●「催眠」について(松岡圭祐著)
先日観た映画「催眠」の原作本(参照「■雨ですね〜」) 映画とは全く違った話。映画は主人公の名前や、言葉を抽出して作り上げた別物です。 (映画は映画で私は楽しめました。菅野美穂が好きなので♪) 原作は多重人格障害を患う入江由香を、 カウンセラーの嵯峨敏也が警察・世間・家族の「偏見」から守りぬく話。 ジャンルはホラーではなくサスペンス。 入江由香は、7歳から「精神分裂症」を患い、現在41歳。 2年前からは「多重人格」までも引き起こした重症な患者。 しかし、そうであることを誰にも知られず、理解されず苦しみながら生きてきた女性。 本人はそれらを全て「ミドリの猿」によってかけられた催眠術によるものだと思い込み、 テレビで見かけた「偽催眠術師」実相寺のもとへ「催眠術を解いてくれ」と助けを求めに行く。 しかし、実相寺は「急に「宇宙人」になり代わる」由香を 「宇宙と交信できるチャネラー」として「占いの館」で働かせることに・・・。 それをたまたま知ったカウンセラー・嵯峨敏也が、自分の信じる正義のもとに奔走する。 物語は、由香だけでなく、上司である倉石とその元妻、駆け出しカウンセラーの朝比奈、 由香の両親・夫を含めた家族、実相寺の人生、そして、自分自身が持っている 「亡くなった父と、一人で暮らす母への思い入れ」をも浄化させ、 とても読後感のよい作品に仕上がっています。 この話は勿論フィクションなので、病状や、治療法などが全て真実ではないと思います。 (最後に断り文もある) しかし、精神病や催眠療法といったものへの「偏見」に立ち向かった良作であると思いました。 由香の精神分裂症の原因は店を切り盛りする両親が、 由香が小学校になったとたん構ってくれなくなったこと。 両親にとっては、それはお互いの決め事で、由香の兄はそれで問題なかったものだから、 そのことを何とも思っていない。 しかし、「子どもはひとりひとり違うもの」なのです。 「同じように育てたのに・・・」ということ自体が問題なのです。 (教育機関(学校ではない)に勤める妹が受けた研修の受け売りですが) 以下、作品内で心に残った文章の抜粋です。
ちなみに「パチンコ」にも催眠作用があり、被催眠性の高い人は気をつけたほうがよいそうですよ♪ (なにしろフィクションですので、どこまで本当かわかりませんが) 気になる方はぜひ本書をお読みください☆
| ||||||||||||
トラックバック(2)
トラックバックされた記事
小説:松岡圭祐「催眠」
稲垣吾郎、菅野美穂主演の映画でも話題になった作品。 200ページまでは前菜。長いと思われるかもしれませんが、そのあとの本編、デザートにいたるまで、ほんと楽しい。 物語自体は、それほど際立ったミステリーではありません。メインとなる骨太のカウンセリングの物語に
2006/5/21(日) 午前 2:36 [ KEIの『ブログBAR』。 ]
『催眠』 松岡圭祐
東京カウンセリング心理センターで催眠療法科長を勤めている嵯峨敏也は、TV番組でチャネラーを名乗る女占い師が取り上げられているのを見て興味を覚える。早速占いの店を訪れた彼は、その女性=入江由香が多重人格障害を患っていると判断し、彼女に救いの手を差し伸べようとするの
2008/11/13(木) 午前 8:32 [ 【徒然なるままに・・・】 ]

私「松岡圭祐」さん大好きです〜♪催眠も面白いよね。シリーズがずっとあるので、読んでくださいな♪現在。実家に「トランス オブウオー(下)」を置きっぱなしにしています。帰ったら読みます。私は、読むの遅いのです。
2005/10/8(土) 午後 8:06
ひつじさんのお墨付きですか!わーい^^「千里眼」とかが続き物なのかしら?今溜まっている本がはけたらまた借りて読もうと思います^^私も読むの遅いですよ〜。だから「睡眠」キャラが夢に出てくる始末・・・。他のを読んだらまた感想書きますね!
2005/10/8(土) 午後 10:44
えいや〜
2005/10/9(日) 午後 6:09
はい!「千里眼」です。感想よろしくです。千里眼シリーズに読み進むと、もっともっと松岡ワールドにどっぷりハマっちゃいますよ〜。^^
2005/10/9(日) 午後 6:13
ひつじさんおはようございます☆えいや〜!とりゃ〜!(意味ナシ)やっぱり「千里眼」でしたか^^また図書館で探してみます♪
2005/10/10(月) 午前 7:14
あのですね・・・。コメントがでなかったので、「えいや〜」とポチッとしたのです。^^;私のえいや〜は、意味があるんだよ?!
2005/10/16(日) 午後 7:57
ひつじさま!これは失礼いたしました!!ご無礼をお許しくださいませ〜!!ひらに〜ひらに〜。でも効果ありそうですね☆ちゃんとコメント出ているし・・・!
2005/10/17(月) 午後 0:55
僕も読みますた〜!^^緑の猿が印象的です。読後感もスッキリしていて良い作品でしたね!ちなみに、「千里眼」はまだ読んでませ〜ん。いつになったら読めるんだろう???^^;
2006/2/22(水) 午後 1:43 [ kei**i_h*ujyou*60ai ]
お〜い、コメントや〜い。
2006/2/22(水) 午後 1:44 [ kei**i_h*ujyou*60ai ]
KEIさん、結局「緑の猿」ってなんやねん!って感じでしたが、読後感はとてもスッキリしていてよかったです!私もまだ「千里眼」読んでいません〜(;・∀・)読みたいのですが・・・。
2006/2/22(水) 午後 6:18
千里眼はとてつもなく 長い物語です。でも読みはじめると かなりハマります・・・。TT 美由紀にハマリます。絶対。。。・・・。ですが・・・千里眼・・・長文すぎです。
2006/4/5(水) 午後 6:19
ひつじさん、千里眼も長かったですが、続編の「千里眼/ミドリの猿」の分厚さ、どういうことですか〜。゚(゚´Д`゚)゚。えーん!!・・・でも京極夏彦だって読んできたのですから、乗り越えてみせます〜Σb( `・ω・´)グッ!
2006/4/5(水) 午後 6:58
僕もトラバさせていただきます!ね。^^v
2006/5/21(日) 午前 2:35 [ kei**i_h*ujyou*60ai ]
KEIさん、TBありがとうございます☆
2006/5/21(日) 午後 0:10