京都の喫茶店
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一部で好評(笑)の「京都のラーメン屋」に続く第2弾。今回は京都の喫茶店を紹介しましょう。 なに言っとりゃーす、喫茶店といえば名古屋に決まっとるがねーという声も聞こえてきそうではあるが、今回紹介する店は日本全国を探してもそうそうは見つかるまいというぐらいインパクトがある。 店の名は「若王子」。「わかおうじ」と読んではいけない。フィリピンで誘拐された方とは何の関係もない。 正しくは「にゃくおうじ」。若王子とはその辺りの地名でもあり、ここから銀閣寺に至る道は哲学者・西田幾多郎が好んで散策したということで哲学の道とも呼ばれる。 その哲学の道の傍らにひっそりとたたずむ洋館。それが「若王子」だ。 経営者は俳優の栗塚旭(くりづか・あさひ)氏。え? 知らない? 映画『燃えよ剣』やドラマ『新選組血風録』で土方歳三を演じ、昨年の大河ドラマ『新選組!』では歳三の兄・土方為次郎を演じたその筋では非常に有名な方なのです。 写真では少々分かりにくいかも知れないが、手前が階段になっており、それを降りていくとそこはもう別世界。いかにも怪しげな建物が目の前にあるが、勇気を振り絞って扉を開けましょう。運が良ければ栗塚さんご本人が「いらっしゃいませ」と満面の笑顔で出迎えてくれる。その美声たるや、さすがは俳優だけあって店内に響き渡るほどよく通る。そこらへんの店のやる気のないバイトが発する「いらっしゃいませ」とは大きな違いだ。 おずおずと店内に足を踏み入れたはいいが、そこでまず目が点になる。店内には堆く山と積まれたガラクタ、もといアンティークな品の数々が。一体どこから入手してくるのか不明だが、訪れるたびにその数は増え、しまいには客席さえ占領してしまうほど。 もちろん、その後のオーダー取りも栗塚さん自ら行う。メニューはいたってシンプルでコーヒーとか紅茶がメインだが、その中に「クッキィズ」とある。私は感動したね。普通ならクッキーで済ますところをわざわざクッキーの複数形を用いることによって1枚だけではないということを教えてくれているのだ。もちろん、頼むしかない。ただ、やけに高い。確か600円か700円ぐらいしたのではないか。でも仕方がない。なんせ「クッキィズ」なのだから。 注文を終えると、またまた例の美声でオーダーを通す。そこには老婦人の姿が。栗塚さんとどのような関係にあるかは謎だが、何となくお姉さんのような気もする。多分。 後はゆっくりと注文の品を味わえばよいのだが、時々栗塚さんが自分の出ている作品のビデオのチラシなんかを持って来てくれるからありがたく受け取っておきましょう。 店内を満喫した後は、お庭を散策するのも一興。これまた建物に劣らず怪しげな雰囲気を醸し出しており、狸も出没するという話。庭の一角にある仏殿(?)の前は訪問ノートが置いてあり、日本全国の栗塚旭ファン、新選組ファンからのメッセージが書き込まれているのでそこに一筆書き添えておきましょう。 以上の記述は私が京都に滞在していた頃の記憶に基づくものであり、現在とは違うところがあるかも知れませんが、ご了承を。というか、噂では「若王子」は現在休業中らしい。いーみなーいじゃん!
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よろしく
2010/7/3(土) 午後 3:35