リグリア・ロマネスク その5
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ジェノヴァ その5 サンタ・マリア・ディ・カステッロ教会で教えてもらった小さな教会、サンティ・コズマ・エ・ダミアーノに向かいます。 ここは、ガイド・ブックの地図には出ていたものの、特段の記述がなかったのでノー・チェックだったのですが、サンタ・マリアの爺さんに、ここまできたら、あそこは見なくちゃ、と言われたのでした。 入り組んだ小路をたどって、何とかたどり着きました。サンタ・マリアからは3分くらいの距離なのですが、くねくねして複雑な小路続きで、地図だけでは、絶対にたどり着けなかったと思います。 人がやっとすれ違えるくらいの狭い道をこわごわとたどり、建物が建てこんでいるためにトンネルになっている小道をくぐると、それらしい古い壁にぶち当たりました(上の写真)。この通りのはずだけど、どれ〜?ちょっと離れてみたら、後陣らしき姿が見えたのでした。 この道の名前がすごい。「サン・コジモ内陣裏通り(Vicolo dietro il coro di S. Cosimo)」。"内陣裏通り"って、妙に細かいけど、ちょっとかっこいい。 あれ?サン・コジモということは?教会は、確かにサンティ・コズマ・エ・ダミアーノなんですけれど、どうしてでしょう。サン・コジモだった時代があるのか、または道の名前が間違っているのか。 ファサードの方に回り込みました。 ファサード前には、猫額とはいえ、ちょっとした広場があって、空が開けて、ほっとしました。といっても、周り全部が教会より背の高い建物ですから、空が見えるといっても、井戸底空ですけれど。 ジェノヴァらしい、白黒縞々です。でも、全体にかなり修復されてしまっていて、後陣ほどの風情はないですね。 扉の側柱にあった柱頭。 ハーピーとスフィンクス?ゴシック・テイストですね〜。 左側は植物モチーフ。 右側面。レンガ積みになっていますけれど、おそらくオリジナルは石と思うので、後代の修復の結果でしょうね。一応、アーチとか、ぎざぎざモチーフが使われているのは、ロマネスクへのオマージュでしょうか。 結局、オリジナルの姿がまんま残っているのは、狭い小路に面して、とても見えにくくなっている後陣部分だけのようです。週末の半端な時間しか開いていないようで、残念ながら中には入れなかったのですが、この様子では、おそらくバロックばりばりになっているのじゃないでしょうか。基礎的構造だけは、代えられていないのでしょうけれども。 そういう状態で、良くぞ後陣が残ったものですね。もともと旧市街ですから、何もないところに建っていたわけはないとは言え、ロマネスク時代当時、ここまで建てこんでいることもなかったんじゃないでしょうかねぇ。知らず知らず、「小さなお家」のように、周囲が侵食されてしまった結果でしょうか。 こういうときに、中世やルネサンス期の古地図があったら面白いだろうなぁ、と思いますが、どこに言ったらそういうものに会えるんでしょうね。 |


