さらに・・読め!絶対、読め!! この本は面白い!
著:ロバート・チャールズ・ウィルスン
ジャンル:SF
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ここ最近、50を過ぎてからの方が
本当に「ぱい印オススメ」と言える
海外SF作品に出くわしている。
常連さんのオススメもあり〜の、今
まで喰わず嫌いで無いにせよ距離を
何故か持ってしまったSF作品に
果敢にトライしている自分が居る。
本書「時間封鎖」も以前から存在
は知っていたものの、分厚い作品で
あることと重々しいタイトル、それ
にご覧のような(→)カバーで、
敬遠していたのが今となっては残念
な時間を過ごしていたように思う。
さきほど、(下)巻も読破。
私は今、結構感動に包まれている
かもしれない。
この上下巻で完結!としても充分な
作品だけれども、実はこれは三部作
なのだそうな。
私の手元には続編の「無限記憶」が
あるけれど、この後 "Vortex"と言う
タイトルの完結編が控えている。
先日ご紹介した「星を継ぐもの」が素晴らしいと感じられた方には
本作は無条件で絶対にオススメできる。
「異星の客」や「幼年期の終わり」に感動された方にもまず間違いなく
オススメできる。
そしてなにより、SFなんか読んだ事が無い!嫌い!と思っている人
には、パーペキにオススメできる。
「エンダーのゲーム」が名作と言われるのは何故か。
「ノーストリリア」をはじめとする人類補完機構がきらめくのは何故か。
「宇宙の戦士」(あるいは「月は無慈悲な夜の女王」でもいい)の
ハインライン御大の賞賛が高いのはなぜか。
アシモフのファウンデーションが未だに高い評価を維持するのはなぜか。
私なりの答えは結構簡単だ。
SF的なガジェットが多いから? アイディアが面白いから?
いやいや、勿論それもあるけれど・・。
一番肝心なのは、人間ドラマが優れているからだ。
SFは設定やガジェットが奇抜なだけで、基本となる部分はやっぱり
人間を描いたドラマであり、彼らの人生なり戦いなりに如何に、読者が
共感するか、感情移入するか・・・これに尽きると私は思っている。
本書には主たる登場人物が何人かいる。
高い知能をもった兄妹の双子、兄はジェイスン、妹はダイアン。
その父E・D・ロートン。母のキャロル。
そして、主人公のタイラー・デュプリー。
タイラーの母はロートン家の家政婦さんのような存在で、平々凡々な
タイラーは、幼い頃から天才兄妹と懇意にしていた。
この家族との付き合いが、ダイアンへの純真な恋心を維持したまま、
時間封鎖となる30億年という期間が描かれているわけだ。
(勿論、地球時間は30年だけど・・それでも結構長い)
地球を時間封鎖した謎の存在、仮定体の正体追求に命を懸けるジェイスン。
時間封鎖という恐怖から逃避するために新興宗教に走ったダイアン。
医者になって文字通りワトスン博士のような立場、視線でこの二人に
関っていく主人公のタイラー・・・。
彼らの描く人間ドラマはいかに。
人類は、地球はどうなっていくのか。
少々の謎は残るものの、ドラマは明確な完結を迎える事になる。
(もちろん、少々の謎は続編に引き継がれる)
時間封鎖も人類の未来も二の次でいい。
彼らの人間ドラマこそがこの作品の核なのだから。
これ、充分映画化できると思う。
かなり面白い映画になるかとも思うが。
こんなの読むと、日本のSF作家陣の作品が子供の遊びのように
思えてしまう。 いやはや、困ったもんだ。
ヒューゴー賞は伊達ではないなぁ。
ぱい印絶対確信お勧め作品。
「星を継ぐもの」の続編に行こうかと思ったが・・・
私の手は既に「無限記憶 AXIS」に伸びている。
面白過ぎるってのも困ったもんだ。
※仮定体の正体も明らかにされる。
ネタバレにしたくはないので本作に関しては
「+α」部分も極力省いた書評にした。
後は読んで、存分にお楽しみあれ。
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この本、本当に面白そうですね〜
最近はぱいさんのお薦めの本(しか)読んでいないような感じですが
、この本も期待大です♪
2010/5/24(月) 午後 9:58
ブルームーンさん、毎度コメントありがとうございます。
設定は宇宙に関連するものなので、「星を継ぐもの」に相通じる
部分も少なからずあるように感じました。
是非読んでみてください、面白いのは間違いないです。
「無限記憶」の次は「ガニメデの優しい巨人」にトライです。
2010/5/25(火) 午前 7:39
困った困った・・・この本、凄く読みたくなってきた・・・。
2010/5/30(日) 午後 9:28
shukeiさん、毎度です〜。
今、「無限記憶」のラスト70頁あたりを読んでます。
「時間封鎖」だけで完結!って言ってもいいでしょう。
そそそ、そりゃもうイケますぜぃ、この話は!(笑)
2010/5/30(日) 午後 9:31