虎ときどき牛(奥の間)

「食うことばっかり考えて生きてるだろ」と言われても、否定できない私です。

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2012年度センター試験(韓国語)第5問

第5問 長文読解2(エッセイ)

[全訳]
 ジョンウ兄さんとの思い出は、初等学校(→小学校)3年生の時の夏休みが最後だ。その日は、同じ村に住んでいるジョンウ兄さんの自転車を借りて、はじめて自転車を習った日でもあった。中学生だった兄さんの自転車は、私が乗るには少し大きかったが、私がねだったのもあって、兄さんも教えてやろうと言って、私が兄さんの自転車を(=押して)兄さんに(=ついて)学校の運動場に行った。
 その日、私は生まれてはじめて自転車のサドルに座ってみたので、自信はなかったが、兄さんが後ろでつかんでくれるおかげで、転ばずに少しずつ前に進むことができた。ふらつく自転車の上でバランスをとるためにありったけの力をつかっている私に、兄さんは、転んでもいいからペダルを続けて強く踏め(→強くこぎ続けろ)と言った。私はペダルを強く踏むと姿勢がもっと不安定になって転ぶのではないかと怖かったが、兄さんの指示に従うほかなかった。
 出発後、自転車が前に進み始めると、(46)いくつかの問題が生じ始めた。転ぶかもしれないという不安や恐怖で前も見えず、目に入るものといえばぎゅっと握っているハンドルだけだった。またハンドルを握っていた手が疲れてきたからか、次第に手の中の力が抜けていき始め、はじめて座った自転車のサドルのせいで経験したことのない苦痛を感じるようになった。それに、ブレーキがどこにあるのかも知らなかった私であったので、止まりたくても止まることができなかった。その瞬間、自転車をつかんでいた兄さんにお願いしさえすれば、当然兄さんが自転車を止めてくれるだろうという考えが浮かんだ。
 しかし、兄さんを呼ぼうと〈〉後ろを振り返ってみたとき、自転車の後ろには誰もいなかった。「ジョンウ兄さん!」と兄さんの名前を叫んだが、兄さんは答える代わりに「いいぞ、そうやってそのまま前に行け。踏め(→こげ)!」とだけ言った。兄さんが自転車をつかんでくれていないということに気づくと、急に全身の力が〈〉抜けてしまって、泣きたくなった。あの(→あんなに)後ろでずっと「踏め(→こげ)、もっと強く、もっと!」という声が聞こえてきて、私はどうすることもできずずっと踏み(→こぎ)、また踏んだ(→こいだ)。そうするうちに、私は思い通りに方向を変えることができるようになり、ペダルを踏むのをやめても、走る自転車は転ばないのだということがわかるようになった。そして、怖かったスピード感は、私も知らないうちに楽しみに変わって、興奮するほどまでになった。
 方向を変えてジョンウ兄さんに近づきながら、「これ、どうやって止めるの?」と声をかけるほどの余裕が生まれた。ジョンウ兄さんは「ハンドルにあるのがブレーキだ。それを〈=ぎゅっと〉握れ!」と叫んだ。その言葉通りに私は右のハンドルについているブレーキというものを力いっぱい握った。その瞬間、どうなったのか、自転車は止まったようだったが、私の体は前に傾いて自転車のハンドルに胸をぶつけた。そして自転車から落ちた。
 「ごめんごめん、左のブレーキも握れって言わなかったな」兄さんが走って来ながらすまないと言ったが、私は地面に倒れて何も言わなかった。ようやくわかるようになった自転車に乗る楽しみは煙のように消え去ってしまい、頭の中は体のあちこちが痛いということで〈=うわっと〉いっぱいになった。止め方をちゃんと教えてくれなかった兄さんが憎くて、二度と自転車に乗らないと誓いさえした。涙があふれ出て、立ち上がって服をはたきもしないまま泣きながら家に帰った。
 その日のことを思うと、今も(47)顔が赤くなる。その時ジョンウ兄さんのおかげで自転車の乗り方を習うことができ、その後、自転車は私の親しい友達になった。しかし、ただ幼かったその時の私は、何も言わず自転車を置いていったジョンウ兄さん(のこと)を理解することができず、はじめからブレーキの握り方を教えないで私にけがをするように仕向けたジョンウ兄さんを許すことができなかった。後でわかったことだが、しばらくのちにジョンウ兄さんの家族は引っ越して行った。
 今日たまたま、ジョンウ兄さんが大学を卒業後、今はアメリカのどこかで留学中だという話をはじめて聞いた。その話を聞いて、忘れていた昔の思い出がよみがえり、兄さんに会いたくなった。会って、その時は伝えられなかった感謝の気持ちを、きっとジョンウ兄さんに伝えなければならないから。

