|
軽部潤子さんの名作「君の手がささやいている」
月刊miniで連載され、単行本も300万部以上売れたそうです。
菅野美穂と武田真治でテレビドラマ化もされたので、
結構知ってる人は多いでしょうね。
年甲斐もなくマンガの方にのめり込んでしまいました。
聾唖者(聴力障害者)の美栄子が会社の同僚の健聴者野辺博文と、
言葉と障害と偏見の壁を乗り越えて結ばれる話。
それから出産・子育てと続いていく
ドラマでは、結婚するまでが第1章、全部で第5章まで放送されました。
しかし、その後、マンガでは千鶴が後天性難聴にかかってしまうという悲劇が続くんですね。
千鶴は確か人口内耳の手術を受けて聞こえるようになったはず。
難聴とは無関係な話ですが
僕は、美栄子の友達のやっぱり障害を越えて結婚した友達の死と残された家族の再生を描いた話が感動的だったなあ。後、義父の葬式に行く会もあったっけ。原作は手元にもうないのが残念。
母・父・弟と家族を全て亡くしてしまった自分としては、愛するものを失った喪失感とそこからの立ち直りって結構大変だったのです。
身近な人の死というのは、マンガでも小説でもよくあるテーマで、
思い出せそうな気もするのですが、
このマンガでは、夫と長男が残された思い出を焼き捨てて処分することで忘れて元気になったはず。
なお、この資料を探していて見つけたのですが、
若林康志さんの「マンガの中の聴力障害者」というサイト
( http://www001.upp.so-net.ne.jp/wakan/index.html#deaf )
には、このマンガのモデルである野邊夫妻の話も出ています。
若林さんは野邊夫妻と個人的なお付き合いがあったとの事で、実際は博文氏は消防士、美栄子さんは区役所勤務だったそうです。
他にも興味深い話が収録されていますので、よろしかったら見てください。
|