イタリア徒然

イタリアに暮らしつつ、寄り道をしながら、中世を旅するブログです。

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全161ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

サン・レオ3

サンタ・マリア・アッスンタ教会、続き。内部に入ります。
イメージ 1

うわ〜。観光客が多くざわざわしていますが、それでも「うわ〜」、です。感動する本堂です。
なんというか、空気がプレロマネスク、まさに。
イメージ 2

なんといったらいいのか、たぶんわたしの好きな中世ってこういう感じ。今、一方でアップしているブルゴーニュのロマネスクに比べると、本当にぜんぜんプリミティブで、芸術的には、ふんっ!みたいなレベルだったりするんですが、こういうロマネスク、って言うか、さらに進んでプレロマネスクって、すごく時間とか、その時々のぬくもりって言うか、そういうものを、より感じるんですよ。
イメージ 3

こういう、明らかに過去の寄せ集めの柱頭を、無理やりはめ込んだ、つくりなんかが、どうにも好ましいわけです。たとえ、芸術的には、たいしたものじゃなくても。

フランスが嫌い、とか思われてしまっては困るのですが、というのは、まだほとんど実際に見ていないですから。でも、わたしが本当に好きなのは、たぶんロマネスク以前、ロンゴバルドとかの初期キリスト教美術なんだと思います。こういう場所に来ると、つくづく自分の好みを見せ付けられる気持ちになります。北部イタリアのロマネスクがすき、というのも、要は、ロマネスク以前の初期キリスト教美術とのつながりを感じるところが好きなんだと思います。
イメージ 4

チボリオというエレメント、どうしても好きになれないということは、以前にも書いていると思うのですが、やっぱり好きになれないアイテム。でも、初期キリスト教美術界では、結構重要なアイテムではあるのですよね。
ここでも、相当に古いものですよ。装飾的にはとてもシンプルですが、彫られた碑文は相当に古いものなんです。
わたしは、後ろに見える、後陣の石積みのほうに気持ちが惹かれちゃうんですけどね。
イメージ 5

この教会、クリプタもあります。かなり期待してもぐったのですが、とても修復されてしまっていて、ちょっと往年の雰囲気が失われていました。きれいですけれど、ちょっと残念。

マルケ・ロマネスク、ちょっとだけあります。
ロマネスクのおと

ブログ・ランキングに参加してます。よろしかったら、ポチッとお願いします。
http://art.blogmura.com/img/art88_31.gif
にほんブログ村 美術ブログへ(文字をクリック)
ブログ村美術ブログ

閉じる コメント(1)[NEW]

閉じる トラックバック(0)

サン・レオ2

サン・レオは、崖の天辺のほんの狭い部分に張り付いているような小さな小さな町です。平地から、切り立った崖沿いにある、小さな門を潜り抜けると旧市外に入り込むのですが、そこもすべて坂道。その上狭いので、坂道の怖いわたしなぞ、絶対に歩いて入場するしかないというような地形です。
イメージ 1

この崖の上からちょっぴりのぞいているのが城塞です。城塞とこの崖の間が、ほんのちっとだけ平地にされていて、そこが旧市街になるのですが、実に狭い場所に、ドゥオモ、そして教会が並び立っているのですから、本当に驚きました。
どっちから行けばいいの〜!と、まさにうれしい悲鳴状態でした。サン・レオにロマネスクがあるのは知っていたのですが、まさか二つもあるとはまったく知らなかったのですよ。

まずは、サンタ・マリア・アスンタに捧げられた教会です。
イメージ 2

プレロマネスクの建物。
後陣、典型的なロマネスクで、とても美しいものです。上部の小アーチ、そしておなじみの付け柱。いいですね〜。
上の方に、後代に付け足されたであろう小さな鐘楼がありますが、もしかして、ちゃんとした鐘楼もあったのかもしれません、オリジナルには。だとしたら、ますますすごいことになるな〜。
いかんせんすごく狭い場所に無理やり建てているので、ファサード側は、装飾もないただの壁で、入り口すら作られていません。
イメージ 3