問1
[解説]
語句を入れる空欄補充問題。文脈から、〈自転車を持参して兄さんとともに学校の運動場に行った〉という大まかな状況はつかむことができるだろう。この状況に合うように語を選べばよい。選択肢を順に見ていこう。
(1)は、〈自転車に「乗って」、兄さんを「連れて」〉となる。Aは正しそうに見えるが、この時点で「私」は自転車に乗ることはできないはずなので、不適切。Bは、「私」が兄さんを連れて行ったのではなく、逆に兄さんに連れられていったので、不適切。
(2)は、〈自転車を「引いて」、兄さんに「ついて」〉となる。Aは、日本語では「(自転車を)押す」という表現に相当する。これは自転車を持参している様子として適切。なお、韓国語では「(自転車を)引く」と表現することに注意したい(ちなみに、日本でも地域によっては、韓国語と同様に「(自転車を)引く」と表現する場合もある)。Bは、「私」が兄さんに連れられていったという状況に合致しており、適切。
(3)は、〈自転車を「押して」、兄さんを「お連れして」〉となる。Aは正しそうに見えるが、これだと「私」は自転車を後ろから(荷車などを押すように)押しているということになり、動作としては適切ではない。Bも正しそうに見えるが、「私」は兄さんに向かっていわゆるパンマル(ぞんざいなことば)で話しかけており、「お連れして」といった謙譲語を用いる関係とは言えないので不適切。
(4)は、〈自転車を「買って」、兄さんを「乗せて」〉となる。これはそもそも全体の大まかな状況に合致しておらず、明らかに不適切。
以上から、正解は(2)。
【45】→(2)

問2
[解説]
下線部に合致しないものを選ぶ問題。「適当でないもの」を選ぶ、という点に注意。下線部(46)は「いくつかの問題」という意味になるが、その「問題」については、下線部のある第3段落で述べられている。したがって、選択肢の中で第3段落の内容に合致しないものを探せばよい。
では、選択肢を順に検討していく。
(1)は、「ブレーキの位置を知らず、止めることができない(という)現実」という意味になる。これは、第3段落第4文(게다가 브레이크가 어디에 있는지도...)の内容に合致する。
(2)は、「手の力がなくてハンドルを取りのがしてしまうような不安感」という意味になる。これは、第3段落第3文の前半部分(또 핸들을 쥐고 있던 손이...)の内容に合致する。
(3)は、「自転車のサドルに慣れておらず感じる苦痛」という意味になる。これは、第3段落第3文の後半部分(처음 앉아 본 자전거 안장 때문에...)の内容に合致する。
(4)は、「自転車の速度が急に速くなることに対する恐怖」という意味になる。第3段落で述べられている「恐怖」は「転ぶかもしれない」ことに対するものであって、「速度が急に速くなる」ことに対するものではないので不適切。
以上から、正解は(4)。
【46】→(4)

問3
[解説]
下線部の理由を選ぶ問題。下線部(47)は「顔が赤くなる」という意味になるが、これは日本語と同様、「恥ずかしさ(照れくささ)を感じる」という意味になる。その理由は、下線部のある第7段落で述べられている。すなわち、「ジョンウ兄さんのおかげで自転車の乗り方を習うことができた」こと、にもかかわらず「何も言わず自転車を置いて行ったジョンウ兄さんのことを理解できず、ブレーキの握り方を教えないでケガをするように仕向けたジョンウ兄さんを許せなかった」ことが述べられている。まとめると、「自転車に乗る楽しみを教えてくれたジョンウ兄さんの行動を理解できず、感謝するどころか、ケガをさせるように仕向けたと考えて憎んでしまった」ために、それを思い出して「私」は恥ずかしさを感じているのである。
では、選択肢を順に検討していく。
(1)は、「転んでわっと泣き出したことが思い出されて」という意味になる。
(2)は、「自転車に乗ることができなかったことが恥ずかしくて」という意味になる。
(3)は、「感謝することを知らずに兄さんのせいにしたことが思い出されて」という意味になる。
(4)は、「兄さんのことを思うと再び腹が立って」という意味になる。
上記の理由説明に合致するものは(3)であり、これが正解。
【47】→(3)

