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Loox P70TN:PCカーナビ環境構築

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基本的なソフト環境が整ってきたところで、いよいよナビ環境構築です。

常駐ソフトの具体的な削除内容や、環境設定を紹介して欲しいとリクエストが
ありましたが、それは次回にしたいと思います。m(_ _)m


まずは何と言ってもナビソフトです。

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これは相当古いソフトですが、数少ないPCカーナビソフトの中では
今でも総合的に見てNo.1との呼び声が高いソフトです。
3Dビューがカッコイイです。

ただ、車で本当にカーナビとして使う場合、細かい点で残念な所がいくつかあります。
しかしその欠点を補うツールがPCナビを愛する有志によって多数提供されていました。
(現在は入手困難です)

一つ目は、「Navicon3」です。
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これは横長のツールバー状態で使うもので、Navin'Youからでは
メニューを辿ったり、操作が面倒な設定も1クリックあるいは自動で
行えるというものです。
GPSの自動起動や別の地図ソフトとの連動、速度によって地図の縮尺を
自動切換えするなどの設定が行えます。
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そして、「TenKazboard」です。
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これはもともとキーボードでマウスをエミュレートするツールなのですが、
おまけの機能の方が非常に便利で愛用しています。
というのも、PCがAC電源からバッテリー駆動に切り替わったらWindowsを自動終了する機能を利用して、
車のエンジンを切ったらPCも電源OFFという素晴らしい事が実現できるのです。

私が使い始めた当時は、シャットダウン or ハイバネーションから動作を選択する機能しか無く、
使用していた日立のペンパソコン+WindowsMeではうまく動作しませんでした。
そこで掲示板(確か2CHのスレ)で作者の方に呼びかけて、「好きな外部プログラムを実行する」
という機能を付けて頂いたという、思い出深いソフトです。
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そして、このツールと並んで重要な役割を果たしているのが、「Jobcon」です。
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これはWindows上の操作をマクロで完全自動化してしまおうというツールです。
マクロの記述は非常に簡単なので、細分化されたツールの使い方を理解すれば
かなり細かい作業も自動化できます。
私の場合は、このツールでPC電源ON→Navin'Youが立ち上がったらマウスで細かいナビモードを
設定してフルスクリーンにするという通常の状態まで自動で行ったり、車のエンジンを切ったらGPSを停止し
音楽プレイヤーの再生レジュームをONして終了させ、各ツールを終了させてから休止モードへ移行、
というような動作を行わせています。
このツールによって、かなり専用ナビに近い使用感まで持っていけるような「気に」なれます。(笑)

あとは音楽プレイヤーですが、コレといった決め手のあるものはまだ見つかっていません。
最近はTenKazboardと同じ作者さんの「KMPlayer」を使っています。
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オービスの情報ファイルを登録しておくと、警告が出る時に音楽の音量を自動で下げてくれるのが
非常にありがたい機能です。


あとは、今回見つけて初めて試用している、「RideRunner」です。
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これは、PCを本家カーナビ専用機のようなインターフェースにしてしまうランチャーです。
これが使いこなせれば自己満足度が一気に上がるのですが、まだイマイチ理解できていません。
とりあえずRideRunnerからNavin'you起動でそれらしい画面にはなるのですが、
音楽再生機能などがイマイチわかり辛い&他のプレイヤーと競合しておかしな動作になります。
もう少しイジってみようと思います。
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こんな感じでだんだんと新しいPCカーナビ環境が整っていきます。
しかしこんな時期にやる気出したもんだから、完成しても車内が暑すぎて使えないとかいう
オチが待ってる予感(^^;)

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Loox P70TN:まずはソフト環境

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さて、新たなPCカーナビ環境を目指して買ったLoox Pですが、
まずはソフト環境を整えます。


