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CHET BAKER QUARTET(PACIFIC PJLP-3)・・10インチ

EQカーブ補正について3回目です。しつこいなぁ〜と思われるでしょうが、どうしても触れておきたいことが・・・。このEQカーブ検証で所有するレコード(まだ10インチしか検証していませんが)のうち数十枚が補正の必要がありました。BLUE NOTE、PRESTIGE、EMEACYあたりは情報も入っていましたし、まぁこの程度か、思っていた程ではないなぁと(笑)。でもNOCTURNEのVIRGIL GONSALVESはチョット衝撃でしたし先週のDECCAのPEGGY LEEも・・・・。でもなんと言っても大大大ショックだったのはPACIFICレーベルの10インチ全19枚(PJ-18のAL HEIGは発売されず)のうち13枚(PJLP-1〜13)に補正の必要があったことです。詳細は以下のとおりです。

PJLP-1 GERRY MULLIGAN QUARTET
PJLP-2 GERRY MULLIGAN QUARTET WITH LEE KONITZ
PJLP-3 CHET BAKER QUARTET
PJLP-4 SWEETS AT HAIG / HARRY EDISON
PJLP-5 GERRY MULLIGAN QUARTET
PJLP-6 CHET BAKER QUARTET
PJLP-7 LAURIND ALMEIDA QUARTET FEATURING BUD SHANK
PJLP-8 RUSS FREEMAN TRIO
PJLP-9 CHET BAKER ENSEMBLE
PJLP-10 LEE KONITZ & THE GERRY MULLIGAN QUARTET
PJLP-11 CHET BAKER SINGS
PJLP-12 MEET MR.GORDON / BOB GORDON
PJLP-13 LAURIND ALMEIDA QUARTET FEATURING BUD SHANK VOL.2
*以上についてはAESカーブのため補正(トーン・コントロール:TREBLE4時方向、BASS2時方向・・目安)が必要です。・・・・EQカーブに堪能な瀬谷様から「低音を少し下げて高音をほんの少し上げる」とアドバイスをいただいております・・・そちらでもお試し下さい。

*また以下についてはRIAAカーブ採用のため補正は不要です。
PJLP-14 BUD SHANK & THREE TROMBONE
PJLP-15 CHET BAKER SEXTET
PJLP-16 BOB BROOKMEYER QUARTET
PJLP-17 CHICO HAMILTON TRIO
PJLP-18 AL HEIG TRIO(カタログに載っているだけで実際には発売されず)
PJLP-19 CLIFFRD BROWN ENSEMBLE
PJLP-20 BUD SHANK WITH STRINGS

普通12インチより10インチの音の方が良いと感じるはずでそれはBUD SHANK=BROOKMEYERに生々しいストリングスが加わったPJ-20(http://blogs.yahoo.co.jp/not254/36458042.html)や
PACIFICとしては極めて珍しいRVG録音で迫力満点のPJ-16(http://blogs.yahoo.co.jp/not254/22107023.html
などでも十分実証済みでした。ならばRIAA以前のPACIFIC PJ-1〜13の音に疑問を抱かなくてはいけなかったはずなんですが・・・そこは自慢のタコ耳?のおかげで全くわかりませんでした。だいたいPJ13までがAESカーブでPJ-14からRIAAカーブに変わったなんて普通は絶対わからないと思いますが実は、端境期であったPJ-12とPJ-13の裏ジャケには「AESカーブに合わせると最も良い結果が出る」というようなコメントが記載されています。

PACIFICの10インチの音に対して期待をしていなかった理由は12インチを先に蒐集したため10インチは後追いになり、もっぱら関心は12インチより遥かに素晴らしいそのジャケットにあって、音については二の次であったことと、はるか昔にSJ誌の別冊「ジャズ・レコード・マニア・・副題:世界のマイナー・レーベルのすべて」のJAZZLANDレーベルを紹介するページに「このレーベルはNEWJAZZ、PACIFICと並んで音質の点であまり芳しくないことで有名・・・・」などと記載されていたことをずっと覚えていて変な先入観を持っていたためです。NEWJAZZがBLUENOTEなどより音が良いことは当ブログで何度も触れていますしJAZZLANDにも素晴らしい録音があることも・・。きっとこの執筆者は粗悪な再発盤を聴いて書かれたのでしょうけど全くもって困ったものです。