問4
[解説]
擬態語を入れる空欄補充問題。꽉は、力を入れてぎゅっと締め付けたり押さえたり握りしめたり抱きしめたりする様子を表す際、あるいは、あるものの内部にぎっしり、みっちりと満ち満ちている様子を表す際、苦しみをぐっとこらえる様子を表す際に用いられる。
空欄を順に検討すると、アは、後ろを振り返る様子を表す語が入る。イは、全身の力が抜ける様子を表す語が入る。ウは、自転車のブレーキを力を入れて握る様子を表す語が入る。エは、頭の中がある思いで一杯になる様子を表す語が入る。
したがって、꽉が入るのはウとエであり、正解は(6)。
【48】→(6)

問5
[解説]
「本文の内容と一致するもの」を選ぶ問題。選択肢を順に検討していく。
(1)は、「ジョンウ兄さんに自転車を教えてほしいとねだって、自転車の乗り方を習うことができた」という意味になる。これは、第1段落・第7段落から読みとることができる。
(2)は、「自転車を止めようと、右側のブレーキを握った拍子に、自転車から落ちた」という意味になる。これは、第5段落から読みとることができる。
(3)は、「私が話をする(→声をかける)と、ジョンウ兄さんが自転車を止めてくれるように約束をしたが、兄さんはそうしなかった」という意味になる。第3段落で「私」は、ジョンウ兄さんに頼めば自転車を止めてくれるだろうと思ったことを述べているが、「約束」をしていたという記述はないので不適切。
(4)は、「私は、ジョンウ兄さんのおかげで自転車を習ったが、ジョンウ兄さんのせいで二度と自転車に乗らなかった」という意味になる。第7段落では、「その後、自転車は私の親しい友達になった」とあり、「私」はその後もよく自転車に乗っていることがわかるので不適切。
(5)は、「自転車の乗り方を習って何日もせず、ジョンウ兄さんがすでにアメリカに引っ越したと聞いた」という意味になる。第7段落からは、ジョンウ兄さんの家族が引っ越したのはしばらく後であったことがわかる。このころのジョンウ兄さんは中学生であったことが、第1段落からわかる。また、第8段落からは、ジョンウ兄さんがアメリカに行ったのは大学卒業後であることがわかる。これらを総合すると、(5)の内容は不適切。
(6)は、「ジョンウ兄さんが安全に自転車を教えてくれ、結局、私は自転車を簡単に乗ることができるようになった」という意味になる。第5段落では、「私」が転んで胸を打ったことが述べられており、「安全に自転車を教えてくれ」た、とは言えないので不適切。
以上から、本文の内容に合致しているのは(1)(2)である。
【49・50】→(1)(2)(順不同)

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2012年度センター試験(韓国語)第4問

第4問 長文読解1(論説文)

[全訳]
 科学技術の発達は人間の生活に多くの変化をもたらしてくれた。海の向こうにいけば世界の端が現れると信じていた時代には、生まれた子どもが健康に育ったり大人になる確率がそれほど高くなかった。しかし医学の発達で数多くの病気が克服され、その結果人間の寿命も驚くほど長くなった。そして産業化、工業化にしたがってさらによく便利な製品が大量に流通することで、人々の生活は豊かで快適になった。早朝から日が沈むときまで、(ア=腰が曲がるほど)仕事ばかりしなければならなかった時代は過ぎ、多くの人々が残った時間を楽しむためにあらゆる工夫をする世の中になった。加えて、交通や通信の目を見張る発達によって、全世界が一つの生活圏にくくられるようになった。
 (A=しかし)科学技術の急速な発達による副作用が次第に大きくなっていることもまた事実だ。科学の発達は「より豊かでより便利に生きたい」という人間の欲望に始まる面がある。しかし人間の欲望は限りがないものであり、これを満たそうとすればまた別の欲望が生まれるようになる。こうした終わりない欲望追求の過程で、極度の産業化がなされたその結果、深刻な環境破壊がもたらされた。まず水と空気の汚染が問題になった。そしてこうした問題がある程度改善されると、今度は産業化がもたらした地球温暖化によって特定の国家や地域を超えて地球全体が生存の危機にさらされているのが現実だ。
 (B=また)科学技術の発達による恩恵が誰に対しても等しく行き渡っていないということも問題である。より力のある者、持てる者は科学技術の恩恵を容易に享受することができるが、そうでない者は相対的にその恩恵を受けることができないことによって【42=社会的不平等がますます甚だしくなっている。自家用飛行機でたった1日で外国を行き来する人もいる反面、すぐに食べるものがなくて(イ=飢えるほかない)人が多いのも現実だ。国家間でもこうした事情は同じだ。貧しい国々は食べて生きていくために先進国から産み出された産業ゴミの処理を致し方なく受け持たなければならない場合もしばしば見ることができる。
 このように人間に幸福をもたらすものだと信じられていた科学技術の発達が、かえって人間の生活に不安と不平等をもたらすようになったのだ。(C=そうであるなら)この視点から我々は根本的に考えを変えなければならないのではないか。すなわち、次第に大きくなっていく欲望を満たそうとするよりも、欲望の器を小さく作ろうとする努力が必要なのではないかともう一度考え直してみなければならないのである。

