空のない川を旅する!

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

暗渠No.4【南の池川】

明治神宮内の 「南の池」 を源流にして流れ出し、原宿を通って表参道の北で渋谷川に注ぐのが、南の池川です。
短い流れですが、今回はこの南の池川を渋谷川から逆にたどってみたいと思います。

イメージ 1


表参道はいつも常に混んでいますね。。
明治神宮はお正月のみならず一年を通して参拝者が多いけれど、その参拝者とは関係ない人たちがこれほど溢れる “参道” っていうのも面白い。
ま、“OMOTESANDO” ってのは、ファッション化された記号だから、記号にイチャモンつけても仕方ない。
ここはその記号と仲良く遊ぶ方が楽しい(笑)。

さて、その表参道から一本北側に入ります。
普通、賑やかな通りから内側へ入ると、静かになっていくもんだけど、ここはますます賑やかになっていく(笑)。
どこから集まってくるのか分からないけれど、溢れる10代を 得意のフェイントで交わしながら川の痕跡を探す。

イメージ 2


なんだかごちゃごちゃといていてどこに川が流れていたのか見つけるのは困難です。
きっとこの辺だろうとあきらめずに探すと・・・、一本の柳の木を発見。
あった。ここに違いない。
柳の前の小道を人の流れに逆らうように歩く。

イメージ 3


明治通りを渡って、川の上と思しき若者に人気のファッションビルの間を進んでいくと、さらにさらに溢れ出す人人人・・・。

イメージ 4


うぬぬ・・・、人の流れにもまれながら、その流れをクロールのように掻き分け掻き分け懸命に上流を目指す僕。
暗渠になった川を歩きながら、まさかこんな人の流れを遡らなくてはならないとは。。

イメージ 5


やがて流れの切れ目が見えて、その先には見慣れた電車が停車中。
原宿駅。
そしてこの流れは、竹下通りでした。

神宮の、南の池から発した流れは原宿駅の下に潜ったときに、その静かで清らかな流れをエネルギーに満ちた若い人の流れに変えていたのでした。

 □ □ □

折角なので明治神宮に入ってみました。
神宮橋を渡って南参道の鳥居を潜ると、やはりここは別世界。
参詣の人は多いけれど凛とした神宮の森が迎えてくれます。

イメージ 6


参道を横切って原宿駅そして竹下通りへ流れ出している南の池川に掛かる橋の上で立ち止まりました。
南の池から落ちてきた流れは、森の中で清らかさを保っているようでした。

 □ □ □

掲載の地図は、『川の地図辞典 江戸・東京/23区編』
⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/paddle_freaks/62944510.html
を基に加筆編集しています。

閉じる コメント(8)

閉じる トラックバック(0)

渋谷で釣れた魚?

『渋谷区の歴史』っていう本の中に、チョットだけ渋谷を泳いでいた魚の記述がありました。

イメージ 1


まぁ、眉にたっぷりツバを塗ってから読むとして・・・。

イメージ 2


「コイ・フナ・ウナギ・イナ(ボラの子)・ドジョウ・アユ」 は良いとして・・・、「マス」 は怪しい。

「ナマズ」 はいただろうけど、「ゲバチ(ギバチ?」もいたかどうかは疑問。

「クチボソ・ウグイ」 もどこにでもいる魚だけれど、「ハヤッコ・アカマツバヤ・クロバヤ・カワギス・カワハゼ」 は、魚の種類が僕には分からない。

「ヤマメ」はいなかったと思う。 「ヤマベ(オイカワ)」のことかな。

 □ □ □

宇田川はもちろん、渋谷川も川幅が大きな川だとはいえないから難しいかもしれないのだけれど、実はスズキも上って来てたんじゃないかナァ・・・なんて想像してみる♪

汽水域を行き来する魚って、実は相当上流まで上るって言うし。
利根川なんて、河口堰ができる前は群馬県の前橋辺りでもスズキの穴場があったらしい。

そう考えると、ひょっとしたら水車の脇でヤマベでも釣ってる子供の竿にスズキが掛かっちゃって大慌て。
腰まで水に浸かってヤットコサ取り込んだ魚を抱えて持ち帰り、晩のおかずにスズキの塩焼き。
とうちゃんはスズキのアライで一杯。。
なぁんて光景が無かったとは言い切れない・・・と思う。

閉じる コメント(2)

閉じる トラックバック(0)

暗渠No.3【代々木川】

渋谷区をを南北に縦断するように流れ、下流で東へ大きく方向転換して港区へ入り、東京湾を目指す流れが渋谷川です。
宇田川・河骨川は、その渋谷川の支流でもありました。
 ●宇田川 ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/paddle_freaks/62973392.html
 ●河骨川 ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/paddle_freaks/63002526.html

下流側から俯瞰すると、宇田川は現在の渋谷駅東口付近で渋谷川から分かれて、代々木公園・明治神宮の西側を回りこむように流れます。
渋谷川は逆に代々木公園・明治神宮の東側を流れていました。