ファサードからこっちは、崖状態です。昔は何もなかったのでしょうが、今は、このファサードからすぐの場所に、一般の住居があり、なんとも不思議なことになっていました。イタリア南部ではよくありますけれど、これって規制があいまいなときに、勝手に建ててしまった住居ではないのかという感じもしました。だって、文化財のこんなに近くに一般住居って、ちょっとありえない…。

入り口は、南側の側面にあります。
イメージ 4

全体に装飾性に乏しい外観なのですが、この南側入り口、およびちょうど反対側にある入り口の上部に、このようなレンガと白い石の組み合わせたアーチ、小さなかわいらしい柱頭が置かれているんです。
イメージ 5

教会本体のベースは8世紀ごろということなのですが、これはロマネスク期の装飾かも知れないですね。簡単なガイド・ブックは買ってきたので、いつか読んでご報告します。毎度のことですが、いつになることやら…。

マルケ・ロマネスク、ちょっとだけあります。
ロマネスクのおと

ブログ・ランキングに参加してます。よろしかったら、ポチッとお願いします。
http://art.blogmura.com/img/art88_31.gif
にほんブログ村 美術ブログへ(文字をクリック)
ブログ村美術ブログ

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

サン・レオ1

ブルゴーニュの旅はまだまだ続くのですが、きりのよいところで、いったん停止して、久しぶりにイタリアに戻りますよ。
4月末にブリッジ・ホリデーで四連休がありましたので、車で、パドヴァ郊外の友人宅、ラベンナ周辺のロマーニャ・ロマネスク、そしてボローニャの友人とマルケに足を伸ばして、季節はずれのトリュフ料理と、マルケ・ロマネスクを楽しむ、という大変盛り沢山な旅をしました。

そういう旅の中で、まずはサン・レオを紹介したいと思います。
数年前に初めてサン・マリノを訪ねた際、適度な高低差の連続で、実に美しい土地だと思った場所にあるのが、サン・レオ。
イメージ 1

実際、この緑が美しい時期に訪れたところ、ただ感動的な風景が広がります。この緑!まさに滴るという感じの濃さじゃないですか。
ちょうど、春爛漫な時期で、草原の花も咲いていて、原生花園、素晴らしいです。
イメージ 2

そんな中、進んでいくと見えてくるサン・レオ。かなり期待が高まります。ロケーション的に、なんともドラマチックなんですから。サン・マリノより、小さいだけに、よりドラマチックでしたよ、アクセスが。
イメージ 3

自分の車で自分で来ていたら、たぶんアクセスをあきらめるような坂道、細道の連続。あああ、よかったよ〜、運転巧者のイタリア人が運転席にいるような状態で〜!
まず、村の天辺にある城塞にアクセス。この時点で、自分ひとりだったら、絶対無理。
こんなところに、一般の車が入れるわけがない、というようなすっごい坂道の連続ですから、既にして引き返していたことでしょう。でも、今回は、このあたり何度も来ている人々が一緒なので、わたしはゆったり、ただ美しい風景に感動していればいいのです。なんてラッキーなことでしょう!
イメージ 4

そして、周辺の美しい風景を堪能して、いよいよ、旧市街にアクセスです。
まずは、駐車。こういう山間状態の村ですから、公共の駐車場は一応ちゃんとしています。でも、本当に観光客の多い時期には、これでは間に合いそうもない、というような規模。今回はまだぜんぜん大丈夫でしたけどね、夏休みなんかはこれで大丈夫なのかな。
イメージ 5

この村の驚きは、旧市街、本当に小さいのに、ロマネスクに関連する教会が、それもすっごく立派で見所も多い教会が二つもあるということです。今回、まさかここに来られるとは思ってもいなかったので、ぜんぜん勉強しないままアクセスしただけに、衝撃は強烈でした。
教会、次回。