問1
[解説]
組み合わせによる空欄補充問題。
まず、選択肢の表現を見ておくと、アについては、(1)(2)の허리가 휘도록は「腰が曲がるほど」、(3)(4)の날이 새도록は「夜が明けるほど」という意味。イについては、(1)(3)の속을 비운は「中身を空けた(→腹を[意図的に]すかせた)」、(2)(4)の굶을 수밖에 없는は「飢えるほかない」という意味。
空欄アの前後を見ると、「早朝から日が沈むときまで、(ア)仕事ばかりしなければならなかった時代」とあり、このアに「夜が明けるほど」を入れると不適切である。
空欄イの前後を見ると、「すぐに食べるものがなくて(イ)人が多いのも現実だ」とあり、これは「自家用飛行機で……外国を行き来する人」という富裕な人々と対比されていることから、イには「(貧しさのために)飢えるほかない」という内容が入ると判断できる。
以上から、アは「腰が曲がるほど」、イは「飢えるほかない」が入るので、正解は(2)。
【39】→(2)

問2
[解説]
接続語を補う空欄補充問題。この種の問題では、空欄の前の内容と後ろの内容を見比べて、適切な接続語を選ぶことになる。
まず、設問に取り組む前に本文全体の構造を見ておこう。本文は4つの段落からなっている。第1段落は、科学技術がもたらしたよい変化について述べた部分、第2・3段落は、科学技術の発達の副作用について述べた部分、第4段落は以上をまとめて筆者の意見を述べたまとめ部分である。したがって、第2・3段落は、第1段落と対立する内容であると言える。また、第3段落は、第2段落と並列的な内容であると言える。
このことをふまえて、空欄を順に検討していく。Aについては、(1)(3)(4)の그리고は「そして」、(2)(5)(6)の그러나は「しかし」という意味である。Aは第2段落の最初にあるので、第1段落と第2段落の関係を見ればよい。上で見たように、第2段落は第1段落と対立する内容なので、ここは逆接の接続語が入ればよく、(2)(5)(6)の그러나が適切である。
Bについては、(1)(3)(5)の하지만は「しかし」、(2)(4)(6)の또한は「また」という意味である。Bは第3段落の最初にあるので、第2段落と第3段落の関係を見ればよい。上で見たように、第3段落は第2段落と並列的な内容なので、ここは並列の接続語が入ればよく、(2)(4)(6)の또한が適切である。
Cについては、(1)(2)(4)の더구나は「さらに」、(3)(5)(6)の그렇다면は「そうであるなら」という意味である。Cの前の一文は、「科学技術の発達がむしろ人間の生に不安と不平等をもたらすようになった」という内容である。一方、Cを含む一文を訳すと、「(C)この視点から我々は根本的に考えを変えなければならないのではないか」となる。Cに「さらに」という接続語が入るとすると、Cを含む一文は、「科学技術の発達が(不安や不平等だけでなく)さらに悪い事象をもたらしている」といった内容にならなければならず、文脈に合わない。Cに「そうであるなら」を入れれば、「科学技術の発達が不安や不平等をもたらしたことが事実であるととらえるならば、われわれは考えを変えなければならない」というように、文脈がスムーズにつながる。
以上を総合すると、Aは그러나、Bは또한、Cは그렇다면となり、正解は(6)である。
【40】→(6)

問3
[解説]
下線部に当てはまらないものを選ぶ問題。まず、下線部の부작용が「副作用」であることをとらえることが前提となる。「副」という漢字は、音読みが「フク」だが、복(福)や폭(幅)などとは異なり、韓国語での音は부となる点に注意が必要である。
次に選択肢を見ておくと、(1)は「貧富(の)格差」、(2)は「空気(の)汚染」、(3)は「人口(の)増加」、(4)は「環境(の)破壊」という意味になる。貧富の格差については第3段落、空気の汚染と環境の破壊については第2段落で述べられているが、人口の増加については本文中に言及がない。したがって、正解は(3)。
【41】→(3)

