金井美恵子「ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ」(新潮社・1800円+税)、小沼 丹「更紗の絵」(講談社文芸文庫・1400円+税)、川本三郎「郊外の文学誌」(1220円+税)
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金井美恵子「ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ」 待望の最新小説 物語(テールズ)とドレスと映画と記憶と夢に祝福されたことばの宇宙 そして、至福の小説が始まる 「読む快楽(よろこび)・書く快楽(おののき)」に充ちた前代未聞の小説!
全ての読者は、自分で文字を読むことの出来る読者になる以前、語り直されたことば(と声)によって、やがて深い複雑な関係を持つことになる「本」と出あうことになります。「本」に書いてある「言葉」を子供むけに変えながら誰かが読んでくれるのを耳にする様々な物語に、もし謎や秘密というものがあるとしたら、それは、物語の舞台がギリシャだったりイングランドだったり、日本だったりと遠くへだてられているのにもかかわらず、そっくりで似ている、ということだったと私は思い出します。そして、いくつものいくつものトゥワイス・トールド・テールズのつづきとして、読者だった者たちが(それを読んだせいで)「小説」を書きはじめるはめに陥ります。(「あとがき」より)
小沼 丹「更紗の絵」 ユーモア漂う独自な世界 敗戦後の混乱期、再建途上の学園をめぐる回復と新生の物語
敗戦後の復興の時代−学園を再建しようと努力する義父のもとで、中学主事を引き受けた青年教師・吉野君。進駐軍と旧軍需工場との交渉役を押しつけられ、できの悪い生徒のいたずらや教師同士のもめごと、喰いつめた友人の泣きごとにも向きあいながら、吉野君は淡々として身を処していく。時代の混乱と復興の日々を、独特なユーモア漂うほのぼのとした温かい筆致で描いた青春学園ドラマ。
清水良典 敗戦後の荒れ果てた武蔵野における教師生活の、一見のどかな時間の流れに染まっているが、その背後には日本軍の最大軍事拠点であった工場の空襲被害とその跡地の歴史が横たわっている。その意味で本書は、小沼の中学教師時代を描いた自伝的作品同時にであると、「大きな飛行機工場」の跡地にまつわる敗戦後の生々しい記憶を刻みつけたモニュメントともいえるのだ。(「解説」より)
川本三郎「郊外の文学誌」 開かれた新天地「郊外」−文芸を語り、場所を語る 明治後期から戦後に至る東京の「郊外」の発展と文学芸術作品との関わりを論じた評論集。都市の発達史、鉄道や映画、住宅開発の歴史にも及ぶ。著者は、国木田独歩から庄野潤三まで本書で取り上げた作家は作品がたちあがる場所を大事にしており、過去のしがらみの少ない郊外の住宅地は、個の姿がくっきり見えてくる新しい場所であると語る。
作品は、「パリ(色鉛筆)」
「洋画家 仲村一男」のホームページ http://www.nakamura-kazuo.jp |
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大変ですが、悠々自適の生活羨ましい限りです。お父様の絵は何だか温かいですね。ホットします。
2012/1/30(月) 午後 7:43 [ 通りすがり ]