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2006年7月20日

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砂かけ婆

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出身地は兵庫県或いは奈良県。
神社や森の中の木の上におり、人が通ると上から砂を振りまいて驚かす。
本当に砂をかけることもあれば、ただ砂をまく音が聞こえるだけの時もあるらしい。

鬼太郎のアニメの中では非常にしっかりして頼りになりそうなお婆さん、というイメージが強い。
子泣き爺の方がイマイチ影が薄いような気がする。

実際、世の中にいる爺さん、婆さんたちを比べてみると、
どちらかと言うと婆さんの方がしっかりしているような気がするのだが、本当のところはどうなんだろうか?

夫婦の場合、妻に先立たれた夫はすぐに後を追うかの如くあの世とやらに旅立っていくことが多いが、
夫に先立たれた妻は、ますます若く元気になって長生きをしているような気がする。
私の周りにもそういった人たちが何人か実在する。

一般的に女性の方が<生きるパワー>に溢れているということなのだろうか?

結婚して舅、姑、小姑にいじめられ、夫には助けて貰えず孤軍奮闘してきた妻は、
それらの人たちがいなくなった後、大いにわが世の春を楽しんでいるのかもしれない。
そういう風に考えると、泣けてくるじゃあないですか。

そういう同居の煩わしさがなくても、変な勧誘の電話、訪問販売、架空請求のハガキなどとの戦いをするのもたいていは女性の方だったりするしね。
そういえば・・・同じ主婦仲間との戦い、子供の親同士との戦い、学校との戦い・・・
身の回りには妖怪はいなくても「戦い」は、どこにでも転がってるよね〜。

女性って、年を取れば取るほど強くならざるを得ないんだと思うのよね。
男性だって、仕事先での戦いがあるって言われそうだけど、
どうも「戦い」のパワーが違うような気がするのよね。

所謂「大阪のおばちゃん」パワーは凄いが、彼女たちも生まれたときからああだったわけではない。
色々な経験を積むうちにああいう風に強く(ずうずうしく?)なったんだと思うのだ。


「砂かけ婆」から随分話がずれてしまったが、
ま、要するに「女は強い!」っていう事で宜しいでしょうか?(笑)

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高野文子 (黄色い本 ジャック・チボーという名の友人)

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(1999年 アフタヌーン10月号掲載)

先日、古本屋でこの本を見つけて買ってきた。

どこかで「理系の人には理解しにくい」とか「万人向けではない」といった感想を読んだが、そういう一面も確かに持ち合わせているかもしれない。

反面、「凄い作品だと感動した」とか「胸の中にあふれてくるものがあって、目頭が熱くなった」とかいう人もいる作品だと思う。


主人公の田家実地子(たいみちこ)は高校三年生。
就職を目前にしたごく普通の少女だ。
彼女は図書館で借りてきた本(チボー家の人々)を読みふける。
ただひたすら読みふける。
家でも、学校でも、バスの中でさえも、読みふけっている。

そして、次第に彼女の周りには小説の中の登場人物たちがさりげなく現れ始める。
自分の部屋の片隅に・・・或いは台所で料理をしている後ろにも・・・

「何をしているの」
「小説を読んでいるの」

朝に夜に・・・ジャックたちのいる世界の中にいる実地子。

・・・と、こんな風に書くと異次元の世界に紛れ込む話? SF?と勘違いされてしまいそうだが、
<ジャックたちの世界の中にいる>と言ってもそれは実地子の頭の中のみ。
実地子はちゃ〜んと日常生活を送っているし、現実と架空の世界を混同しているわけではない。


こういう感覚・・・。
実は私の高校時代もそうだった。
授業中でも朝礼の時でもテスト中でも・・・いつも彼ら(架空世界の住人たち)は私の傍にいた。
ある時は、ただいるだけ・・・。
そして、ある時は私に話しかけてくる。
私が落ち込んでいるときには慰めてもくれる・・・。
そんな存在だった。


今でも、ときたま彼らはそっと私の傍に来て佇んでいる時がある。
そんな時、私は彼らに尋ねてみる。
「大丈夫だと思う?」
彼らはきっとこう答えてくれるのだ。
「大丈夫だよ」





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