問4
[解説]
やや長い語句を補う空欄補充問題。まず、空欄のある第3段落が全体として、「科学技術の発達の副作用として、貧富の格差が広がった」ことを述べている点を押さえておく。
次に、空欄を含む一文を訳すと、「より力のある者、持てる者は科学技術の恩恵を容易に享受することができるが、そうでない者は相対的にその恩恵を受けることができないことによって【42】」となる。つまり、この一文の前半部分では、「持てる者=恩恵を受けられる/持たざる者=恩恵を受けられない」という格差が述べられている点に注目する。
次に、選択肢を見ておくと、(1)は「科学技術の発達と生活水準の向上は関係がなくなった」、(2)は「富の公平な分配が次第に達成されるようになった」、(3)は「社会的不平等がますます甚だしくなっている」、(4)は「科学技術の発達の速度をゆるめるようになった」という意味になる。「持てる者/持たざる者」の格差という前半部分から導かれる内容としては、(3)が最も適切である。(1)(2)(4)では、第3段落全体の主旨にも合わない。
【42】→(3)

問5
[解説]
「本文の内容と一致するもの」を選ぶ問題。選択肢を順に検討していく。
(1)だが、「先進国が排出する産業廃棄物の処理」については第3段落の最後の一文で述べられているが、その結果として「健康被害が広がっている」という点については言及がないので不適切。
(2)は、第2段落の最後の一文に合致している。
(3)は、「科学技術の発達は、人々を長時間労働から解放し」という箇所は第1段落の第5文に合致しているが、「貧富の格差を縮小させるのに貢献してきた」という箇所は、第3段落の内容に反するので不適切。
(4)は少々紛らわしいが、「科学技術の発達」が「元来」何を目的としていたかについては、本文中に言及がなく、不適切。
(5)は、第3段落の第3文〜第5文に合致している。
(6)は、「人間の欲望を抑制しうる技術を開発する」という箇所が不適切。本文中では、「欲望の器を小さく作ろうとする努力が必要」ということまでしか述べられていない。
【43・44】→(2)(5)(順不同)


●この解説は、個人的な利用の範囲内であれば、ご自由にお使いください。商用での利用申請や執筆依頼等は、コメント欄にお願いします。
●リンクもご自由にどうぞ。ただし、随時バージョンアップする可能性がありますので、リンク先は表紙ページにしていただくとよいかと思います。

●問題PDF 河合塾  駿台
●解答PDF 河合塾

〔凡例〕
 【1】【2】……=解答番号(問題では四角囲み)
  (1) (2) ……=丸囲み数字(選択肢番号、下線部番号)

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2012年度センター試験(韓国語)第3問 B・C

第3問 会話

B 会話文全体の内容をとらえる問題
[全訳]
ジュンシク:あれ? これ何の写真だ?
ユジョン:小さいときにおばあさんの家に遊びに行って撮った写真だ。
ジュンシク:このかわいいちびっ子がユジョン、君か?
ユジョン:ああ。そしてぼくを抱いていらっしゃるかたが私たちのお父さんだ。
ジュンシク:この泣いている子どもが今中学校に通っている君の弟かい?
ユジョン:そうさ。小さいときはよく泣いた(→泣き虫だった)んだから。
ジュンシク:じゃあこの人は誰? お姉さんかい?
ユジョン:いや、私たちのお母さん。
ジュンシク:本当? あまりにも若くお見えになる(→すごく若く見える)! じゃあお姉さんは?
ユジョン:お姉さんはこの写真にはいない。
[解説]
設問を見ると、話題になっている写真に誰が写っているかを把握することが求められている。
まず、ユジョンが귀여운 꼬마(かわいいちびっ子)であったころの写真であること、そしてユジョンの父親がユジョンを抱いているということから、(4)が消去できる。次に、울고 있는 애(泣いている子ども)がユジョンの弟であるとわかる。ここから、泣いている子どもの方が泣いていない子どもよりも年上である(3)、父が泣いている子どもだけを抱いている(1)が消去できる。また、お姉さんとお母さんがともに写っているという点でも、(1)は不適切である。よって、正解は(2)。この写真は、父がユジョンと弟の2人を抱いているという点で少々迷うかもしれないが、父がユジョンだけを抱いているという内容は会話文の中にはみえないので、(2)を選んで問題ない。
【36】→(2)

C 会話文の主旨をとらえる問題
[全訳]
A:何を探しているの?
B:ああ、ここにあった封筒見なかった?
A:【37】なぜ?
B:そこに、ぼくは手紙が来るたびに【38】を一枚、二枚とちぎって入れておいたんだけど。
A:そうだったの。じゃあすぐに持ってくるから。
[解説]
まず、文章全体から場面をとらえよう。AがBに対して뭘 찾아?(何を探しているの?)と尋ねていることから、Bは何かを探している場面であるとわかる。次にBは、と尋ねているので、Bが探していたものは封筒であるとわかる。封筒を探している理由は、거기다 내가 편지 올 때마다 とあることから、手紙を書くためではなく、届いた手紙から何かをちぎって入れておくためであったとわかる。そして、最後にAが그랬구나. 그럼 얼른 갖고 올게(そうだったの。じゃあすぐに持ってくるから)と言っているので、Aは封筒のありかを知っていることがわかる。

