|
これまでのヨーロッパでの300例以上の臨床膵島移植の経験を活かし、
昨年12月よりいよいよ本学でも重症糖尿病患者様を対象とした
膵島移植を開始し、本年1月にも無事移植を施行する事が出来ました。
日本では、心停止ドナーを利用させて頂く以外に方法がありませんので、
海外の脳死の場合と比べて提供頂いた膵臓を移植へもっていける
成功率が未だ低いのが現状であります。
我々は、厳しい動物実験を日夜繰り返し、この度心停止下膵島移植に
耐え得る本学独自の膵島移植法を考案致しました。
これは、血糖コントロールで苦しんでおられる
重症一型糖尿病患者様にとって間違いなく朗報です。
膵島移植は、高度な技術を要する先進医療であるため、現在日本では
本学を含めた7施設のみにしか許されておりません。
本学はその中でも特に高い技術を有していると自負致しておりますが、
準備を整え始めたのが最近であるため、移植登録患者様が他施設に
比べて極端に少ない状況であります。患者様には間違いなく良い話で
ありますので、本学の取り組み姿勢と実際の成績を知って頂けれ
必ずや興味を示して頂けると確信致しております。
更に、本学は全学をあげてこの次世代先端医療に取り組む姿勢が
出来上がっておりますため、患者様の経済的負担も考慮し、
保健医療として認めて頂けるまでの暫くの間、病院負担にて
患者様の治療にあたらせて頂く事を考慮致しております。
東北大学におきましては2006年に膵島移植実施施設の認定を受けて以来、技術面・設備面など多方面にわたり積極的に活動を行ってまいりました。
東北大学先進医工学研究機構の支援により発足した膵島分離スタッフのサポートは、東北大学国際高等研究教育機構国際高等融合領域研究所に引き継がれ、今後もこれまで同様に膵島移植・研究活動に従事していく所存です。
現在、膵島分離用酵素剤の供給停止により、膵島移植を一時的に中断せざるを得ない状況となっておりますが登録手続きは引き続き行っております。また、保険適応として認められるまでの間、大学負担での医療費のサポートも可及的に継続させていただく予定でおります。
現行のルールでは複数の施設に登録申請を行うことが可能でありますので、質の高い膵島移植医療を早期に望まれる患者様は是非一度本学へお問い合わせ下さい。お待ち致しております。
|