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深遠なるアナログ・レコードの世界へようこそ。

レア盤紹介(JAZZ編)

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このコーナーではちょっと珍しいレコードを紹介します。ただ名盤よりも迷盤(?)の可能性大。
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BLUE NOTEのEP盤

シングル盤とは7インチ、45回転、A,B各面に1曲収録、基本的にジャケットなし。それに対してEPEXTENDED PLAY)盤は7インチ、45回転は同じですが、各面に基本的に2曲収録、盤を収納できる、しっかりとしたジャケットが付いています。
(他に33回転で片面に23曲おさめたLITTLE LP・・コンパクト盤がありますが今回は割愛)。
 
ところが日本では、この定義がごっちゃになっています。ヤフオクで「シングル」で検索しても大した件数はヒットしませんが「EP」では大量な枚数が・・・・。これは本来本国(USUK)でジャケット無しで発売されたものが日本では、必ず紙一枚のジャケット?を付けて発売されるため、ぱっと見は区別が付かず一般的には全て「EP」盤としてまかり通っているために他ありません。
 
BLUE NOTEEP盤です。BLUE NOTEのオリジナル・シングルについては以前記載しましたので、そちらを参考にして戴くとして、シングル盤が約300枚あるのに対してEP盤はたったの8枚だけです。(201〜204番、及び401〜404番)
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最初のEP盤はなんとSWEDEN  ALL-STARSの演奏。SP2枚分を収録。後に10インチ化されています。SP盤では両面に渡っていた「CREAM OF CROP」が片面に収まり、すっきり!

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DIZZYのパリ録音。原盤は仏VOGUE。これらは5枚のSP盤(全10曲)としても発売され、後に全曲10インチに収められます。但し12インチLP化はされませんでした。CLIFFORD BROWNの仏原盤の10インチらとともにVOGUEとのライセンス契約が切れたことが原因でしょう。これらのEP盤はレーベルの住所(767 LEXINNGTON AVENUE NEWYORK 21)及び上記理由により10インチと同時期(12インチ発売前)に発売されたと思われます。
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BLUE NOTE、最初のRVG録音となるGILL MELLEEP盤。この4曲とTRIUMPHレーベルに録音するもオクラ入りしBLUENOTESPで陽の目を見た4曲、計8曲にてGILLE MELLEの最初の10インチは作られました。
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MILES DAVISの人気曲「DEAR OLD STOCKHOLM」は例外的に片面1曲のみ、B面の2曲ともどもオリジナルはSP盤。SPを聴いた後では随分大人しく聴こえます。
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400番台の4枚はデキシー、ニューオーリンズ・スタイルのものを収録。10インチと同じデザインを使っていますが、ジャケットは色違いにしています。こういう配慮はBLUENOTEならでは。何といっても「BLUES MY NAUGHTY SWEETIE GAVE TO ME・・・邦題:あの娘がくれたブルース」が素晴らしい。ゆったりとしたテンポ、哀愁たっぷりのメロディ、デキシーランド・ジャズの良さを全て詰め込んでいます。デキシーが全てこういう感じだったら・・・・・・。なお、この盤は住所が47WEST63ST.となっておりセカンド・プレスです。
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BLUE NOTEでも「EGYPTIAN FANTASY」を録音して欲しかったですね。

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SIDNEY BECHETと並んでかなりの量の録音をBLUE NOTEに残すART HODESアルフレッド・ライオンの強力なプッシュがあったようです。
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同様に多くのレコーディングがあるGEORGE LEWIS、この盤もレーベルの住所からセカンド・プレスであることが分かります。

何故BLUE NOTEにEP盤は少ないのでしょうか?
音にこだわりのあるRVGEP盤の作成を渋ったのかと思いましたがPRESTIGEにはEP盤が70枚以上あり何枚かにRVG刻印があることからRVGではなく、BLUE NOTEの社長アルフレッド・ライオンの意思による可能性が大だと思われます。それが証拠にBLUENOTEがLIBERTY傘下になりアルフレッド・ライオンが経営から手を引くと音の悪いLITTLE LP(33rpmコンパクト盤)を発売するようになります。