問1
各選択肢の日本語訳は、下記の通り。
(1)=手紙を書いていてやめてしまったんだけど。
(2)=調べてみたけど、何もなかった。
(3)=いま封筒を買いに行く途中よ。
(4)=空いた封筒みたいだったから片づけたんだけど。
空欄は、여기 있던 봉투 못 봤어?(ここにあった封筒見なかった?)とBから問われた時の、Aの返答である。この点から、封筒に触れていない(1)は明らかに不適切。また、Bが【38】를 한 장, 두 장 떼어서 넣어 뒀거든(【38】を一枚、二枚とちぎって入れておいたんだけど)と言っているのを受けて、Aが그랬구나(そうだったの)と言っていることから、Aは封筒の中身について明確に走らなかったことがわかる。このことから(2)も不適切。そして、最後にAが그럼 얼른 갖고 올게(じゃあすぐに持ってくるから)と言っていることから、Aは封筒をすぐに持ってくることが可能な状態であることがわかる。このことから(3)が不適切。よって正解は(4)。
【37】→(4)

問2
各選択肢を日本語訳すると、(1)=切手、(2)=手紙、(3)=カード、(4)=はがき、となる。手紙が来るたびに、1枚、2枚とちぎることができるものというと、(1)の切手が最適。
【38】→(1)

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●問題PDF 河合塾  駿台
●解答PDF 河合塾

〔凡例〕
 【1】【2】……=解答番号(問題では四角囲み)
  (1) (2) ……=丸囲み数字(選択肢番号、下線部番号)

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2012年度センター試験(韓国語)第3問 A

第3問 会話

A 二者間の対話
問1
[全訳]
A:韓国語がお上手ですね。
B:【29=上手だなんて。
A:いいえ、本当に流暢でいらっしゃいます。
(1)=上手だなんて。
(2)=速くする(=速く話す)だなんて。
(3)=ただ好きです。
(4)=時間が多いです。
[解説]
-기는요(〜だなんて)という表現についての理解を問う問題。これは、XX기는 뭐가 XXㅂ니까?(XXだなんて、何[どこ]がXXなのですか)という修辞疑問文が縮約された形であると考えればよく、賞賛に対する謙遜の表現としてよく用いられる。ここでは、한국말 잘하시네요.(韓国語がお上手ですね)という賞賛のことばに続いているので、잘 하기는 뭐가 잘합니까?(上手だなんて、どこが上手なのですか)すなわち、잘 하기는요.(上手だなんて)と応えるのが適切である。よって正解は(1)。
【29】→(1)

問2
[全訳]
A:練習も終わったけどどこかに座ってちょっと休もう。
B:近くに陰になった場所がないはずだけど……。
A:【30=心配するな。私がさっき見ておいたところがある。
(1)=日が暮れたよ。
(2)=心配するな。
(3)=また練習がある。
(4)=寝坊するな。
[解説]
室外でスポーツの練習をしている場面を思い浮かべればよい。어디 앉아서 좀 쉬자(どこかに座ってちょっと休もう)の어디は、疑問文を導く「どこが・どこに」といった意味ではなく、「どこか」という不特定の場所を表す用法である。したがってAは、座って休む場所がどこにあるかをBに尋ねているのではない。空欄直後の내가 아까 봐 놓은 데가 있어(私がさっき見ておいたところがある)からもわかるように、あらかじめ休む場所の見当をつけておいてから、Bを誘っているという場面である。これに合致するのは(2)。
【30】→(2)

問3
[全訳]
A:ヨンニム! おまえ、どこにいるの?
B:【31=見つからないの?
A:いません。他の子たちはみんな家にいるんだけど。
B:どこに行ったんだ?
(1)=探さなかったの?
(2)=見つからないの?
(3)=私を探したの?
(4)=何を探したの?
[解説]
最初の영림아!(ヨンニム!)が、誰に対する呼びかけなのかをつかむことがポイント。一見すると、B=ヨンニムであるととらえてしまいそうだが、最後にBが어딜 갔을까?(どこに行ったんだ?)と言っていることから、Bもヨンニムを探していることがわかる。つまりここは、AとBが一緒にヨンニムを探している、という場面なのである。また、Bの空欄の問いかけに対し、Aが없어요(いません)と答えていることから、空欄には「見つかったの?」または「見つからないの?」という表現が入ればよい。よって候補は(1)(2)に絞り込まれるが、(1)안 찾았어?では「探さないの?」という意味になり、不適切。正解は(2)못 찾았어?(見つからないの?)である。
【31】→(2)