オークションで手に入れた時は、リカバリDVDでリカバリした状態で
セキュリティソフトは入っていないため、まずはそこからです。

昔から色々なセキュリティソフトに手を付けて来ましたが、
最近使っているのはこの「AVG FREE-EDITION」です。

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このソフトはFREE-EDITIONなら無料で、検出力もそれなりにあります。
機能は限定されますが、対策していない状態とは大違いです。


そして次にファイル最適化ソフトです。

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「Executive Software Diskeeper」です。
これはWindows標準のデフラグでは出来ないスワップファイル(ページングファイル)の
デフラグを行ったり、スケジューリングしたりするソフトで、
昔のWindows使いの私には必携のソフトでした。
昔から不具合の噂もちらほら聞いていましたが、私の環境では今まで問題なく動いていて、
何となく習慣で使っているソフトです。
貧乏性なのでかなり古いバージョンを未だに使っています。(笑)

そして次は環境最適化ソフトです。


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「Glary Utilities」です。

これも人によっては不具合の原因となるソフトのようですが、
私はまだ不具合未経験のため(気づいていないだけかも?)、
ずっと使い続けています。
私が特に気に入っているのは、起動時に自動実行されているプログラムの
情報をリスト表示し、自動実行をON/OFFできる、
「スタートアップ管理」です。

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新しいPCの環境をセッティングするときや、Windowsを再インストールする時に
不要な常駐ソフトをOFFにするため使用しています。
これでかなり起動時の重さや、メモリ消費量を減らすことができます。
今回のLOOXでも、富士通純正の常駐ソフトや指紋認証ソフトなどを
オフにして、かなりスリムな状態にしています。


また、もうひとつ「プロセス管理」という機能もあり、これはタスクマネージャの
高機能版という感じのものです。

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これで見ると、どのプロセスのCPU占有率が高いか、メモリ使用量が多いかが分かります。

このLooxのセッティング中に、途中で何だか全体の動作が重くなったことがありました。
タスクマネージャのCPU使用率で見ると、何もしていないのに10%から50%に断続的に
上がっていたため、「プロセス管理」で調べたところどうやら「AVG」が犯人だということがわかりました。

ネットで調べたら同じ症状の方がいて、その方の解決事例どおりにAVGをアンインストール→インストールで
ウソのように直ってしまいました。いつの世も、先人の知恵とはありがたいものです。

そして次のソフトは「Acronis True Image Home」です。

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これはハードディスクのバックアップソフトで、HDDを丸ごとバックアップし、
ブート可能なDVDを作成してくれます。
パーティション単位やフォルダ単位でもバックアップできたり、きめ細かな設定が可能です。
私はいつもこれで環境を整えた状態のバックアップを取ってから、イジり倒すようにしています。

最後は「Win高速化 Classic」です。

http://www.geocities.jp/nobukz/img/20110618/06.jpg

これは「win_accelerator」と言った方がわかる方が多いかもしれません。
昔は「Win高速化XP+」と呼ばれていました。
新たに作り直して改名したそうで、レジストリを弄らないと調整できない設定を
簡単にON/OFFできるソフトです。

このソフトでも、Windowsの体感速度を上げることができます。
(※環境によっては不具合の出る恐れもあります。自己責任で使用してください。)


さて、こんな感じで環境が整えられていくわけです。
こういう事をやりだすと本当にキリがありません(笑)
やればやるほど、この新しいパートナーに愛着が沸いて来るというわけです。

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久々に趣味など

ふとネット巡回していたら急に欲しくなり、色々物色した挙句にオークションで落札してしまいました。
http://www.geocities.jp/nobukz/img/20110615/01.jpg

相当昔のパソコンですが、私がこれを選んだ理由は、

●タブレットPCである(タッチパネル)
●サイズが小さいこと(230mm x 165mm)
●そしてコレ↓
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液晶が回転して、キーボードが裏側へ隠れます。
さらに、縦型でも使えます。
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さて、こいつで何がしたいのかと言うと、
この記事です。
http://blogs.yahoo.co.jp/nobukz/43336446.html

もう3年前なんですねえ・・・・( ̄▽ ̄)。o0○しみじみ

衝動買いしたVAIOの液晶は未だに眠ったままです(笑)

しかしやっと、新しいPCカーナビ環境を構築する時がやってきたのだ!!!

