ―と店頭ショウウィーンドーに飾られることになったのだ。
他の国では、ドイツのボッシュぐらいのモノ。
建設ラッシュ前のPPC市街地の店頭に並んでいた電動工具といえば、精々電動ドリル、丸ノコ、グラスカッタ―やチェーンソーぐらいのモノだったのだ。
それも、オリンピック店やアイコー店の独占販売状況だったのである。
それが新装開店の各店舗では、電動カンナや充電ドリルという日本では既に旧式となっているものの、此の地パラワンではまだまだ最新式で通る電動工具が店内処狭しと並べられるようになっていた。
その煽りを受けた古い建造物で、且つ旧式工具しか取り扱っていないアイコー店は、工具部門を閉鎖せざるを得ななくなってしまったのである。
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