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コメント欄に以下のようなご意見をいたただきました。日本の大学のランクがきわめて不当
に低く見積もられている、というこのブログの主張に対する反論でした。
     (以下引用)
 
「東大、京都大をはじめ日本の大学は毎年のように、ノーベル物理学賞、化学賞、医学生理学賞をとっているではないか。今年、2016年のノーベル賞でも日本の候補がずらり、30人も挙げられている」って言ってますけど。その受賞の対象となった研究ってそれこそ(山中伸弥の様な例外がたまにいたとしても)20年〜30年前の昔の研究・それこそ「論文の引用頻度や教員スタッフ1人当たりの学生数など」が今と比較して良かった時期・中国や韓国・シンガポールが日本とも比較にならなかった時期ですらあった訳です。その頃の研究が評価されてノーベル賞を貰っているのが現実だったりするのですよ。

大槻様は「一体シンガポール大や北京大にどんなノーベル賞候補がいるのだ」とタカをくくって(?)いるそうですが、それが20年後になったらどうなるかを考えた方が宜しいかと思います。それこそ日本は「最後に○×賞を受賞したのはウン年前」ってことになって、中国人や韓国人・シンガポール人の受賞者が続出するって未来図になるのはそんなに非現実的とも思えませんが。
            (引用終わり)
 たしかにノーベル賞の評価は、その研究が発表されてから何十年もたってから
評価される例は多いです。これは評価が固まるまでに時間がかかるからですね。
しかし、そのことが『現在はランクが落ちてしまっている』という結論とは無関係で
す。南部教授が日本にいたころ、彼が関与していた東大や京大のレベルが高く、
今は当時より格段に落ちているなどということはまったくありません。むしろまったく
逆ですね。東大の、1950年代から60年代について言えば、当時と比べて東大
の物理系のレベルは極端に高いレベルにあります。理学部物理学科の指導的
スタッフ、それに各種の物理系研究所のスタッフ、加えて物理工学のスタッフ、
彼らの研究業績はほとんど全員がノーベル賞候補です。『中国、韓国、シンガポール
でノーベル賞が続出』などという奇跡は10年は起こりません。『日本の大学のランク
が下等』というキャンペーンは政府、文科省の高級官僚が大学を支配するための
論理なのです。うっかり、彼らにだまされて日本の『大学改変』などに悪乗りしては
いけないのです。                           

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そもそも現に行われた「文科省の高級官僚が大学を支配するための『大学改変』」の結果が『現在はランクが落ちてしまっている』って結果になっていると思いますけど。

「当時と比べて東大の物理系のレベルは極端に高い」と言うのも、比較的優遇されている(それが『大学改変』の結果でもあるのですけど)が故のものであるという見方さえ出来ますし、「彼らの研究業績はほとんど全員がノーベル賞候補」というのもそれこそ「過去の」業績の結果ではあっても果たして実際に『大学改変』をやられた「現在」に当てはまるハナシなのか疑問符が付きます。発表論文数が唯一日本だけ減っているという事実がある訳ですし。

tp://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-8263.html
tp://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-9347.html

無論、これを奇貨として「『大学改変』などに悪乗り」されてしまうことには警戒すべきでしょう。しかしながら現に行われた『大学改変』の結果として現状があることを直視すべきでは。 削除

2016/10/8(土) 午後 7:36 [ 杉山真大 ] 返信する

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