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残念ながら、産業ファンド投資法人が新投資口の発行を中止し、9物件の取得も見送りました。
【記事概要】
産業ファンド投資法人は7月1日、予定していた新投資口の発行を中止すると発表した。最近の投資口市場の低迷によって、新投資口の発行価格が想定を下回る見込みとなったため。これに伴い、7月中の取得を予定していた9物件、総額約331億円の取得も中止する。
産業ファンド投資法人は、公募による新投資口発行などによって最大7万3000口、約311億円の調達を計画。この資金を基に、スポンサーの三菱商事が出資する特別目的会社などから通信インフラ施設など9物件を取得する予定だった。個人投資家を中心に需要は堅調で、新投資口の買い手は集まる見込みだったが、既存投資家(投資口主)の持ち分価値の希薄化などを考慮して、発行の中止を決めた。
【コメント】
・とても残念です。大和ハウスREIT上場中止に続き、産業ファンドも公募増資が中止となりました。記事にある「個人投資家を中心に需要は堅調で」とありますが、これは機関投資家の需要が予想以上に弱かったたことが大きく影響しています。
・不動産関連投資に慎重になっている日本の金融機関、例えば大手銀行の中には昨今の下げで担当役員や担当者が交代となり、新しい担当者がより慎重になってしまったり、地方銀行の場合は社内のロスカットルールに抵触してしまったため買いに行くことが難しかったところもあるようです。
・最近では6月2日に公募増資を敢行したユナイティッド・アーバン(8960)の場合は、増資発表の翌日から株価は25%下落、一方、野村不動産オフィスファンドのように公募増資発表後は13%株価は下落しましたが、プレミアム増資であったことから、増資後は何とか株価を保っています。
・6月30日にはジョイント・リート投資法人(8973)が資金調達ができなかったため物件の取得を断念することを発表。JREITセクターでは6月2日にジャパン・シングルレジデンス投資法人(8970)が同様の理由で取得を中止しており、これに続き2社目の事例となりました。こうしたマーケット環境下では二極化が鮮明になってきているように思います。
・産業ファンド投資法人の公募増資中止の発表の同じ日に、フロンティア不動産投資法人(8964)が物件の取得、公募増資、2008年12月期の配当予想を発表。フロンティア不動産投資法人の場合、現在の株価での公募増資はプレミアム増資になり、また三井不動産グループ傘下に入り、外部成長性の確度も上がり、かつ信用力もアップ、増資の中止はないと思います。また機会を見てレポートします。
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でも市場評価でこんなに下がったらLTV UP
2008/7/2(水) 午後 8:54 [ nanasi ]
nanasiさん、有難うございます。
最近の公募増資を発表したREITの株価の動きを見ていると、価格が決定するまでは、大きく調整する傾向にあります。これは短期の空売りが入っているためで、空売りした人たちはまた公募増資に参加したりして買い戻すといった動きが顕著に見られるように思います。
先日増資を発表したフロンティア投資法人も、大きく下げており、こうした空売りを逆に利用するのも一つの作戦です。
買いのチャンスが出てきたように思います。
2008/7/3(木) 午前 0:36