白夜行
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東野圭吾の小説。白夜行。
ずいぶん前から、僕の周りで、「東野圭吾おもしろいから、読みなよー」という声があった。
女の子の声が多かったような気がする。
先日、とある知り合いで、やはり熱心なファンの方がいて借りたのだ。
でも、860ページもあるんだ。なかなかの分量だと思って、ひそかに読み切れるか心配だった。
結局、三日で読んじゃった。
めちゃくちゃ面白い。こりゃはまるわけですよ。
人間のダークな面というのがある。
解説で馳星周が「ノワール」と呼んでいたものかもしれない。
この社会は、絵にかいたような極悪人と善良な市民で成り立っているのではない。
どのような人間にも、暗い面と明るい面がマーブルしている。
運命というか偶然というか、そんなコントロール外の要素によって、避けがたく暗い底なし沼に落ちてゆく人間がいる。そんな底なし沼は、あちこちにあり、ひょっとしたら、僕も陥っていたかもしれない。もしかしたら、徐々に穴に向かっていたとして、誰かが警告してくれるのだろうか?だいたい自分で自覚できないかもしれない。
底なし沼の人間が、意外と身近にもいるかもしれない。いや、いるらしい。
とはいえ、ほとんどの人が犯罪に手を染めることはない。
そうして、夜を、永遠に太陽の昇らない夜を歩き続けることは、普通の人には無理だ。
この小説は、そんな夜を歩く主人公の話である。
ただそれは、「暗闇」ではなく、「白夜」なのだ。
雪穂の歩む「白夜」。
その凄惨で、悲しくも美しい、夜の世界。
「底なし沼」は、自分はまだはまってないとしても、やはり無縁ではない。
社会のヘリを注意深く歩む人たち。
僕もそのひとりなのだ。
雪穂の白夜は想像するしかない。
しかし、この小説を読むまで想像することすらできなかったのだ。
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★2010年11月4日(木)19:30 start チャージ 2000円
本郷 グー http://www.jazz-gout.com/ ギター 鈴木大輔 ピアノ 保坂修平 |