イタリア・ロマネスクは、こちらでどうぞ〜!
ロマネスクのおと

ブログ・ランキングに参加してます。よろしかったら、ポチッとお願いします。
http://art.blogmura.com/img/art88_31.gif
にほんブログ村 美術ブログへ(文字をクリック)
ブログ村美術ブログ

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

ブルゴーニュ その10

アヴァロン
アヴァロン郊外に二泊したのですが、アヴァロンは見ないまま。最悪、見なくてもいいか、という、アヴァロンの町には、大変失礼な感覚で泊まっていたんです、実は。
ところが、こんなにびっしりスケジュールだったにもかかわらず、どこも教会以外素通り、というのが功を奏して、アヴァロン帰ってきてもまだ、もしかして、教会開いているかも、という時間だったのです。だから、本当に疲れていたのですが、ホテルは素通りして、旧市街に向かいました。
イメージ 1

ちょうど夏時間になってすぐだったので、そろそろ7時という時間だったのですが、意外とまだ明るいのです。旧市街の無料駐車場に車を停めて、歩き出したところ、アヴァロンの町が、意外と中世の面影を残したかわいらしい町だということもわかって、ナイスでした。ホテルはレストランがないので、夕食のことも考えながらぶらぶらとほっつき歩きます。
あ、あれがもしかして、訪ねるべき教会かな。
イメージ 2

サン・ラザール教会。思いっきり扉口が開いていて、こんなに開放的に入り口が開いている教会も、そうないよね、って言う感じで、びっくりしました。
イメージ 3

内部は、ほとんどゴシックだし、柱頭はあまりに高い場所にあって、肉眼では何が彫られているか認識不可能だし、本堂内部には、ロマネスク的に、感動するようなものはなかったです。それでも、中に入ることができた、ということだけで、結構うれしかったですけれど。
ここで、ロマネスク的に注目すべきは、やはりファサードの、もうほとんど’行っちゃってる”みたいに朽ちている浮き彫り。

面白いですよ、ここのファサードの扉周囲の浮き彫りは。残念ながら、本当にかなり朽ちちゃってますけれどね。
幸い、後は夕食とってホテルに帰ればいいだけ、それも、車で5分、と思うので、余裕がありあり、という、日中にはありえない状態だったので、のんびりと見ることができました。
イメージ 4

この、右の方にいる、カフカ的な虫みたいなフィギュアは、オータンのアーキボルトにもあった姿。どっからきたんでしょうね。ちなみに何でカフカかといえば、イメージとして、ある日唐突に虫になっちゃったザムザですよ、やっぱり。
一つ一つはかなりいい感じの彫りなんですが、いかんせん摩滅が激しい…。
イメージ 5

ここ、もう少し早い時点で修復が行われていれば、ずいぶんといいものが残っただろうな、と思いますので、残念。

教会のお隣も教会で、そちらは既に宗教的には教会じゃなくなっていて、イベント・ホールとして使われているようでした。
ちょうど、展覧会をやっていたので、サン・ラザール見学の後入ったら、なかなか面白い現代美術の展覧会で、思わずほしいというような展示品もいくつかあったんでした。ちょうどクローズするところだったので、管理人の方は、売るよりも会場を閉めることに一生懸命だったのが、ある意味、わたしには幸いだったかも知れません(マジでほしいと思った焼き物があったので)。
会場のモト教会は、それなりに古いので、ちょっとした浮き彫りなんかが残されていて、それを発見できたのも幸いでした。

この後、雨が降ってきて、寒い夜になります。この長い一日が、雨にも降られず、充実したドライブで、本当によかったです。それも、ブルゴーニュにおける有名どころを、これほど一気に訪ねることができたというのは、僥倖って感じ。それにしても、ちょっと急ぎ足すぎですよね。反省!
教会見学の後、アヴァロンの旧市街で夕食を取りましたが、これがなんとも…。このあたり、ワインとともに牛肉も産地みたいな感じなんで、タルタルをいただいたんですが、これならミラノの方が、圧倒的にうまいじゃん、という…。こんなに身体が疲れているところに生肉なんて、もしかして、身体に悪いことをしたんじゃないか、とどきどき。その上、雨がかなり激しく寒く、大丈夫かなぁ、とどきどきしながら眠りにつきましたが、熟睡。免疫力が高いのは知っていたけど、それにしても、われながら丈夫だわ。びっくり。