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被災地ボランティア活動

昨日、福島県いわき市の勿来地区災害ボランンティア活動に参加してきました。

朝4時に出発し、現地には9時過ぎに到着しました。
http://www.geocities.jp/nobukz/img/20110516/01.jpg
http://www.geocities.jp/nobukz/img/20110516/02.jpg

既に参加者の車が多数あり、受付は始まっていました。
受付で住所・氏名などを記入し、ボランティア保険に加入したあと、
http://www.geocities.jp/nobukz/img/20110516/06.jpg

左腕に黄色いテープで名前と班を記入したものを巻いてもらいました。
そしてプレハブ内でオリエンテ−リング(注意事項や心構えなどの説明)を
行うのですが、私はたまたま中途半端なタイミングで班に参加してしまったため、
すでに説明は終了していました。
プレハブから出て簡単な説明のあと、直ぐにバスへ乗り込み出発しました。

作業場所はボランティア本部からバスで5分ほどで、鮫川という川の河川敷に
流れ込んだゴミなどを撤去する作業でした。
http://www.geocities.jp/nobukz/img/20110516/03.jpg
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木とプラスティック、カンや瓶などを分類しながら土手の方へ運ぶ作業ですが、
何もない平地にある流木やゴミの撤去を手前の方から行い、徐々に川の方へ
向かっていきました。
大変だったのは小さな林がある所で、ゴミや流木・ツタなどが林に絡み付き、
まだ水分もかなり残っているため、取るのに結構骨が折れました。

午前中、休憩1回を挟んで昼食を取ったあと、午後は増員して行いましたが、
完了しないまま活動時間を迎えてしまいました。

ちなみに午前と午後の活動終了後は、必ず長靴の洗浄と靴底の消毒と
手の洗浄、消毒・殺菌と「うがい」があり、最低限の衛生管理は行われていました。
http://www.geocities.jp/nobukz/img/20110516/04.jpg

5/20でこのボランティア本部は活動停止となるそうで、
最後に参加者の集合写真を撮りました。
身支度をして駐車場から出る時に、運営スタッフの方々
(恐らく全員)が出口に並んで
ボランティア参加者ひとりひとりに挨拶をしていました。

運営の方々は、常に明るい態度で皆に接し、
いつでも「ありがとうございます」を繰り返していました。
私はそれがボランティアの全てを表すものだと思いました。

(私見ですので、間違った解釈があるかもしれません)

ボランティアは、見返りを期待しないから成り立つのだと思います。
しかし、ボランティアを受ける側にとっては頼んでいないことかもしれませんし、
「ありがとう」と言えない人、言いたくない人もいるかもしれません。
人によって様々な考え方の人がいます。
ボランティアを行う人の中にも、様々な考え方の人がいるでしょう。
テレビで、「せっかく遠くから来たのに2時間しか作業できなかった」と
不満そうにインタビューを受けている人がいたり、個人で勝手に被災地へ
出向き、被災者を支援しようとする人もいるそうです。
このように、ボランティアを受ける側・行う側それぞれ意識統一が成されていない
間に立って、うまくボランティア活動を成り立たせていくのが運営の方々です。

奇麗事や精神論を語って皆を盛り上げるというやり方は、一歩間違えれば宗教的に
なってしまうし、かといって何か成功報酬のようなもの(やってよかったと思える
モノを渡す)ではボランティアでは無くなってしまいます。

つまり、ボランティアに来てくれる方々に出来る最高の心遣いが、
あの「ありがとう」なのだと思います。


ボランティアの方々の中には、「ありがとう」すら必要ないという人も
いるかもしれません。しかし、私を含め多くの人があの「ありがとう」で
やる気と達成感を得られたのも事実だと思います。