◎回転数が高くて溝が広ければ音が良くなります。当然個体差による変動はあると思いますが、ほぼ以下のような結果になります。

 *78rpmSP盤)>45rpmシングル>10インチLP12インチLP45rpmEP16rpmLP>33rpmコンパクト盤

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「凄い音がしますよ」「全く違いますよ」と廃盤店主の甘い言葉に誘われて、ついつい高価なオリジナル盤に手を出してしまいますが、実際自分の家で国内盤やレイター・プレスと比べてみると、とても価格差ほどの違いなどありません。だいたい、廃盤店に聴き比べる国内盤など置いてあるわけがなく、あのオーディオで聴いたら国内盤もきっと良い音で鳴るのではないかと心の中では思っています。

 大枚を叩いてオリジナル盤を入手しても、ほとんど同じ、ヘッドホンで聴き比べて、やっと「ああ、ちょっと違うね」というレベルのものも結構あります。オリジナル盤に本格的に手を染めるようになって25年以上が経ちましたが、その中で、これは明らかに国内盤やレイター・プレスとは違うと断言できるものを取上げます。
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有名なJACKIE McCLEANのデビュー作、通称「猫」。MODERN JAZZのレア度・横綱級のアルバム。McLEANという人気アーティストであること、AD-LIBというレコード会社が直ぐ潰れてしまって絶対枚数が少ないこと(一説にはプレス枚数220枚)、AD-LIB盤はRVG録音であり再発のJUBILEE盤とは音がまるで違うこと等の要因が重なって極めて高価になってしまいました。特に最後の件に関しては、このアルバムが後に「RVG神話」が誕生する大きな要因になったといっても過言ではありません。
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左は再発JUBILEEでの1stプレス。右はそのPROMO盤。JUBILEE盤には一部AD‐LIBの盤をそのまま使っていて、それにはRVG刻印があり音もAD-LIB盤と遜色ないという情報を得て、AD-LIB盤が入手できない時に、既に入手困難であった左のJUBILEE・1stプレスを見つけましたがRVG刻印はありませんでした。しばらくして右のPROMO盤を見つけた時には更に期待が高まりましたが、これにもRVG刻印は無し。RVG刻印がある盤はフラット盤だという噂ですが、そもそもAD-LIB盤自体フラットではないので、どうなんだか・・・・。PROMO盤はAD-LIB盤の直後に出た盤にも拘わらず音圧が低く、大きな音の差があります。AD-LIB盤の音を一言でいえば「BRILLIANT!」
 
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JUBILEEのPROMO盤についていた内袋。ジャケットはありません。右はその裏面及び裏ジャケットのコピーが添付されていました。これでDISK JOCKEY用に配られたのでしょう。
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左は猫じゃなくてフクロウだと言われるJUBILEEのジャケット、しっぽがあるから、やっぱり猫でしょう。右は一般的に良く見かけるJUBILEEでのセカンド・プレス、音はどんどん、か細く、暗くなっていきます。


国内盤で聴いていた時には「なんでみんな、『猫』『猫』と騒ぐんだろう、大したレコードじゃないしMcleanのレコードの中では一番つまらない」と、真剣に思っていました。でもJUBILEEを経てAD-LIB盤を聴いたら・・・・・・・もう出だしの一音で違いが・・・・・・もっと、ずっと明るくはつらつとしたMcLEANがいます。

希少レーベルAD-LIBと言えば「猫」とともに10インチの「LET'S HAVE A SESSION」が有名。
他で紹介することも無いと思いますので・・・。BILLY BAUERが死ぬほど好きという人以外は手を出すと後悔します。ジャケットの白抜きになっているトランペット、サックス奏者をあなたに見立ててリズム・セクションに徹しているもので、タイトルはそこから来ています。

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BLUE NOTEの立役者

むかし、むかし、まだ廃盤レコードを扱う店も殆どなかった時代のお話。金持ちのボンボンから「BLUE NOTE1500番台だったら全部欲しいので、アメリカから取り寄せて欲しい」と注文を受けた店主はいろんな伝手を使い、苦労して数か月後にようやく何枚かの1500番台を輸入することができました。連絡を受けたボンボンはレコードを見るなり「あっ、JIMMY SMITHはいらない」。レコードのほとんどがJIMMY SMITHだったそうです。
 
私が廃盤店によく出入りしている頃もBLUE NOTEは大人気で入荷しても即、売れてしまうような状況でしたが、それでも、いつ行っても売れずに残っているものもありました。それらはJIMMY SMITHTHREE SOUNDSでした。
 