イメージ 1


今回歩いたのは代々木川で、やはり渋谷川の支流ですが、明治神宮の北を玉川上水と渋谷川をつなぐように流れています。
本来、代々木川の源流は現在の代々木2丁目付近の湧水を集め、さらに明治神宮内の湧水も合流して、代々木渓谷を蛇行しつつ流れていたといいますが、現在その面影は全くありません。
また、玉川上水の余水も代々木川へ流したといいます。

玉川上水は甲州街道に沿って流れていますが、代々木川の合流付近と思われる文化女子大敷地内には甲州街道に面して、モニュメントが残っています。

イメージ 2


イメージ 3


今回はこのモニュメントをスタートして大学裏の住宅地を進み始めました。

小田急線南新宿駅を通り、やがて山手線ガード下をくぐります。

イメージ 4


直接川とは関係ありませんが、レンガと鉄骨の質感がいい味出してます。

先に進みましょう。
明治通りをナナメに横切り、さらに道なりに、つまり代々木川の上を進むと、「こども鉱物館」 の斜向かいに2本の大木が残されています。

イメージ 5


イチョウとクスノキですが、いずれも渋谷区の保存樹木に指定されています。
もうどこにも川の面影は見当たりませんが、きっとこの2本の大木は代々木川の流れを記憶しているのだと思います。

住宅街を進むとやがて渋谷川との合流点。
実際の合流点がどこなのかハッキリとは分からないのですが、道路の関係からすると、恐らくこの辺り↓だろうと思います。

イメージ 6


記録によると、この合流地点付近では大雨による洪水が頻繁に起きていたそうです。
実際に歩いてみれば、さもありなん。
この辺りから下流に向かって坂の傾斜がきつくなり、さらに道幅、つまり川幅がせまくなります。
非常に高い擁壁も、川岸の崖を容易に想起することができます。
川が溢れるなら、ここだよ!(笑)

イメージ 7


それはそれとして、二本の川が合流する。
さらにその場所から下流に向かって流れが強くなり、勢いよく谷を流れる。
この渦巻く清流を想像してみてください。
“釣れただろうナァ!”(笑)

この後、渋谷川は裏原宿を抜けて表参道を越えてさらに流れますが、今回の “旅” はここまで。
暗渠なのだから当然といえば当然ですが、代々木川はかつての面影を見つけるのが非常に困難な川です。
でも川は足元を流れます。
渓谷・谷筋の微妙な変化を感じ取りつつ歩いた今回のルートはなかなか面白かったです(笑)。

 □ □ □

掲載の地図は、『川の地図辞典 江戸・東京/23区編』
⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/paddle_freaks/62944510.html
を基に加筆編集しています。

閉じる コメント(2)

閉じる トラックバック(0)

暗渠No.2【河骨川】

今回の川は、前回歩いた 宇田川 の支流、河骨川(コウホネガワ) です。
この河川の名前の由来は、一説によると川岸にコウホネの花が群生していたからだとのこと。
まさに “春の小川” にピッタリです。

イメージ 1


何度も触れていますが、渋谷の宇田川遊歩道(暗渠)は文部省唱歌『春の小川』のモデルでもあります。
詳しくは↓。

イメージ 2


 □ □ □

今回は小田急線代々木八幡駅から線路の西側を歩いて河骨川源流を目指しました。
現在の地名で代々木5丁目〜4丁目にかけて線路沿いの住宅地を歩いたのですが、前回の宇田川源流付近が その昔 “西原の九十九谷” と呼ばれ、急坂が多かったように、(新宿方面を向いて)左手側は ほとんど崖の様相を呈しています。

この辺りの旧地名を “山谷(サンヤ)” といい、河骨川も “山谷川” の別名を持っていたそうです。
もちろん今はマンションで埋まっていますが。。

ちなみにこの辺りの地形は武蔵野台地の端に位置していて、その台地の上部を通るのが京王線(敷設当時は地上の電車)で、台地の下部、谷沿いを走るのが小田急線です。

さて、そんな河骨川の源流付近。
現在の様子は↓

イメージ 3


正面のタワーは初台のオペラシティ・ビルです。
この川もずっと暗渠になっていて、その形跡は全く認められません。
ただし電柱には 「春の小川・この通り」 の看板が付いていますが。。

やがて川は参宮橋駅の南で小田急線線路を超え(潜り?)反対側へ。
線路の東側を代々木八幡駅方面へ、つまりたどってきた道の線路を挟んだ反対側を戻っていく事となります。
線路を渡ってすぐは代々木公園沿いの広い通りを歩きますが、すぐに線路沿いの路地へ入ります。

イメージ 4


やがて住宅地の狭い路地を抜けると、代々木小公園の一角に “春の小川記念碑”。
線路沿いの路地(河骨川の暗渠)に面しているので、御影石の記念碑にすぐ前を通る小田急列車が映りこみます。

イメージ 5


ここまできたら河骨川の終点はもうすぐ。
代々木八幡駅の手前を左にゆるくカーブすると、宇田川遊歩道のはじまる地点に合流します。
その、合流点直前の万年塀に、やはり子供たちのペインティングが施されていました。