問4
[全訳]
A:寄宿舎にはいつ入るんだ?
B:明日入ります。
A:そんなに早く? 休みなんだから、家でもう何日か休んで行ったらどうだ?
B:【32=そうしたいけれど、行かなければなりません。明日寄宿舎でミーティングがありますから。
(1)=そうしたいけれど、行かなければなりません。
(2)=じゃあ何日か泊まって行きます。
(3)=それだから休むのをやめなければならないんですってば。
(4)=はい、そうするようにします。
[解説]
ポイントは、3行目の며칠 더 쉬다 가면 어때?(もう何日か休んで行ったらどうだ?)の解釈である。文末の-면 어때?は、「〜したらどうか」という勧誘の表現である。また、쉬다の箇所は、쉬다가と同じで、「休んで(から)」といった意味になる点にも注意が必要である。以上から、Aは、「(学校の)寄宿舎に行くのをもう少し延期させたらどうか」という趣旨の提案をしていることがわかる。このAの提案に対し、Bは空欄に続いて、내일 기숙사에서 모임이 있어서요(明日寄宿舎でミーティングがありますから)と理由を述べている。したがって、空欄にはAの提案を否定する表現が入るので、(1)が最適。(3)は少々迷うかもしれないが、그래서(それだから)という接続語に対応する理由(休むのをやめなければならない理由)が空欄の前には述べられていないので、不適切である。
【32】→(1)

問5
[全訳]
A:会議室の戸が閉まって(→鍵がかかって)います。
B:そうでしょう。まだ時間になっていませんからね。
A:【33=そうしてみると(→そういえば)私よりも早くいらっしゃったのですね。
B:どうしてかそうなりました(→たまたまです)。
(1)=彼もそういうことが
(2)=そうであろうとなかろうと
(3)=それだからそうなのか(→それだからなのか)
(4)=そうしてみると(→そういえば)
[解説]
ここは、問題文のやりとりだけから考えると、空欄にはいろいろな表現(たとえば「いつもと違って」「熱心なことに」など)が入る可能性があるので、それぞれの選択肢を空欄に当てはめて考えていくとよい。(1)그도 그럴 것이(彼もそういうことが)だが、そもそもAの저보다 빨리 오셨네요(私よりも早くいらっしゃったのですね)は、Bの「早く来た」という行動について言っているので、A・B以外の「彼」を想定している点で不適切。(2)그러거나 말거나(そうであろうとなかろうと)を入れると、BはいつもAよりも早く来ていることになるが、それだとBの어쩌다 그렇게 됐어요(どうしてかそうなりました→たまたまです)という応答に矛盾するので不適切。(3)그래서 그런지(それだからそうなのか→それだからなのか)を入れると、「まだ時間になっていないから、Bは早く来た」ということになってしまい、これも文脈のつながりとして不適切。正解は(4)그리고 보니까(そうしてみると→そういえば)で、空欄の箇所で話題が転換されていると見ればよいのである。
【33】→(4)

問6
[全訳]
A:チヘさん、何かいいことでもあるのですか?
B:そう見えますか?
A:ええ、今日はとてもきれいです。
B:【34=神経をちょっと使いました(→ちょっと気を遣いました)。今日の晩に同窓会がありますからね。
(1)=心がちょっと傷つきました。
(2)=忙しいからです。
(3)=視力がいいからです。
(4)=神経をちょっと使いました(→ちょっと気を遣いました)。
[解説]
空欄の前では、AがBに対して오늘 아주 멋져요(今日はとてもきれいです)と言っており、Bは空欄に続いて、오늘 저녁에 동창회가 있거든요(今日の晩に同窓会がありますからね)と答えている。つまりBは、同窓会のために普段よりもおしゃれをしているのである。空欄には、このことに関係する表現が入ればよい。正解は(4)。なお、「今日はきれいですね」という褒めことばに対して、半ばジョークとして(3)시력이 좋으니까요([あなたの]視力がいいからです)と答える可能性はあり得るが、その場合はさらに続けて、たとえば「ようやく(私の)本当の価値がわかったのですか」あるいは「他の人はそのように見てはくれません」などのように、「容姿の見え方」に関わる話題が続くと考えられる。しかしここでは、おしゃれをしている理由(「同窓会がある」)が続いているので、(3)では話がちぐはぐになってしまう。
【34】→(4)