イタリア・ロマネスクは、こちらでどうぞ〜!
ロマネスクのおと

ブログ・ランキングに参加してます。よろしかったら、ポチッとお願いします。
http://art.blogmura.com/img/art88_31.gif
にほんブログ村 美術ブログへ(文字をクリック)
ブログ村美術ブログ

閉じる コメント(2)

閉じる トラックバック(0)

ブルゴーニュ その9

オータン3
マギにがっかりしながら教会を後にして、ファサードのはす向かいにあるロラン美術館に向かいました。マギとともにどうしてもお会いしたかったのが、ここにあるエヴァ。事前の情報では、祝日は休館とあったので、それもあって、どうせ翌日(日曜日)もここを通過して南下するはずなのに、わざわざ足を延ばしたのです。
イメージ 1

でも、お休みは火曜日みたいで。何だよ〜って感じ。

とても親切な受付で、ちゃんと英語で、簡単に何があるのか説明してくれましたけれど、わたしの興味は、特に時間のない今回はロマネスクのみなので、その場所だけ確かめて、急ぎ足で向かいました。
イメージ 2

エヴァ!

これ、意外と大きいのですよね。もともとはどこにいたのでしょうね。それに、対になるアダムがあったはずですが、アダムさんは、いったいどのような姿で表されていたのでしょう。
左手でりんごをもいでいますが、でも既に憂い顔で、色っぽいし。
イメージ 3

樹の生え方からいって、やはりこういう横向きの姿勢なんでしょうが、不思議です。アダムもやっぱり横たわる感じで、向き合っていたんでしょうかねぇ。
それにしても、これがファサードにあったらちょっと色っぽすぎるし、置き場所が、想像しにくいです、どうしても。

ロマネスクもの、数は少ないですが、エヴァがやはりインパクト大きく、既に満足です。他にもこんな巡礼風の方の、丁寧な彫刻とか。
イメージ 4

そして、かわいらしかったのが、こういうもの。
イメージ 5

これって、いかにもわたし好み。ひっそりと片隅に置かれていたんですが、思わず持ち帰りたくなるようなかわいさでした。Vサインかと思いました、思わず。

実は、撮影してもよいのかどうか尋ねることを忘れて、入ってしまったので、こそこそと隠し撮り状態でした。帰り際に、ちょうど入ってきた見学者に、写真撮影大丈夫ですよ、と説明していたので、なぁんだ、でした。
そういえば、わたしはロマネスクの部屋だけ見て超特急で入り口に戻ったので、受付の人が、目を丸くしていました。あきれていたんでしょうねぇ、きっと。トイレを尋ねたので、もしかしたらこの人は、トイレを借りに来ただけかもしれない、位に思われたかもしれません。恥っ!

このあたりから、さすがに疲れが出てきました。けれども、この後、ホテルのあるアヴァロンまで80キロくらいドライブしないとなりません。そして時間的には、もしかすると、ぎりぎりアヴァロンの教会も見学できるかもしれません。
そんなわけで、疲れた身体に鞭打って、美しい旧市街もぜんぜん見ないまま、そそくさと町を後にしました。まさに修行…。

イタリア・ロマネスクは、こちらでどうぞ〜!
ロマネスクのおと

ブログ・ランキングに参加してます。よろしかったら、ポチッとお願いします。
http://art.blogmura.com/img/art88_31.gif
にほんブログ村 美術ブログへ(文字をクリック)
ブログ村美術ブログ

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

全161ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.

corsa
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

  今日 全体
訪問者 17 45291
ブログリンク 0 46
コメント 1 2415
トラックバック 0 15

ケータイで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

URLをケータイに送信
(Yahoo! JAPAN IDでのログインが必要です)

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

開設日: 2008/5/12(月)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.