もっと言えば日本のある程度年齢の行った純粋な?JAZZファンは大抵オルガンが嫌いです。でも私のようにROCK畑から来た方々には然程抵抗がなかったようです。JAZZ喫茶にも随分と通いましたがオルガンが掛かるのは稀。JIMMY SMITHにしてもBLUE NOTEではなくVERVEの「CAT」でした。
 
でもBLUE NOTEMODERN JAZZの代表的レーベルとして今日の確固たる地位を築くにあたり、初期の経営が苦しい時期を経済的に支えたのはJIMMY SMITHに他ありません。BLUE NOTEは盤質が良く、所謂「カゼひき」盤やプレス・ミス等が極端に少なく、ジャケットにしても丁寧な作りが窺えます。それが出来たのもJIMMY SMITHが爆発的に売れて経営が安定していたからなのです。
 
ということで今回はBLUENOTEに大きな功績のあったJIMMY SMITH。でもLPじゃ芸がないので、接することが少ない7インチ・オリジナル・シングル盤を紹介します。あまりの数の多さに驚かれるかもしれませんが、これでも1500番台のLPに収録、もしくはその時期に録音されたものだけを抜き出しています。
 
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BN45-1635 THE HIGH THE MIGHTY / YOU GET CHA
BN45-1636 MIDNIGHT SUN / THE PREACHER
BN45-1637 TENDERLY / JOY
デビュー作「A NEW SOUND-A NEW STAR / JIMMY SMITH AT THE ORGAN VOL.1
から。今までのJAZZ・ORGANのイメージを払拭する音。今聴いても十分刺激的です。


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BN45-1638 YOU NEED CONNECTION / ROUND MIDNIGHT

オリジナルLP未収録、BABS GONZALESとのコラボ、必聴。
BN45-1641 THE CHAMP PART 1 /PART2

BN45-1642 BUBBIS / BAYOU
AT THE ORGAN VOL.2」から。初期のものはアップ・テンポの曲がお薦め。

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BN45-1643 JUDO MAMBO / AUTUMN LEAVES
BN45-1644 FIDDIN’ THE MINORS / WILLOW WEEP FOR ME
BN45-1652 I COVER THE WATERFRONT / I CAN’T GIVE ANYTHING BUT LOVE
AT THE ORGAN VOL.3」から。サブタイトルどおり正に「INCREDIBLE」。特にJUDO MAMBOの凄さと言ったら・・・これぞPROGRESSIVE ROCKの起源と言ったら言い過ぎ?。LP単位ではこのVOL.3が一押しです。
 
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BN45-1660 THE NEW PREACHER PART 1 / PART 2
BN45-1665 WHERE OR WHEN PART 1 / PART 2
AT CLUB BABY GRAND VOL.1」から。ライブ演奏ならではの粗さはあるも迫力も増しています。
BN45-1666 LOVE IS MANY SPLENDORED PART 1 /PART 2
AT CLUB BABY GRAND VOL.2」から。スタンダード「慕情」、アレンジが秀逸、人気盤です。

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BN45-1667 HOW HIGH THE MOON / SUMMER TIME 
BN45-1668 PLUM NELLIE / I’M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU
BN45-1676 ALL DAY LONG PART 1 / PART 2
この辺からアルバムを跨ぐカップリングに。LOU DONALDSON、HANK MOBLEY、ART BLAKEY等が参加のオールスター・セッション。
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BN45-1677 FUNK’S OATS PART 1 / PART 2
BN45-1682 PENTHOUSE SERENADE / I CAN’T GET STARTED
BN45-1683 EAST OF THE SUN / THE VERY THOUGHT OF YOU
そろそろ、口当たりの良いメロディアスなものが多くなって来ます。

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BN45-1685 BLUE MOON PART 1 / PART 2
BN45-1686 THERE’LL NEVER BE ANOTHER YOU / JITTERBUG WALZ
BN45-1703 AFTER HOURS PART 1 / PART 2
「AFTER HOURS」はハーレムにあったCLUB「SMALL'S PARADISE」でのライブ。

