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遠藤高帆論文についてだが、まず問題となるのはFig.2である。
 
(ここで、Fig.2をコピーしようとしたが、できなかった。通常通りの手順で貼り付けたのに、送信したら消えている。なんで? 申し訳ないけど、元の論文参照してください)
  

で、このうち(B)を見ると、ES細胞において高く発現する遺伝子Sall4Klf4については、B6一色である。FI幹細胞はB6由来だから、これは当然ということになる。
 
で、次に(C)なのだが、TS細胞に特異的に発現する遺伝子Elf5Sox21を見ると、B6以外(non-B6)のものが混ざっている。Sall4等はB6一色なのであるから、これは、TS細胞の混入以外に説明がつかない。ここが、この論文のキモと思われる。
 
しかし、例えばElf5のSNP(ID rs13469472)をみると、B6側からの発現が半分ほどある。ということは、混入がなくても、FI幹細胞は元からTS細胞に特異的な遺伝子を発現していたことになる。
 
ただし、TS細胞はCD1由来であって、CD1は近交系ではなくクローズドコロニーであるという。遺伝子がヘテロだから、話は若干ややこしくなる。これだとCD1由来のB6ということもあるかもしれない。しかし、それがたまたまB6に一致するという割合はそんなに多くはないだろう。これだけで半分がB6という結果を説明するのには無理があると思われる。
 
もうひとつ気になる点は、Elf5に限っていえば、ES細胞からの発現もあるかもしれない。実際、Fig.4(A)を見ると、Itga7という遺伝子はES細胞からの発現が10%ほどある。そこで、Elf5はどうかと思ってみたところ、ここにES細胞からの発現はない。したがって、この点はクリアしている。
 
で、問題はSox21である。ごらんのように、ほとんどがB6からの発現である。これはもう、FI幹細胞からガンガン発現しているとみるしかない。
 
で、念のために、ES細胞からの発現はどうかと思ってFig.4(A)をみたところ、Sox21のデータが載ってない。そこで「あれ?」と思ったわけだ。
 
Fig.2に載せたらFig.4にも載せるんじゃないか、普通。キモのところだし。
 
なんか作為を感じる。不都合なデータだから省いたと疑われても仕方がないのでは。FI幹細胞に高い発現があったのかな。
 
自分の望むストーリに合わない不都合なデータを意図的に省くことは不正である

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