運営側もボランティアの方が殆どでしょうから、支援依頼内容と
人材の割振りや統括など、難しい問題を考えながらモチベーションを
維持するのは並大抵の精神力では難しいと思います。
そんな中で、あの明るい態度で「ありがとう」と言い続け、皆を奮い立たせて
くれた運営の方々には、驚嘆と尊敬の念しか浮かびません。
本当にありがとうございました。m(_ _)m

(※もし写真掲載および内容に問題があれば連絡ください。)


【●以上、レポートでした。ここから下はいつものグチ口に
なりますので興味の無い方は飛ばしてください(^^;)●】


私がボランティアに参加しようと思った理由は、ひと言で言うならば「自己満足」です。
私の中で献身的な意味合いや善意というものは非常に少ないと思います。というのも、
身内や親戚が震災で被害にあったわけでもなく、もともとボランティアというものに
参加したことが一度も無かったのです。
(あくまでも私個人の場合です。他の方のことを言っているのではありません)

今回の震災発生後、自分で体験したことやメディアからの情報、家庭や会社での
変化などを通じて、自分自身に気がついたことがありました。

私は家庭や会社で、色んな便利屋を演じていました。色々なアイデア・お得な情報を
調べてたり自分で考えたりして、周りに情報共有していました。会社でも、
次々と時代遅れの無理難題を突きつけてくる上司などに、「できない」とは言いたくないので
どうやったら可能かを模索して提案したり、関係ない部署の人に頼まれ、管理しやすくする
プログラムを家で作成したりしています。
嫌ならやらなければ良いのですが、私という人間の本質は、「頼られることが好き」なのでしょう。
要は、需要と供給のバランスが取れているわけです。ただし、喜んで何でもやるというわけではなく、
やる前後でグチグチと文句をたれます。これをやらないと気が収まらない上に、
依頼が激増してしまうのです(笑)。

私が問題にしたいのは、これほどの甚大な被害を受ける震災が起きたにも関わらず、私の周りの需要には
何の変化も無く、どれを取っても「個人的な欲望を満たすため」の依頼ばかりということです。

被災地で、必要とされている人的支援がまだあるならば、個人の欲望を満足させるよりも
災害復旧活動で満足感を得たほうがよっぽどいいんじゃないかと思ったのです。
また、もっと現場に近いところで震災の爪痕を実感して、家族や身近な人へもっと
正しい情報を自分で得て、何を優先するべきかを考えるように呼びかけたいという気持ちもありました。
(説得力を増すという安易な意味で)

被災地では未だ支援が必要な状況が続き、今後数年は続くと思われます。
自衛隊・消防・警察・地方公共団体の職員の方々も、本来の職務があるわけで、
災害復旧は職務のうちだと言われても人数には限りがあります。
雇用対策と抱き合わせればいいじゃないかと言う声もあり、実際に行われている所も
ありますが、問題は山積みだと思います。社会活動で一番お金が掛かるのは人件費だと
思いますが、就職できない人たちを被災地支援のために雇用する環境を整えるのには
義援金も国の災害復興費も全然足りないのだと思います。

結局のところ、ボランティアのマンパワーにも頼らざるを得ないのが現状だと思います。
(今後の課題は支援依頼に対していかに効率よくマンパワーを供給できるかだと思います)

こんな状況の中、私の周りを見るとガソリン不足でのスタンド行列から始まって
水の買いだめや野菜の風評被害など、情けない話ばかりです。
原子力発電所から200km以上も離れているところでこんなことをやっているのでは、
実際にここで震度6強の地震が来たらもう、団結・協力していれば助かるはずの命も
助からないのではと思ってしまいます。

「何かをやって欲しい」というのではありませんが、せめて被災地の人たちに見られても
恥ずかしくないような行動を心がけて欲しい、というのが私の気持ちです。
そういう意味で、なるべく現地の雰囲気がわかるように今回写真を載せてしまいました。
(※もし写真掲載および内容に問題があれば連絡ください。)

