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●「催眠」について(松岡圭祐著)

松岡圭祐著、小学館文庫、1999.5
※書籍情報(表紙画像など)は記事右下にある「私のおすすめ〜」のリンク先でご確認ください。
クリックするだけでは料金はかかりませんし、こちらに報酬がはいることもありません。

先日観た映画「催眠」の原作本(参照「■雨ですね〜」)

映画とは全く違った話。映画は主人公の名前や、言葉を抽出して作り上げた別物です。

(映画は映画で私は楽しめました。菅野美穂が好きなので♪)

原作は多重人格障害を患う入江由香を、

カウンセラーの嵯峨敏也が警察・世間・家族の「偏見」から守りぬく話。

ジャンルはホラーではなくサスペンス。


入江由香は、7歳から「精神分裂症」を患い、現在41歳。

2年前からは「多重人格」までも引き起こした重症な患者。

しかし、そうであることを誰にも知られず、理解されず苦しみながら生きてきた女性。

本人はそれらを全て「ミドリの猿」によってかけられた催眠術によるものだと思い込み、

テレビで見かけた「偽催眠術師」実相寺のもとへ「催眠術を解いてくれ」と助けを求めに行く。

しかし、実相寺は「急に「宇宙人」になり代わる」由香を

「宇宙と交信できるチャネラー」として「占いの館」で働かせることに・・・。


それをたまたま知ったカウンセラー・嵯峨敏也が、自分の信じる正義のもとに奔走する。


物語は、由香だけでなく、上司である倉石とその元妻、駆け出しカウンセラーの朝比奈、

由香の両親・夫を含めた家族、実相寺の人生、そして、自分自身が持っている

「亡くなった父と、一人で暮らす母への思い入れ」をも浄化させ、

とても読後感のよい作品に仕上がっています。


この話は勿論フィクションなので、病状や、治療法などが全て真実ではないと思います。

(最後に断り文もある)

しかし、精神病や催眠療法といったものへの「偏見」に立ち向かった良作であると思いました。


由香の精神分裂症の原因は店を切り盛りする両親が、

由香が小学校になったとたん構ってくれなくなったこと。

両親にとっては、それはお互いの決め事で、由香の兄はそれで問題なかったものだから、

そのことを何とも思っていない。


しかし、「子どもはひとりひとり違うもの」なのです。

「同じように育てたのに・・・」ということ自体が問題なのです。

(教育機関(学校ではない)に勤める妹が受けた研修の受け売りですが)


以下、作品内で心に残った文章の抜粋です。

「絶望的な環境におかれた人々は、自身の精神面の危機を自分で気づくことができないものです。」

精神病が発症する原因は家族にあることが少なくない。(中略)
家族はどうあるべきなのだろうか。そもそも、正しい家族なんてあるのだろうか。

「(略)生きているかぎり、人はだれでも精神病の入り口に足を踏みいれているんです。
意識の喪失や幻覚についてもそうです。私たちは睡眠によって毎晩意識を失い、
夢という幻覚をみているじゃないですか。人間にならだれにでも起こりうることなんです。
すなわち逆に、私たちに善悪の区別がつくのなら、たとえ精神病であっても
それらはやはり同じだということなんです。正常と異常という区別自体、まちがっているんです。
人間は、生きているかぎりは正常でも異常でもあるんです。(略)」


ちなみに「パチンコ」にも催眠作用があり、被催眠性の高い人は気をつけたほうがよいそうですよ♪

(なにしろフィクションですので、どこまで本当かわかりませんが)

 気になる方はぜひ本書をお読みください☆

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●「催眠」(松岡圭祐著)

閉じる コメント(14)

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私「松岡圭祐」さん大好きです〜♪催眠も面白いよね。シリーズがずっとあるので、読んでくださいな♪現在。実家に「トランス オブウオー(下)」を置きっぱなしにしています。帰ったら読みます。私は、読むの遅いのです。

2005/10/8(土) 午後 8:06 hit*ji*a*n10*

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ひつじさんのお墨付きですか!わーい^^「千里眼」とかが続き物なのかしら?今溜まっている本がはけたらまた借りて読もうと思います^^私も読むの遅いですよ〜。だから「睡眠」キャラが夢に出てくる始末・・・。他のを読んだらまた感想書きますね!

2005/10/8(土) 午後 10:44 NYANKORO

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えいや〜

2005/10/9(日) 午後 6:09 hit*ji*a*n10*

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はい!「千里眼」です。感想よろしくです。千里眼シリーズに読み進むと、もっともっと松岡ワールドにどっぷりハマっちゃいますよ〜。^^

2005/10/9(日) 午後 6:13 hit*ji*a*n10*

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ひつじさんおはようございます☆えいや〜!とりゃ〜!(意味ナシ)やっぱり「千里眼」でしたか^^また図書館で探してみます♪

2005/10/10(月) 午前 7:14 NYANKORO

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あのですね・・・。コメントがでなかったので、「えいや〜」とポチッとしたのです。^^;私のえいや〜は、意味があるんだよ?!

2005/10/16(日) 午後 7:57 hit*ji*a*n10*

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ひつじさま!これは失礼いたしました!!ご無礼をお許しくださいませ〜!!ひらに〜ひらに〜。でも効果ありそうですね☆ちゃんとコメント出ているし・・・!

2005/10/17(月) 午後 0:55 NYANKORO

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僕も読みますた〜!^^緑の猿が印象的です。読後感もスッキリしていて良い作品でしたね!ちなみに、「千里眼」はまだ読んでませ〜ん。いつになったら読めるんだろう???^^;

2006/2/22(水) 午後 1:43 [ kei**i_h*ujyou*60ai ]

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お〜い、コメントや〜い。

2006/2/22(水) 午後 1:44 [ kei**i_h*ujyou*60ai ]

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KEIさん、結局「緑の猿」ってなんやねん!って感じでしたが、読後感はとてもスッキリしていてよかったです!私もまだ「千里眼」読んでいません〜(;・∀・)読みたいのですが・・・。

2006/2/22(水) 午後 6:18 NYANKORO

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千里眼はとてつもなく 長い物語です。でも読みはじめると かなりハマります・・・。TT 美由紀にハマリます。絶対。。。・・・。ですが・・・千里眼・・・長文すぎです。

2006/4/5(水) 午後 6:19 hit*ji*a*n10*

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ひつじさん、千里眼も長かったですが、続編の「千里眼/ミドリの猿」の分厚さ、どういうことですか〜。゚(゚´Д`゚)゚。えーん!!・・・でも京極夏彦だって読んできたのですから、乗り越えてみせます〜Σb( `・ω・´)グッ!

2006/4/5(水) 午後 6:58 NYANKORO

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僕もトラバさせていただきます!ね。^^v

2006/5/21(日) 午前 2:35 [ kei**i_h*ujyou*60ai ]

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KEIさん、TBありがとうございます☆

2006/5/21(日) 午後 0:10 NYANKORO

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小説:松岡圭祐「催眠」

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