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BN45-1704 JUST FRIENDS / LOVER MAN
1703と同じく「SMALL'S PARADISE」でのライブ
BN45-1711 THE SWINGIN SHEPHERD BLUES / CHACHA J
BN45-1727 AIN’T NO USE / ANGEL EYES
上記2枚はオリジナルLP未収録。「THE SWINGIN〜」はCECIL PAYNE、KENNY BURRELL、ART BLAKEYとの共演、「CHA  CHA J」ではオルガンの他にピアノも弾いており貴重。
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BN45-1728 AIN’T THAT LOVE / WILLOW WEEP FOR ME
オリジナルLP未収録。1727と1728はBILL HENDERSONとのコラボ。入手困難。
以上全てRVG刻印あり。音はしっかりしています。




*ROCKのオルガン奏者は少なからずJIMMY SMITHの影響を受けているようです。ROCK・ファンからのアプローチで日本でもJIMMY SMITHが復権する日が来るかもしれません。

 

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WITH STRINGS


邪道、売らんがための商魂が見え見えと毛嫌いし、殆ど聴いていなかった「WITH STRINGS」。それがSP盤では全く違った印象に聴こえたのには驚嘆しました。実際のところSTRINGSを被せたものはJAZZファンには評判が悪く、駄盤も多かったように思います。SP盤ではSTRINGS(弦)の音が重厚でまるで目の前で演奏しているように聴こえ、クラシック・ファンが曲を何枚にも分断されてもSP盤に固執する理由が分かったような気がします.弦楽○重奏なんてのは絶対SP盤で聴くべきものなのでしょうね。

SP盤の「WITH STRINGS」については次回以降に譲るとして、今回は10インチLPの「WITH STRINGS」としては稀有の傑作(と思っている)「BUDSHANK  AND BOB BROOKMEYER」(PJLP-20 http://blogs.yahoo.co.jp/not254/36458042.html
の後にSHANKが2匹目の泥鰌を狙って出した・・・I’LL TAKE ROMANCEWORLD PACIFIC WP-1251)について。
 
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*左がイタリア・MUSIC盤、右がWORLD PACIFIC盤

これは、きっと既にPACIFIC JAZZ(この頃はWOR PACIFICに社名変更)の稼ぎ頭となっていたBUD SHANKが社長のRICHARD BOCKに強引に頼み込んで実現したというのが真相ではないでしょうか。「イタリアの新進気鋭のSTRINGS指揮者兼アレンジャーのLEN MERCERと共演がしたい!」「アメリカにもJOHNNY MANDELとかRUSSEL GARCIAとか優秀なアレンジャーがいるじゃないか」「いや、本格的なSTRINGSとの共演がしたいんだ。社名にもWORLDが付いたのだから世界のアーティストと交流が必要でしょ」とか言って口説き倒した?
 
でもRICHARD BOCKも負けてはいません。自社での発売に際しオリジナルのイタリア・MUSIC盤とはタイトルや表ジャケは同じでも曲順を変え、「SMOKE GETS IN YOUR EYES」、「DEEP PURPLE」、「EMBRACEABLE YOU」はオリジナルの演奏時間の半分程度に短縮編集され「BUT NOT FOR ME」と「BLUE ROOM」はオミット、替わりに上記10インチから「OUT OF THIS WORLD」、「YOU ARE TOO BEAUTIFUL」、「WHEN YOUR LOVER HAS GONE」を入れています。

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*10インチの傑作「BUD SHANK AND BOB BROOKMEYER」(PJLP-20)

どうしてこんなことをしたのでしょう?RICHARD BOCKはイタリアのSTRINGS指揮者兼アレンジャーより、俺の息のかかった、もっと優秀なアレンジャーが居るということを示したかったのでしょう。RICHARD BOCKが意図せんとしたことは「イージー・リスニング」にならない「WITH STRINGS」の使用だったと思います。
 
聴き比べてみると当然の如くイタリア盤の方に統一感があり、音も鮮明。但し10インチ盤のようなSTRINGSによる鋭い切込みのようなものは感じられず、またPACIFIC盤ではオミットされたアップテンポの2曲は、どうにも安っぽい印象を受けてしまいます。私は敢えて弄られたPACIFIC盤の方に軍配を上げます。
 