さて補正の必要な13枚のうちトーン・コントロールで変化(良化)が著しいのはBOB GORDON(PJ-12)とCHET BAKER ENSEMBLE(PJ-9)あたりでしょうか。NOCTURNEのVIRGIL GONSALVESもそうでしたがゴリゴリとしたバリトンの音には効果てき面で音が飛び出してきます。但しMULLIGANの諸作は12インチのものよりは鮮やかに聴こえますが元々滑らかな音が特徴であるためか他に比べると変化の度合いは小さいように感じます。

ところで多くの方々の関心はPJ-11にあるのではないでしょうか。そう、あの「CHET BAKER SINGS」の10インチ(http://blogs.yahoo.co.jp/not254/22433057.html
には補正の必要があったのです! 補正後の実聴の結果はPEGGY LEEほどではないですがCHETのVOCALは細かなビブラートまで判るようになり、より艶かしく(気色悪く?)なり中性的な魅力は更に増加しました。

表題として使ったジャケットはCHET BAKERでかつて最も人気が高かった10インチ。後年同ジャケを12インチに拡大した国内盤が出たためすっかりジャケの希少性は薄れてしまいましたがこの10インチにもカーブ補正すれば聴こえてくるブリリアントなCHETのトランペットの音が隠れています。みなさんにもジャケ買いして殆んど聴かずにしまい込んでいるPACIFICの10インチはありませんか?


*CHET BAKER QUARTET(PACIFIC EP4-41)下記10インチから抜粋、PACIFICで最も人気の7インチEP
*CHET BAKER QUARTET(PACIFIC PJLP-3)、艶ありレーベル、両溝、10インチ

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閉じる コメント(13)

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私は沢山ジャケ買いをし、逆に聞き込んでしまうタイプです。
購入して聴かなくならないように必死で良いアルバムなんだと
マインドしています(笑)単なる貧乏性なんでしょうね〜。

2008/1/26(土) 午後 2:35 [ air5sports ] 返信する

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air5sportsさん、コメントありがとうございます。ジャケ買い、私も沢山してます。どうしようかなぁ〜と思った時、やっぱり最後の決め手はジャケになります。一時期KINKSやSONNY ROLLINSの欧州盤(主にフランス盤)に魅せられて随分と散財しました。なにせ音源は既にオリジナルで持っているのに買う訳ですから買っても欧州盤は聴きません(笑)、ただ飾っておくだけです。さすがに最近はそういう愚行はやめましたが見たこともない素敵なジャケを見ると未だに血が騒ぎます(笑)。ところでair5sportsさんがアバターに入れられている「COME SPY WITH ME」のジャケ素敵ですね、見つけたらきっと即、小脇に抱えてしまうと思います。

2008/1/26(土) 午後 6:49 NOT254 返信する

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NOTさん、おはようございます。
自分のビートルがブレーキが抜けてしまったりで、この週末はバタバタです。再びパシフィックですね。10インチもほぼ網羅されてるんですね。EQカーブについては何とも言えない(繰り返しになりますが、アンプにない)ですが、ボブ・ゴードンのバリトンが変わるとなると考えてしまいますねぇ・・・ 削除

2008/1/27(日) 午前 7:24 [ 67camper ] 返信する

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67camperさん、いつもコメントありがとうございます。昨日はこちらも休日出勤となってしまい出かける前にこのブログの更新をするのがもうバタバタになってしまって・・・(笑)。EQカーブについては費用対効果を考えたらSPでも始めない限りそういう知識を頭に入れておけば十分ではないかと思います。ただ廃盤専門店などはレコードにそういうこと(○○カーブで高音を補強すべしとか)を記載なり、購入する客に告げる必要があるのではないかと。だって国内盤より良い音を求めてオリジナル盤を購入するわけですから。

2008/1/27(日) 午前 8:42 NOT254 返信する

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NOTさん あのモンテネグロのサウンドはとても好きなんです。
ちなみにあのジャケ、類似ジャケが有ります。
私が持っているのはもう一枚の方で、左後ろにデカらしき人物が写ってます。同時に女性も縛られています(笑)

2008/1/27(日) 午後 11:24 [ air5sports ] 返信する

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air5sportsさん、こんばんわ。「COME SPY WITH ME」はなんとしてもオリジナルLPで欲しいですねぇ〜。でもサン・トラというジャンルはアメリカでは確立されていてこれが結構どれも高い!まして人気ジャケットとなると・・・・まぁ気長に探します。