イメージ 6


でもコレ、海だよネェ(笑)。

 □ □ □

本日はここまで。
川の痕跡はほとんど見つからなかったものの、初台・新宿方面の台地とそこから 「山谷」 の地名そのままに、一気に落ちていく台地の起伏を読み取ることができました。
その起伏の谷を流れる河骨川は、まさに武蔵野の台地を流れる 「春の小川」 として、そこにあったんだろうなぁ。。

次回は・・・、文化女子大付近で玉川上水の余水が流されたという、渋谷川の支流・代々木川を歩きます。

(*注;掲載の地図は、『川の地図辞典 江戸・東京/23区編』を基に加筆編集しています。)

閉じる コメント(4)

閉じる トラックバック(0)

暗渠No.1【宇田川】

さて、いよいよ始まりました。
お待ちかね(誰も待ってない!苦笑)、“パドルフリークス的・空のない川を旅する”!
第一弾は、ウチから最も近い宇田川です。

イメージ 1


宇田川は、渋谷川の支流の一つです。
渋谷駅東側で渋谷川に合流するのですが、渋谷川が代々木公園・明治神宮の東を囲うように流れるのに対し、
宇田川はその西側を流れます。

それじゃ、行って見ましょう♪
まずは地図を頼りに 宇田川源流付近を捜します。
上の地図には載っていないのですが、赤線(宇田川)の左上ぐらいに代々木郵便局があります。
その郵便局から細道を入ってソレらしい路地(暗渠)を見つけました。

イメージ 2


何の変哲もない路地ですが、その路地の真ん中にある大きなマンホールの蓋が、そこが暗渠であることを示しているのでしょうか。。
実はこの写真の左側は急勾配で坂道を登っていきます。
この辺りの住所は渋谷区西原と初台との境界付近で、その昔は西原の九十九谷と呼ばれていたそうです。
つまり谷筋の湧き水がこの川の源流だったんですね。

この路地(暗渠)を歩いてみました。
別になんてことはない、普通の路地です。
が、しばらく行くと山手通りに出る手前でついに川の痕跡を発見!

イメージ 3


どうですか、明らかにコンクリの立派な橋ですよ!
欄干部分の端にはきっと橋の名前が貼ってあったのだと思うのですが、残念ながら今は見当たりません。
その昔、きっとこの橋の周りで雑魚釣りに興じる子供たちがたくさんいたはずですよ♪

橋を過ぎると “川” は山手通りを越えます。
代々木八幡神社の前で、すぐにもう一度山手通りを渡り返してしまうのですが、代々木八幡のヨウ壁がちょっと雰囲気あります。

イメージ 4


大谷石とその上にかぶさる緑。
材質上の特性として大谷石には大小さまざまな穴が開いています。
この雰囲気がなんとなく川っぽいでしょ(笑)。
ハイ、思い込みです。

山手通りを渡った “川” は坂を下って南東へ流れていきます。
そして小田急線の線路の手前で、高架道路となっている井の頭通りをくぐるのですが、ここでもソレらしきもの発見。

イメージ 5


どうですか、コレこそ石積みの護岸の跡に見えませんか。
間違いないでしょう♪

ちなみにこの道からちょっと外れるのですが、やはり井の頭通りの高架下に地元の子供たちが書いたと見られる絵があります。

イメージ 6


宇田川そのものである “春の小川” がモチーフなのですが、10代の女の子と怪しい大人 という風に見えてしまい、はじめてみたときは思わず苦笑してしまいました。
ちなみに、実際にはこの奥に魚の絵なども描かれていて、“春の小川を散歩する男女” が絵の真意なのだと思いますが。。

と、話をもどして・・・。
“川” は代々木公園駅の入り口を過ぎた後、遊歩道として整備されます。

イメージ 7


これ以降、宇田川遊歩道として渋谷センター街へいたりますが、そのことは以前触れました。
⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/paddle_freaks/55187914.html

そしてもう一つ。
センター街に入る直前、小道を右に折れると東急本店にぶつかります。
東急本店脇の通りを進むと、渋谷随一の高級住宅地 “松涛(しょうとう)エリア” へ行くのですが、そこに鍋島松涛公園があります。
そこに、今はお世辞にも綺麗とは言えない(湧水の)池があるのですが、やはりこの池から流れ出す水が宇田川の支流となっていたそうです。

イメージ 8


今、その流れはもちろん道路の、そして東急本店の下。
暗渠どころか、きっと埋め立てられちゃったんだろうなぁ。。

 □ □ □

本日はここまで。
次回は宇田川の支流にしてもう一つの源流、河骨川(こうほねがわ)を歩きます♪

(掲載の地図は、『川の地図辞典 江戸・東京/23区編』を基に加筆編集しています。)

閉じる コメント(8)

閉じる トラックバック(1)

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


.

パドルフリークス
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
検索 検索
  今日 全体
訪問者 16 111845
ブログリンク 0 26
コメント 0 5890
トラックバック 0 61

開設日: 2006/2/1(水)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.