問7
[全訳]
A:ソンミン、久しぶりだな。ご両親はお元気か? 子どもも元気で?
B:ええ、お陰さまで元気にしております。先生もお変わりありませんでしょう?
A:【35=ああ。いつか一回遊びにおいで。
B:はい、そうでなくても一度うかがってお目にかかろうと思っていました。
(1)=いや、今私たちは最高に幸せだ。
(2)=すまん。これからはもっと一生懸命生きるから。
(3)=うむ、おばさんはもういらっしゃらない(→もうお亡くなりになった)。
(4)=ああ。いつか一回遊びにおいで。
[解説]
まず両者の関係をつかむ。Aのことばは文末に〜요や〜ㅂ니다/ㅂ니까などが用いられておらず、ぞんざいな表現になっていることがわかる。一方、BはAに対して〜요や〜ㅂ니다/ㅂ니까などを用いた丁寧な表現をしており、かつAのことを선생님(先生)と呼んでいる。したがって、Aは先生、Bは学生という関係であると考えられる。空欄の前を見ると、선생님도 별일 없으시죠?(先生もお変わりありませんでしょう?)という問いかけがあるので、空欄には、それに対する応答として、B自身の体調や近況に関する内容が入らなければならない。その点から、(2)(3)は不適切。そして、空欄の後では、Bが그렇지 않아도(そうでなくても)と言っている点に注目できる。空欄に(1)を入れると、지금 우리는 최고로 행복해(今私たちは最高に幸せだ)というAのことばをBが否定することになってしまい、不適切である。(4)언제 한번 놀러 와(いつか一回遊びにおいで)を入れると、Bは「お誘いがなくても(→お誘いいただくまでもなく)、一度うかがおうと思っていました」という応答となり、文脈がうまくつながる。
【35】→(4)


●この解説は、個人的な利用の範囲内であれば、ご自由にお使いください。商用での利用申請や執筆依頼等は、コメント欄にお願いします。
●リンクもご自由にどうぞ。ただし、随時バージョンアップする可能性がありますので、リンク先は表紙ページにしていただくとよいかと思います。

●問題PDF 河合塾  駿台
●解答PDF 河合塾

〔凡例〕
 【1】【2】……=解答番号(問題では四角囲み)
  (1) (2) ……=丸囲み数字(選択肢番号、下線部番号)

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沼津・中央亭にて餃子を食す

髪を切りに沼津まで出かけ、そのついでに「中央亭」で昼食をとりました。

ここは、行列ができる地元の有名店。朝11時に開店しますが、13時頃に行くともう売り切れで閉まっていたりします。なので、確実に食べようと思ったら、12時よりも早く行かなければなりません。
イメージ 1

で、じつは私、これまでそれに間に合ったことがなかったのですが、今日、ようやく間に合って食べることができました。

店内で食べる場合の注文は、小(6個)・中(8個)・大(10個)の3パターン、それにライス(大盛りもあり)をつけるかどうか、というバリエーションのみです。あとはビールを付けるかどうか、くらい。で、私は中とライス(普通サイズ)を頼みました。


餃子の調理方法は、詳しいことはわからないのですが、最初に強火で焼いた後にゆでるような形じゃないかな、と思います。上に七味をパラパラッと振って食べるのが、地元風。それと、紅ショウガの色は本当にあんな色です。富士宮焼きそばの横に付いてる紅ショウガもあんな感じですが、たぶん地元業者のものを使っているからです(富士宮焼きそばでは、地元の紅ショウガにこだわってるところが多いらしいですよ)。

中にはキャベツをはじめとする野菜がたっぷり入っているので、これだけ食べても意外とあっさりです。そのせいか、女性客もけっこういらっしゃいました。私の前に並んでいた方は、伊豆旅行の帰りに立ち寄られたようで、女性5人組でがっつり餃子を食べていらっしゃいました。

なお、沼津市内にはもう一店、「北口亭」という有名な餃子店もあります。「北口亭」は「中央亭」からのれん分けしたとのことで、餃子の調理方法もよく似ていますが、「北口亭」の方がやや味が濃い印象です。どちらもおいしいですが、私は「北口亭」のほうがちょっと好みかな。

「北口亭」はこのブログでも以前紹介しましたが、沼津駅周辺の再開発のため、杉崎町交差点(旧246×学園通り、洋服の青山やキャッスルホテルがあるところ)付近の仮店舗に移転していますので、行かれる方はご注意ください。

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