2008/1/28(月) 午後 7:32 NOT254 返信する

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notさん、遅きコメントですんません。こちらの数少ない、Pacific:10インチ盤(2,7,10の3枚)をいろいろ聴いたりしていて・・・(笑)notさんが追求中のEQカーブですが、この3枚については、僕の装置では特に劇的な変化というまではないようです。それでもPJLP-2ではtrebleを上げると、確かにハイハットなどがくっきりしてきますので、聴きやすい感じはしましたね。僕も12のボブ・ゴードンで試してみたい!(笑)ただ、notさんが仰るように、ノクターン盤の方が、ぐっと艶々(ツヤツヤ)した感じはあったようですね。
>PJ-12とPJ-13の裏ジャケには「AESカーブに合わせると最も良い結果が出る」というようなコメントが記載されています〜
ここが最も気になる所ですが、そのコメントが12と13にしか表記されてない、ということは・・・ひょっとして1〜11までは「RIAA」で、12,13のみAES。そして、14から再びRIAAに戻した〜ということはないでしょうか? 削除

2008/1/30(水) 午後 9:08 [ bassclef ] 返信する

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bassclefさん、こんばんわ。前回に引続いて今回も踏み込んだコメントありがたいです。PJ-1〜13までがAESカーブというのは複数のサイトで確認していますので定説のようです。でも前にも指摘しましたがNOCTURNEは1〜3と5番がAESといわれていますが実際には8番もAESなことはbassclefさんも確認済でしょうから「定説」もどこまで正確なのかあやしいものです。
ご指摘のようにPJ-10はともかくPJ-2やLAURIND ALMEIDA(PJ-7)は確かにあまり変化がないように感じます。ただしAES表示のあるもう1枚のALMEIDA(PJ-13)も実はあまり変化がわかりません。文中で指摘したようにゴツゴツしたバリトンには効果覿面もギターの音などにはほとんど影響しないのかもしれませんね。

2008/1/31(木) 午後 8:08 NOT254 返信する

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notさん、返事コメントどうもです。EQカーブ合わせについてのnotさんの考察には、大いに勇気付けられました(笑)つまり・・・古い音盤を主に聴いていて、わりと高音・低音の調整を多用する自分なので、「そうしてもいい場合もある」(盤によってはRIAAではないものもけっこうある)ということが明らかになったわけですから(笑)
まあ僕の場合・・・最後は「耳で聴いて」おかしなバランスだと感じれば、いじっちゃうわけですから(笑) 削除

2008/1/31(木) 午後 9:57 [ bassclef ] 返信する

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bassclefさん、連続コメントありがとうございます。私も今までは殆んどトーン・コントロールを使いませんでしたがRIAAカーブでも音が篭ってるかな?と感じるものはトーン・コントロールを駆使(大袈裟!)するようになりました。EQカーブを意識したおかげで今まで「普通」の盤だったNOCTURNEの8番やPACIFICのボブ・ゴードンが愛聴盤に変わりました。でも逆にこれらの盤がキチンと再生されていないのはなんとも不憫だとも思うようになりました。最近の高額アンプをお持ちの方には失礼かと思いますがやっぱりトーン・コントロールとモノ・ステレオの切換スイッチくらいは必要でしょうね。

2008/2/1(金) 午後 8:12 NOT254 返信する

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PacificのSP盤を以下の2枚だけ持っていますがチェットのラッパやばいです! 飛んできます!!
Chet Baker The Lamp Is Low c/w Maid In Mexico (Pacific Jazz 605)
Gerry Mulligan Walkin' Shoes c/w Soft Shoe (Pacific Jazz 606)
2枚ともAESです。

LP盤に比べてSP盤の再生帯域は狭いのですが、逆にラッパ/ボーカル等の中音域の音の飛び出しは強烈で、はまってしまってます、、、
あ、申し遅れました。わたくし、シェラック・ジャンキーズのひぃ〜と申します。お見知りおきの程を。。。 削除

2008/2/2(土) 午前 11:03 [ ひぃ〜 ] 返信する

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ひぃ〜さん、はじめまして。お名前は67camperさんやMONO-MONOさんのところで拝見しています。こちらがとてもついて行けない凄い内容のブログも時々拝見しています。こちとらオーディオはちんぷんかんぷんなのでどうぞお手柔らかにお願いします。CHETやMULLIGANの初期のオリジナルがSPだということは知っていましたが実際に聴いたことはありません。10インチの補正でもかなり変化がありますからきっとSPは凄いんでしょうね。

2008/2/2(土) 午前 11:39 NOT254 返信する

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追伸です。ひぃ〜さんがお持ちのCHETのSP盤の曲は上記10インチに含まれるとともにサムネイルに入れたEP盤のA面の2曲にあたります。

2008/2/2(土) 午後 0:27 NOT254 返信する

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