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東日本大震災

一昨日の地震ですが、未だに小さな余震が続き、気の抜けない状態が続いています。
地震には慣れていたつもりだったのですが、あの揺れは本当に現実離れしていて恐怖を感じました。

まだ震源地周辺各地では救出活動や復旧作業が行われています。
被災された方々のご無事を祈ります。


地震発生時、私は会社で仕事中でした。
2日前にも横揺れの弱い地震があったので、第1波の時は「また横揺れか」程度にしか
思いませんでした。

しかし次の揺れがあまりにも大きく、まっすぐ歩けないほどだったため、
現場の危険を感じ、まずは現場作業者のところへ走りました。

どこから鳴っているのか考える余裕もありませんでしたが、
工場内が「ゴゴゴゴ」と低い唸りをあげていました。

大きく揺れている通路を何とか走っていると、現場の照明が消え始め、
やがて全ての電気が消えました。今思えばまるで映画のワンシーンのような状況でしたが、
その時はよろめきながら
「もうダメかもしれない」と本気で恐怖を感じていました。

僅かな窓の光を頼りに作業者が多くいる場所に辿り着くと、
数十名の作業者がその場でうずくまり、恐怖に怯えていました。
「揺れがおさまった所でいったん工場の外へ出よう!」と私が叫んでも、
最初は誰もそこから動けませんでした。
その後直ぐ冷静になった人が同様の呼びかけをしてくれて、
何とか避難を始めました。

あとは人が残っていないか工場中を走り回って叫びました。半田フロー槽という
基板に半田付けする設備から高温状態(約250度)のハンダが漏れ、
床に散乱していましたが、担当責任者が最低限の安全を確認した上でブレーカーを切り
(すでに停電していた)、周りに人がいないことを確認して自身も避難しました。

1階を全て回り、2階に上がると天井から何かが崩れ落ちていたり、
消火器や棚が倒れていたりと、1階よりも見るからに危険な状況でした。
2階もすべて回りましたが、こちらは全員非難済みでした。

やっと外に出て部下の点呼を行い、全員無事を確認しました。
その後、やっとのことで家族に連絡を取り、家族全員の無事を確認しました。

ホッと一息ついたところで、他の部署を見回すと、まだ殆どの部署が点呼をとっていないばかりか、
作業者と一緒に雑談したり携帯電話で家族へ電話を掛けたりしていました。
私が部下を確認しているのを見て、ようやく自分の部下を探し始める始末です。
中には、部下のことなど最後まで全く気にしていないユニット長もいました。

今回の震災で改めてわかったことは、

●実際の被災時に生かせる避難訓練での成果は50%がいいところ

●避難訓練の成果発揮度合いと、社員の帰属意識は比例する

●避難訓練の成果発揮度合いと、会社組織の熟成度は比例する

ということです。
昔から「本番では、訓練以上の動きは出来ない」と言われ、いかに訓練が
重要か教えられてきました。今の会社に入ってからはそんなことを
言う人間がいなかったのですが、そのこと自体は気にしていませんでした。
しかし今回の避難で、どれだけ組織が未熟であるかを痛感させられました。

会社組織では、本人が望む望まない関係なく、上司が部下を守る責任があります。
それは職場環境や安全面、精神面など広い意味を含めています。
事業内容や組織形態によっては当てはまらないこともあるかもしれませんが、
少なくとも緊急時の避難直後は、まず上司が(あるい自衛消防隊に任命された
責任者が)各部署の点呼をとらなければ、全員の安全は確認できないし、
それにスピードが伴わなければ、最悪の事態も十分に起こり得るのです。

