内田春菊 (南くんの恋人)
(1985年アニメージュ増刊OZ掲載 1986年〜1987年ガロ掲載)
これは二度ドラマ化されているのかな?
どちらも観ていない。
ある日突然、何故か身体が小さくなったちよみが恋人の南くんと暮らす話。
この作品のラストは、あれで良かったのかどうか賛否両論あるようだが、
私はあれで良かったと思う。 いや、あれはああいう風になるように最初から決まっていたのだ。 作品というのは作者が勝手に考えて描いてるようにみえて、実は何か不思議な力?的なものが作用することもあるのではないか・・・と、たまに思えることがある。 これは、そういう作品の一つのような気がする。
1993年版のあとがきで作者は
「『プラトニックな恋』などと言う人たちにもうんざりだった。
と、語っている。これで、元に戻ってめでたしめでたしとか、いつまでも幸せに暮らしましたとかじゃあ、今まで百万回もあった話と同じじゃないか。 あんたたち、そんなもんで満足なの?と腹が立ってきた。 (中略) そんでこういうラストになった。 どう、興奮したでしょ? これがいいんだよ、漫画だもん。」 しかし、本当に作者はケロッとして胸の痛みを感じずにこのラストを描いたのかと思うとそうでもないようだ。
「しばらくは、ほんとに人ひとり殺したような気分になって、ぼーっとした。」
この作品は最初から、ある種の<哀しさ><淋しさ><不安><寂寥感>
・・・といったものが漂っている。 ちよみが死んでしまうって事が最初から決まってるような感じの作品なのだと思う。
ちよみが何故小さくなったかわからない。
しかし、ちよみも南くんもそれを結構すんなり受け止めて、 今の状態で何とか暮らそうと努力をする。 勿論元の状態に戻りたいと思ってはいるのだけれど、それ程必死でもなく、半ば諦めてもいる感じだ。
これって一体何だろう?・・・と思っていて、フト思った。
ああ、病気や事故で意識はあるけれども全身不随とかになってしまった状態に似ているのかもしれない。
そう思って読むと、ますます切なくなってくる。
自分の大切な人が、ある日突然自分ひとりでは生活出来ない身体になってしまう・・・ そんな風に思って読むと本当に涙が溢れて止まらなくなってしまう・・・。
ラスト、
胸ポケットにちよみを入れたまま、崖を転がり落ちてゆく南くん。 ちよみに怪我をさせまいと必死でちよみを衝撃から庇っている南くん。 ・・・ そこから後はもう、涙なしには読めません。 |

読んでみたい作品ですね♪全然似てませんけど最近読んだ妖気漫画?に同級生(女の子)が先に死んでしまい(ベッドで横たわっている)、主人公も後を追うんだけれど。。病院の屋上から二人で天に昇るシーンが綺麗で・・ヘタクソな漫画でしたけど泣きました。(腹に顔がある変な漫画)
2006/10/27(金) 午前 0:59 [ chikako0435 ]
これはオススメしたい漫画ですね。機会があれば読んでみて下さい。・・・(腹に顔がある変な漫画)って、どういう漫画なのか、全くわかりませんが、ちょっと読んでみたいです。
2006/10/27(金) 午前 6:47
実写ドラマは深キョン版は少し見ました。原作は悲しいですね。ラストでええって思いました。因みに内田春菊の「めんず」は悲しくて読めませんwwなぜならあの作品に出て来るダメ男が自分にオーバーラップしてしまうのでww
2006/10/27(金) 午後 7:27
「めんず」はまだ読んだことはありません。でも是非とも読んでみたくなりました〜♪
2006/10/27(金) 午後 8:20