WITH STRINGS」は売らんがためにレコード会社主導のイメージを持ちがちですが、あのCHARLIE PARKERも「一度 STRINGSをバックに演奏したかった」というように、実際お金のかかるSTRINGSは本人が望んでも共演できず、唯一大物アーティストだけがトライできたのかもしれません。しかし結局「WITH STRINGS」に多くの聴衆が期待するものは、蕩けるような甘いメロディとやすらぎ=「イージー・リスニング」・・・それがゆえに「WITH STRINGS」には長い歴史にも耐えうるようなJAZZの名盤は、なかなか生まれてこないのでしょう。
 

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TEST PRESSING



某組合系ショップのオリジナル盤の最新買取価格表を閲覧していたらBILL EVANSの「WALTZ FOR DEBBY」が10万円と出ていました。もちろん、これは盤もジャケットもミント状態に近いものの価格。RIVERSIDEもこの頃は紙質が低下、ジャケットは擦れやすく、また底も抜けやすくなっており、盤も時々プレスミスがある上にBLUENOTEなどに比べると明らかに傷に弱く完璧なものは中々出てきません。特に「WALTZ〜」のような「超」が付く人気盤になるとこの価格も致し方ないのかもしれません。わたしが驚いたのは、その10万円の下にカッコ書きでPROMO 18万円とあったことです。
 
ROCKの世界では「WHITE LAVEL PROMOTION NOT FOR SALE」盤が特に有名アーティストの人気盤になるとオリジナル・レギュラー盤の数倍もするということは昔から珍しいことではありません。PROMO盤自体が数百とあるラジオ局向けに提供されたものが多く、US盤が圧倒的に多かったように思います。PRICE GUIDEなどでBOB DYLANの初期のものなどには凄い価格が付いていました。
 
でもJAZZの世界では、かつては、少なくとも20年前は、そんなことはなかったんです。廃盤店に出入りするようなコレクターは皆さんPROMO盤を嫌がりました。レギュラーのオリジナル盤に拘っていて一様に白地に黒のレタリングのPROMO盤は間違いなくレギュラー盤より人気がなく価格も低めでした。 
 
PROMO盤だからと言って特に「音」が良いことはないと思います。まぁ、先行してラジオ局で流してもらうため、一般販売より先に盤を作らなければならないので、ファーストプレスの最初の方という可能性は高いと思いますが、「ラベル」が違うだけで「音」は殆ど違いません。ただ単にラベルの希少性が高騰の最大の要因でしょう。
 
で「音」を追及するならばTEST PRESSTEST PRESSING)です。こちらは最終段階の音決めが終わった後?に関係者に極々少数配布されるもので、通常ジャケットはありません。1stプレスの前段階で盤の材質自体もピュア・ビニールに近い良質なものを使用しているケースが多く、オリジナル・レギュラー盤より更に一皮むけた音がします。大量生産されたROCKの盤では明らかに違います。だから「音」を追及する人で、その盤が心底好きな人はTEST PRESSINGを目指します。私がTEST PRESSを所有するのはROCKでは GRAM PARSONSFBBRY COODERKINKSNEIL YOUNGくらい。どれも長くレギュラーのオリジナル盤を愛聴していて、その後に機会がありTEST盤を購入しました。
 
JAZZではPROMO盤は多数所有していますがTEST PRESSINGとなると極わずかです。
 
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BLUENOTE-1587 「BACK ON THE SCNE」。20年くらい前に大久保の有名廃盤店で購入、オリジナル・レギュラージャケットの中に入っていて検盤時にテスト盤だと分かりました。この頃はレギュラー・ラベルの方が人気?で2万円でした。今では1500番台の「PLASTYLITE」のテスト・プレスはもう入手は難しいでしょう。 「音」は未だにレギュラー・オリジナルを入手していないので比べようがありませんが、スタンパーはレギュラー・オリジナルと多分同じで、またBLUE NOTEはレギュラー盤も盤質が良好なため、ほとんど「音」の差はないと思います。
 
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ANNIE ROSS「SING A SONG WITh MULLIGAN」。これも大好きな一枚でレギュラー・オリジナル盤のMONOSTEREOとも所有。PACIFIC JAZZTEST PRESSINGは見たことがなく本件はMADE IN ENGLANDPACIFIC JAZZは英ではVOGUEレーベルで発売されました片面のみのプレスで2枚に分かれておりMONO盤です。

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