|
イーアセット投資法人がジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)グループを実質的に買収することになりました。以下に関連記事とコメントをご紹介します。
【記事概要】
米ジョーンズ ラング ラサールの子会社で、不動産ファンド運営を手がけるラサール インベストメント マネージメント(LIM)の日本法人は11月19日、イーアセット投資法人の運用会社を買収する。REIT(不動産投資信託)運用会社の完全買収は日本で初めてだ。LIMは同時に、私募ファンドで運用していた大型商業施設2物件、576億円相当を投資法人に譲渡。イーアセットの運用資産総額を約1224億円と、一気に2倍近くに引き上げる。
イーアセット投資法人は、アセット・マネジャーズやイーバンク銀行など11社がスポンサーとなり、2005年9月に上場した総合型のREIT(不動産投資信託)だ。LIMは、11社が保有してきた運営会社、アセット・リアルティ・マネジャーズの株式をすべて取得。その社名をラサール インベストメント アドバイザーズに変更する。
【コメント】
・いよいよJREITの運用会社が買収により交代する事例が出てきました。JREITの場合はM&Aは今のところ難しいため、というかJREITを実質的にコントロールしているのは運用会社であり、運用会社を買収する方が早道です(但し、運用会社は上場していませんので両者の合意が必要)。その運用会社の株式取得には、多額の資金を必要としないため(今回の運用会社の資本金は1億6,450万円)、また新規にREITを上場させるよりもよほど簡単であることも、重要なポイントです。
・今回買収する側のラサール・インベストメント・マネジメントはすでに世界で4兆6,000億円の不動産を私募ファンドやREITで運用している実績があります。日本では秋葉原センタープレイスビル、天王洲ファーストタワー、千歳アウトレットモール・レラ、イオンモール浜松志都呂などの不動産を保有しており、今回は運用会社の買収によりJREITに参入します。
・運用会社の買収と同時に「イオンモールむさし村山ミュー」(384億円)と「イオンモール神戸北」(192億円)を投資法人に譲渡し、今後もすでに日本で取得している物件や今後取得する物件、また将来的には彼らかが世界で運用している物件も組み入れることも狙っているものと思います。
・イーアセット投資法人は物件の運用が必ずしも上手くいっておらず、株価は現在40万円前後、PBRも0.8倍と低迷していました。但し、今回のスポンサーの交代により、海外の投資家の見る目も変わり、また運用資産の増加により流動性が高まり(上記の2つのショッピングセンターの譲渡により資産規模は1,224億円まで大きく増えます)、投資がしやすくなると思います。
・最近REITはサブプライムローンの問題もあり低迷が続いています。こうした動きや、また今年の10月にはドイツでも初のREITが登場しており、また活気が戻ってくることを期待しています。
【参考サイト】
イーアセット投資法人のプレスリリース
http://www.easset-reit.com/cms/press.html
|
JREIT大丈夫でしょうか。
これで金利が上がったら・・・。
よく知りもしないで買いましたが、
赤字になってまいりました・・・。
2007/11/11(日) 午後 6:06 [ sac*ino*ki ]
sachinonkiさん、有難うございます。
JREITは一般の株と同じようにサブプライムローンの問題の影響を受けており、下げています。
全く心配ないとは言えませんが、利上げは今年はほぼないと思われ、急速な金利の上昇はないと思います。日本の不動産市場自体は好調ですので、私ならば持続します。
2007/11/11(日) 午後 7:27