『2/2(にぶんのに)』
2005年日本映画 105分
脚本・監督:伊藤秀裕 脚本:藤平久子 原作・主題歌:中島みゆき
出演:瀬戸朝香(上田莉花)、渡部篤郎(矢沢圭)、高島礼子(富岡彩子)、前田耕陽(編集者)、大窪汐里(少女時代の莉花)、大窪凪沙(莉花の妹・茉莉)、落合扶樹(少年時代の圭)、梓陽子、小名紫
人気イラストレーターの矢沢圭に原稿の描き直しを依頼に来た編集者の莉花は、圭にモデルを頼まれる。いつしか恋人同士となった二人だったが、莉花の中に別人格が現われはじめ、死にたがろうとする。
身の危険を感じた莉花は黙って独りベトナムへ旅立つ。
中島みゆきさん原作ということだけで観に行った作品。
正直、期待はしていなかった。なんせ中京テレビ35周年記念作品だし(笑)。
この作品は小説でも出ているが、その前に『夜会』という毎年恒例の舞台の一作として上演された。
観終わった後は、本当にこんな安っぽい物語をみゆきさんが書いたのかと疑問に感じてしまったが、ネット上で舞台のレビューなどを読む限り、元はもっと深い物語のようだ。
序盤はまだしも、莉花がベトナムへ行くあたりから結構しんどい。
そもそもなぜベトナムなのかが皆目分からないし、何か目的があって行くわけではないから興味が持続しない。
莉花には双子の妹がいたのだが、6歳の頃、湖の事故で死んでしまう。一人だけ助かった莉花はその記憶を閉じ込めて生きてきた。圭に出逢った頃からもう一人の自分が現われるのだが、それは幼い日の自分を救ったのが圭であったがために、記憶が呼び覚まされたということらしい。圭は圭で、もう一人の少女を救えなかったことを悔やんで生きてきた。
ラストでこういった過去が明らかにされるわけだが、湖に入っていく莉花を止めに圭が駆けつけても、ちっとも盛り上がらない。渡部篤郎さんはいつもの調子だし(笑)。
これなら3分から5分のみゆきさんの歌を聴いていた方が、よっぽどストーリー性があるし、感動できる。
それにしてもこの映画に関するレビューが少なすぎる。多分、このブログが一番充実しているかも(笑)。
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