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《概要》
境目の値を表す言葉で、「いきち」または「しきいち」と読む。
香りや匂いをを扱う世界では、その強さを表す数値として用いられる、具体的には、嗅覚を起こすために必要な匂いの最小濃度で、単位は通常ppm(100万分の1を表す単位)が用いられる。したがって、値が小さいほど低濃度で嗅覚が起こることから、その物質は匂いが強いということになる。
閾値には以下の3種類がある。
○検知閾:人が匂いを感じる最低限の濃度
○認知閾:数種類の匂いを表す言葉から、適切なものを選ぶことができる最低限の濃度
○弁別閾:匂いの強度と質に関して違いが識別できる最低限の濃度
《閾値の参考データー(単位はppm)》
○アセトアルデヒド(0.21)
○アセトン(100.0)
○ベンゼン(4.68)
○フェノール(0.047)
○二塩化イオウ(0.001)
(匂いと香りの正体 外崎肇一著 より抜粋)
《注意事項》
嗅覚は体調や精神状態などに影響されるため、文献などの掲載される閾値にはバラツキがある。その差は、大きいときには一桁(濃度で言えば一万倍以上)の差が出ることもあることを念頭に、数値を扱う必要がある。
《補足》
閾値には「検知閾」「認知閾」「弁別閾」の3種類があると説明したが、「匂いと香りの正体 外崎肇一著」では次のように説明されている。
○検知可能閾値:匂いはわかるが、何の匂いかまで特定できない
○認知可能閾値:何の匂いか特定できる
○個人感覚閾値:個人の感覚で認知できる
○半数嗅覚閾値:複数の人の半数以上が認知できる
《蛇足》
閾値は「いきち」が正しい読み方だが、言葉の響きから意味がくみ取りにくいことから、「しきいち」と読まれることも多い。私はコンピューター業界に身を置いていたが、ごく普通に「しきいち」と発音していた。
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今あろまの講師をしていますが、閾値について、単位などを聞かれました。様々な閾値がある中で、鼻はどうなんだろうと困っていましたが、とってもためになりました。これで生徒さんにちゃんと回答できます。本当に助かりました。ありがとうございます。
2011/3/25(金) 午後 9:33 [ はれこ ]