野球少年のひとりごと

本や野球や映画や音楽、そして絵画のことをつぶやき続けます。なお、画像は父「洋画家・仲村一男」に因んだものばかりです。

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2012年2月1日

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梅原 猛「浄土仏教の思想 第8巻 法然」(講談社・4600円+税)、寺内大吉「法然讃歌(生きるための念仏)」(中公新書・740円+税)

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朝からとても寒くて何もする気がしない、昼食後はホットカーペットに寝転んでNHKの国会中継を見る。アマゾンから「芸術新潮」 2011年4月号、法然上人800回忌記念・大特集「法然(こころの改革者)」が届く。先ず、図版だけざっと目を通す。「芸術新潮」らしい、簡潔ながらも充分に押さえるところは押さえた編集ぶりはさすがである。「芸術新潮」を定期購読しなくなってからのこの2年ほど、まさか「法然」の特集があったとも思わず、アマゾンで「法然」を検索していて見つけたものであるが、これなども法然がめぐり合わせてくれたところがある。年末からずっと法然関連のものを読んでいるが、面白さでは梅原 猛「法然の哀しみ」(小学館・3800円+税)がいちばんだと思う。そのこともあり、その著作に少し先行して発行された「浄土仏教の思想 第8巻 法然」(講談社・4600円+税)を本箱から取り出す。また、その横に並んでいる寺内大吉「法然讃歌(生きるための念仏)」(中公新書・740円+税)も同様に、机上に持ってくる。もう少し、法然に集中するつもりである。複数の関連著書によって重層的にといってよいと思うが理解も深まる。そして、どこかであらためて法然の唯一の著作である「選択本願念仏集」を読み直す計画である。それにしてもこのところの「法然」の何とも魅力的で刺激的なことか。こういうときに読書の与えてくれる喜びを再確認するところがある。それぞれの帯(解説)に見る。
 
梅原 猛「浄土仏教の思想 第8巻 法然」 著者初めての法然論 法然の全体像が全く新しくなった フィールドワークによって、法然の人生とその思想に決定的な影響を与えたと思われる「父・漆間時国(うるまときくに)殺害事件」の真相が見え始めた。この殺害事件の真相は通説と根本的に異なり、「時国殺害事件」の真相が新しい光の中に見えてくると、法然の全体像が全く新しくなった。−「あとがき」より
 法然の故郷である誕生寺及びその付近を訪ねた。…私が特に興味を持ったのは、法然の忌日に当たる一月二十五日が近付くと、このあたりに猛烈な寒風が吹くという話である。それを土地の人々は「誕生寺婆(ばばあ)がやって来た」と言うとのことである。「誕生寺婆」とは法然の母君のことを言うらしいが、聖人の母であり、しかも三十七歳で亡くなった母君のことを「誕生寺婆」と言うのは大変おかしい。…−「第2章 法然の故郷へ」より
 
寺内大吉「法然讃歌(生きるための念仏)」 「女人往生」「非暴力」日本の宗教を変えた<念仏ひじり>の生涯
 南無阿弥陀仏…と、一心に唱えるだけでよい。比叡の山で経典を読み抜いた法然の確信である。難行の末に悟りを求めた既成教団に背を向け、易しい念仏による往生を説いた<念仏ひじり>は、きびしい日常にあえいでいた民衆をはじめ、京の貴顕や鎌倉武士たちの信をも集めた。本書は、日本の宗教にまったく新しい次元を導入し、後世に深甚な影響を与えた法然と、彼が切り開いた日本仏教の青春時代を大胆精緻に描き上げるものである。
 
 
作品は、「ストラスブルー・ド・サニー」
油彩 318×410ミリ(1978)
 
「洋画家 仲村一男」のホームページ
  http://www.nakamura-kazuo.jp
 
 
 
 
 

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