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Vojnits論文の広げた波紋というのは、やはり小さくなかったようで、直後に反オボ勢力の反撃が始まる。
しかし、いずれも、論文を詳細に吟味することなく「デマじゃ!デマじゃ!」と頭から決め付けるヒステリックな反応。
まあ、反オボにありがちなんですけど。
それらを、あらためて検討すると、順番に以下のようなプロセスになると思う。

(1)まずVojnits論文の信憑性にケチをつける。
(2)STAP現象とはディテールにおいて異なると強調する。
(3)それより先にMu論文があったという。
(4)Vojnitsらは小保方氏らの論文を明確に否定しているという。
(5)いずれにせよ不正は許せん。

まあ、こんなところでしょうか。
(2)(3)については、すでに検討しましたので、次に(1)なんですけど、
(1)の反応については、もっぱら八代嘉美さんのツイッターが取り上げられているようで、

「誰だよこんなデータで査読通したやつは。というかあんな事件のあとでよくこんなの通す気になったなあ。出せば載っちゃうんじゃないのここ‥‥」

で、この点について、teabreak2さんは、次のように指摘している。

「上記のツイッターでも八代氏の発言を読んで感じたのは、八代氏は、『iMuSCs細胞とSTAP細胞とは同一コンセプトだ』との前提に立っているということです。『STAP細胞の件であれだけの捏造データで問題となったばかりなのに、そんな事件のあとで、よくこんな同じようなコンセプトの論文通したな』という意味に普通は受け止めます。‥‥‥『STAP細胞とコンセプトは同じ』という反射的に吐露した呟きとして貴重だと感じます」

たしかに、おもしろいですよね。人間って、驚くと思わずホンネが出てしまうんですね。
いずれにしても、最初の興奮がおさまると、Vojnits論文の信憑性そのものを疑う人は、反オボの中にもいなくなったようです。それで、(2)〜(5)の議論が出てきたんですね。

で、次に(4)ですが、これは「はちま起稿」や粥川氏によって引用されているVojnits論文の中の次の件です。

「成体組織中に多能性様細胞が存在するということは、何年も論争の話題になってきた。というのは、矛盾する諸結果が複数のグループから報告されてきたからだ。しかし、これまでのところ、そのような多能性幹細胞を体細胞からつくることができたという研究は存在しない」

しかし、これはTissue論文について言及したもので、ネイチャー論文について言及したものではないですよね。「STAP」という概念を確立し、それを証明したことになっているのはネイチャー論文なのですから、こっちの方に言及していなければ意味がないです。もちろん、ネイチャー論文はすでに撤回されていますから、Vojnitsたちがそれに言及しなければならない理由はないわけです。また、言及するはずもない。しかし、第三者である我々が「STAP現象の再現かどうか」を議論する場合には、当然ネイチャー論文のほうと比較しなければならない。ネイチャー論文の信憑性が疑われた大きな原因の一つが「再現できない」ことだったわけですから、Vojnits論文によってそれが再現されたと解釈できれば、これは確実にネイチャー論文の信憑性を増すことになります。
この場合、Vojnitsらがネイチャー論文に言及しなかったことは、まったく無関係です。なぜなら、彼らは、彼らの研究のオリジナリティーを強調したいですから、ネイチャー論文のことは無視するに決まっているからです。逆に言えば、むしろ「STAP現象の再現とは思われたくない」というのが彼らのホンネであり、だからこそ、発表時期を今頃にしたということもできるわけです。そういう彼らの意見を参考にすること自体が無意味です。


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