【本】『体制維新―――大阪都』 橋下徹さん&堺屋太一さん著・文春新書
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【本】『体制維新―――大阪都』 橋下徹さん&堺屋太一さん著・文春新書
本書は、大阪府知事から大阪市長に転身した橋本さんとその応援者である堺屋さんによる「大阪都構想」についてまとめたモノです。
橋下さんの主張について、本書では同じような内容が繰り返されているのが少し気になりますが、基本的には彼の考え方、そしてそれを支える堺屋さんが大阪都構想に賛同する根拠はとても共感できます。
橋下さんの「大阪都構想」は、大阪市と大阪府の二重行政をなくし、大阪府が全体の広域行政を担当し、大阪市を東京都23区のように特別自治区にして、区長を公選とし、住民に選ばれた代表者をもとに、地元に密着したサービスを担当するというものです。
この大阪都構想により、大阪が活性化し、そしてこうした動きが道州制へと日本全体に広がってくることを念頭に置いたもののようです。
本書は、大阪だけの話ではなく日本全体のこととして考える必要があることを気付かせてくれます。例えば、消費税の増税について。増税が必要なことは、何となくマスコミを通じて納得させられてしまいそうですが、今の政治体制や官僚体制が続いて行くのであれば、いくら増税してもまた増税が必要になるのではという気がするからです。
本当に必要なのは、日本の政治におけるシステム全体の変革ではないかと思います。政治や官僚による日本の政治の仕組みを変える、何をとっかかりにしたらよいのかよく分かりませんが、やはり道州制による地方への権限と財源の移譲は、今回の大震災の政府の対応の遅さを見ても必要だと思います。
あとは天下りなどの公務員の特権は全廃、年金制度の抜本的改革(基礎年金は全額税方式へ)、農業などの規制緩和などでしょうか。
本書を読んで、日本の将来のことを考えてみてもよいと思います。
【目次】
第1章 大阪の衰退、日本の衰退
第2章 なぜ「大阪都」が必要か
第3章 改革と権力闘争
第4章 「独裁」マネジメントの実相
第5章 「鉄のトライアングル」を打ち破れ
第6章 大阪から日本を変えよう
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