今回、「部下の安全を守る」ということを意識して自発的に点呼をとったのは
私が会社内を全て回った後、外に出てから私自身が始めたのが最初でした。

これは自分の自慢でも何でもありません。あきれて物も言えないくらい、
情けない話だから書いているのです。

この会社に入ってまだ3年で、ただの一部署の主任をやっている人間が出来ることを、
勤続年数10年〜20年以上の係長・課長・部長クラスが誰一人できないのです。
ましてや自衛消防隊に任命され、避難訓練も毎年2回やっている人たちも、
自分が成すべき任務を完全に忘れていました。訓練がただの形式的な意味しかなく、
実際に使えるようなものではなかったことが露呈しました。

会社の経営状態も何かと景気のせいにしがちですが、全ての根本原因は
こういった「組織としての未熟さ」に尽きるのでは無いかと思います。
へたにデカい親会社がバックにいると、いつまでも生殺し状態で
成長も淘汰もされず、無駄な浪費を続けるだけとなって活性化しないという
いい見本だと思います。


ところで今回もうひとつ感じたことですが、「安否の確認」についてです。
家族の安否は誰でも心配で、一刻も早く連絡を取りたいと思うのは
当然のことだと思います。

しかし、友人や知人はどうなのでしょうか?
今回のような緊急事態の時、通信回線が混雑して非常に繋がりにくくなっている状況で、
ましてや実際に被災地付近に家族がいたり、あるいは本人が被災地にいて
助けを求めるために携帯で連絡を取ろうとしている人がいる時に、

「友人・知人」の安否確認は、本当に必要なのでしょうか???

もちろん、中には家族がいない友人や知人で、自分が連絡しなければ
他に頼れる人がいないような境遇の人は例外です。

普通の仲の良い友人や、家族ぐるみで付き合いをしている子供つながりの知り合いなど、
仮に安否がわかったところで、何も状況が変わらない相手に対して
急いで安否の確認をする必要があるのでしょうか?

安否確認をしようとしている友人・知人にもそれぞれ家族がいて、
お互いが連絡を取ろうとしているはずです。その邪魔をしていると言っても
過言ではありません。

友人・知人として「無事を祈る」ことが、最も正しい行動だと私は思います。

付け加えるならば、各キャリアが提供している「災害伝言板」などの
サービスにお互いの無事を登録しておけば、それほど回線に負荷をかけずに
安否の確認だけは出来ます。

また、今回「地震による被害でGSから有害物質が漏れ、雨が降ったら被害が
かなりの範囲に広がる」とのメールが、チェーンメールとなりました。
子供の学校繋がりでカミさんの友人から2通来ており、他の友人も奥さんの方に
メールが来て、その奥さんはさらに親戚や他の友人に送信してしまったそうです。
こうした行為を、

●緊急時にしなくてはいけないこと or してはいけないことの

どちらに当てはまるかを冷静に考えて行動しないと、
言葉通り「緊急時」なので
誤った判断をした場合、すでに手遅れとなる可能性が非常に高いです。

そういった類のメールが来た場合、まず考えてください。
・今緊急時ですか?今送らなければ間に合わない情報ですか?
・その情報は、あなただけが知ることの出来た情報ですか?
・その情報の情報源はわかっていますか?また、本当の話か裏付けは取れていますか?
・これからあなたが情報を送ろうとしている相手は、あなたが送らなければ
 誰からも情報を得られない状態なのですか?


固定電話も、携帯電話も、インターネットもメールも、全て
「道を分け合って」使っています。
一斉に使えば混雑し、パンクすることが当たり前と認識しておく必要があります。

そういった知識や認識があれば、
緊急時、本当に必要としているのが「誰」なのか、
それを考えて譲り合えるのが、
古くからの「日本人」のすばらしい国民性だと
私は思っています。

震災の話とはズレてしまいますが、近隣の国では絶対に真似出来ない部分を
意識的に伸ばしていけば、
現状の不景気も払拭できるカギとなるような気がします。



明日は出勤ですが、恐らく設備の復旧で1日終わりそうです。いや、
1日じゃ終わらないかもしれません。
翌日の火曜から4日間、五反田に出張なんですが・・・・・。
中止かな???

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