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気まぐれ先生は、小保方さんの採用の経緯についても述べている。
わたくしが最も感銘を受けたのは、じつはこの部分である。


「STAPを傘下におさめたいと、小保方さんを杜撰に採用したと糾弾されています。これも全く違います。小保方さんを採用したのは『想像できない人材』である可能性を求めてのことです。小保方さんはまだ二十代(当時)でもあり、研究者として未熟であることは認識していました。因みにCDBは大学院生をTLに選んだこともあるのです。なまじ賢くないことが我々が彼女に興味を持った理由です。どうどこまで育つか、小さなユニットで独立して研究するチャンスを与えてみよう、というのは、我々として当然の人事選考方針で間違っていたとは全く思いません。採用面接でも『ヒトでもSTAPを樹立し、世の中に役に立ちたい』などとありきたりに述べるようではありませんでした。むしろSTAP化のメカニズムに向かいたかったようで、また、STAPなどあっさり捨てて、全く別に飛んでいきそうだという印象もありました。それでいいではないか、どこへ飛んでいくか見てみようというやりとりであったのを覚えています。」

「岸委員会は、間違いのない、優秀な子を選ぶよう、もっと注意を払うべきだったと糾弾しています。それは私たちの人を選ぶ思想ではありませんでした。私たちは、私たちを越える可能性のある人を求めたのです。臥龍鳳雛を求めたのです。時として誰も想像しないような人物が想像できない偉業を成し遂げるのです。金太郎飴のように、切っても切っても『優秀な』一流大出が出てくるような選考は志していませんでした。もちろんかくある人事選考には間違いはつきもので、若い人を選ぶのに間違いのない人事選考などつまらない選考でしかありません。」


気まぐれ先生にしてみれば、CDBを解体されたことが残念無念であるらしい。しかしそれは、たんに規模を縮小されたとか、予算を削られたとかいう単純な話ではなく、昔のCDB独自の気風が失われたのが残念ということであるらしい。ようするに、優等生ばかり集めたミニ東大をもう一つ作ってどうすんだ。型破りの人材を抜擢する気風が失われたのではないか、という嘆きがあるらしいのである。

ただし、誤解のないように言っておくと、型破りといっても、デタラメやっていいということではなく、気まぐれ先生は科学者としては大変厳格である。例の画像の間違いにしても、あのような重要なデータを間違えるとはまったくなっとらん。あとで修正すればいいというものではない。間違えた時点でアウトだ、と大変手厳しい。「研究の作法をしっかり身に着けないと、いくら発想がよくても大成しない」とおっしゃる。
たしかに、ベタベタに甘ければいいってもんではなかろう。気まぐれ先生も小保方さんに大成して欲しいと思って厳しく叱っているわけで、だからこそ小保方さんも気まぐれ先生を自分の先生だと認めているのだろう。

また、小保方さんの研究環境にも問題があったことは確かだ。「彼女の指導者であった人たちの責任は大である」と先生はいう。気まぐれ先生によれば、研究者には二つのタイプがあり、一つは実用的な研究をして特許取得などを目指すタイプ。もう一つは純然たる自然科学への探求心から研究に没頭するタイプである。気まぐれ先生としては後者が好みだということである。しかし、大和研、バカンティ研、若山研と、小保方さんが渡り歩いた研究室は全て前者であった。小保方さんは明らかに後者のタイプなのであるから、これは不運といえば不運である。







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