1月3日(9日目)③
17:35、バスは昆明のバスターミナルに到着しました。
丘北から6時間ちょっととは、意外と早く着いたな…。
でもこのバスターミナル、新東部客運站(新東部バスターミナル)という、真新しい巨大なバスターミナルなのですが…
昆明市内のどこにあるんだ〜!?
『地球の歩き方』 にも載っていない新しいターミナルですが、建水へ出発したときの南部客運站と同じく、昆明のオソロシク街はずれにあるのだろうなとは、容易に想像がつきます。
けっきょくここから市街地中心部まで、さらに1時間はかかるとかいうオチじゃないかな…。
まあ、市街地は渋滞はするし、便数増やすにも場所はないしで、長距離バスターミナルを郊外に移転してしまったのでしょう。
おかげで雲南省内外各地へのバスの本数は増えましたが、街なかから行くには不便になってしまいました。
さて、ここから街の中心部まで、どうやって行けばいいのか…。
ウロウロ歩いていると、バイクタクシーの運ちゃんがしつこいくらいに声をかけてきますが、すべてムシ。
重いリュックを背負って、そんな危なっかしい乗り物に乗れるかい!!
タクシーに乗ってしまえば宿まで簡単に行けるんでしょうが、ここまで来たら意地でも公共交通機関で行ってやるもんね!
公交車(市バス)乗り場があったので行ってみると、その周辺はスゴイ人です。
あいにくボクの行きたい火車站(鉄道駅)方面へのバスは見当たりませんでしたが、「東站(東駅)」のプレートのバスに、大勢の人が群がり、次から次へと乗り込んでいます。
東站というのが鉄道の東駅なのか、バスの東駅なのか判りませんが、いちばん人が多く乗ってるし、きっとこれが市の中心部行きのバスに違いない!
そう見当をつけて、押し合いへし合いしながら、何台目かのバスにようやく乗り込みました。バス代1元。
バスは通路まで満員の状態で発車、郊外の丘陵地帯からゆるやかに下りながら、市街地へと入っていきます。
30分以上走って、市内にある東站に着きました。
東站とは、やはりバス、それも市バスのターミナル駅で、市内の各方面への発着地になっているようです。
ここでようやく、地図上での自分の位置も確認できて、少しホッとしました。
小銭を作るため、屋台でホットケーキみたいなの(1,5元)を買い、火車站方面へ行くだろうと見当をつけた99路のバスに乗り込みます。
でもそのバス、発車してしばらく走ったら、鉄道のガードをくぐって、市街中心から出ていこうとするではないですか!
しまった、乗りまちがえた!!
こういうときは被害は最小限にとどめるべきなので、気付いた時点、ガード手前であわててバスを降り、通りの向かい側のバス停に走ります。
路線表を再確認し、やってきた26路のバスに乗りました。
ドキドキしながら地図を見ていましたが、今度はちゃんと目的の方向へと走ってくれ、北京路の適当な場所で降りることができました。
ふう〜っ。
北京路をトコトコと歩き、昆明の定宿の昆湖飯店へ入ったのは、午後7時ころ。
フロントで、「トイレ・シャワー共用の部屋に泊まりたい」 と言うと、「1泊100元です」 と服務員の小姐は言います。
100元!?
たしかここは80元だったはず…。
「1週間前に泊まったときは、80元だったよ!」 と主張すると、小姐、
「…わかりました、80元でいいです」
と、あっさりと引き下がりました。
「でもこのことはほかの人には言わないでくださいね。100元だと言ってあるんですから」
「あいよ」
元旦休みでピーク時の強気料金になってるのでしょうか?
でも簡単にまけることができたので、値段なんてあってないようなモンですね(笑)
また6階の部屋に入り、荷物を置いてから、晩ゴハンを食べに外に出ます。
どこで食べるか決めかねて街なかをさまようのもイヤなので、宿のすぐ南にあった 「成都担担面」 という店に入りました。
ここは中国の食堂ではよくある、先に食券を買うスタイル。
看板メニューなら間違いはないだろうと、担担面の大碗(5元)を頼みました。
厨房に食券を出し、しばし待ちます…。
が、テーブルの上にあるメニューを見ると、ご飯ものなどほかの料理もなかなか充実しているじゃないですか!
考えてみれば今朝の朝ゴハンも麺。
しまった、家常豆腐燴飯(豆腐と野菜の炒め煮ぶっかけご飯)にでもすればよかったな…と、ちょっと後悔しました。
それでも、出てきた汁なしの担担面は、さすがになかなかのお味。
しかし…栄養のバランス的には偏っている感じがするな…。
1匹の貧乏旅だと、なかなか野菜が摂りづらいんですよ!
晩ゴハンのあと、夜の街をウロウロと徘徊します。
交差点などでは、おまわりがデン!と座っているのを見かけました。
これも広州の 「治安崗」 のように、治安対策でやっているんですかね…?
昆明もそれだけヤバイ街になってきてしまったのか…。
でも、広州の 「治安崗」 と同じく、おまわりはヒマそうにメールなんかやっていたので、あまり役に立っているとも思えませんでしたが(笑)。
明日は早朝の飛行機で雲南を離れます。
朝ゴハンを食べている時間はないだろうと、総合バスターミナル近くの果物屋でリンゴ2個を買い込みましたが、それで値段は7元とけっこう高め。
リンゴはどちらかというと寒い地方の産物だから、ここまで持ってくるのに輸送費の方が高くつくんでしょうか。
担担面一杯よりも高いとは、う〜む…。
ここ昆明まで戻ってくると、もう旅は終わったようなものだな…と感じます。
昆明を起点にした実質8日間の今回の旅、それなりに充実していたと同時に、旅犬として学ぶことも多い旅でした…。