ぱなりラボラトリー通信

電子・機械工作、天文趣味の60代です
先日、ベトナム・ハノイへ3泊4日のパッケージツアーに行って来た。

ことの起こりは、JTBの初売り。空港への送迎付で二人で10万円以下ということなので、申し込み。例によって、妻による旅の記録。


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ベトナム旅行 初日
 
 羽田出発、日程も悪くなく、安い旅行がある、ということで、また旅行することになった。
今度はベトナムだ。それも紛うことなき東南アジア、まずは支度のために気温を検索してみた。そしたら最高35℃ときた。夏服を出していたら、夫がそれは違うという。行くのはホーチミンではなくハノイで、だから最高気温は21℃であると。
 
改めて地図を見たらベトナムはさながらチリとか日本にも似て、ながっぽそい形の国だった。位置は沖縄どころか台湾より南で、だというのに3月の気温がその程度だとは。危なかった。沖縄に行くつもりで北海道に飛ぶ、みたいなことをやらかすところだった。
 
 羽田まで行くのはラクだったが、ベトナムまで6時間。窓からは富士山が見えたりしたが、やがて雲で覆われて見えなくなった。時間からするとそろそろ台湾かなと外を見れば雲は切れ、夜の闇のなかに夜景が見えてきた。しかしその夜景が、いやに長い。やがて機内上部の画面に表示された地図によって、飛行時間を思えば中国上空を飛んでいるということがわかった。
 それはいいのだがこの画面の地図ときたら、世界地図でもアジアの地図でも東京からハノイまでの1本線がひかれているだけで、このうえなくおおざっぱ。飛行時間がなければ今現在どのあたりなのかが全然わからないというシロモノで、ほんとにがっかりだった。
 
 到着は現地時間8時頃。荷物を取りに行ったらスーツケースのレーンの隣に、段ボール箱が山積みにされていて、啓翁桜だの東海桜だの吉野桜だのと、全てが桜の枝の箱だった。はて、何でこれがここに?3月に桜というのは切花界では遅すぎる部類、よくまあこんなにという気持ちと6時間の貨物室の低温に桜は耐えるのだなあという気持ちと、ハテ21℃の気温では咲くのか散るのかという気持ちと。
 
現地ガイドさんが、JTBに申し込みした5人をホテルへ連れて行ってくれる。女子大生がいて、勇敢にも一人旅だという。1万ドンが日本円で大体50円、といった話をする。ベトナムの通貨は全部お札。なので1万ドン札は50円札ということになる。1000ドン札もあればもっと上もあって、ただ、高額紙幣はおつりを出しにくく、嫌われやすいらしい。ベトナムの麺、フォーが1杯で2万ドン、100円くらいだそうで、そう聞けば優雅な旅になりそうだった。サイフに優しいからといって優雅になれるわけではない、と後で気がつくのだが。
 
 ガイドさんに諸注意を聞いたあと、グーグル翻訳を書き写したなんちゃってベトナム語で「種子屋はどこですか」と書いたものを見せて、これで通じますかと聞く。そのほかの様々なハーブの名前を、ガイドさんがマジメに添削してくれてなお、「ロットの葉の種子は売ってないと思いますよ。」とまで言ってくれる。それはつまり種子ではなく、栄養繁殖(挿し木、刺し芽のこと)で増やしているってことか。ガイドさんは家庭菜園をやるそうで、種子は市場ではなく、スーパーの棚にあると教えてくれた。
 
 やがて立派なAランクホテルに到着、2人が降りていった。目の前はロッテの高層ビルで、ホテルにデパートにスーパーまでなんでもあるとのことだった。近くには日本大使館もある。ガイドさんは、自分は週に1度はお客を連れて日本大使館に行くとのこと。なるほど関係ない方がいいわけか。ついで行くのは我々のホテル。夫によるとCランクだと言うが、これが平坦ではない道の奥にあり、小さなバスはガタガタしながらホテルに近づいていく。日本人からすると場末感満載。ガイドさんは何気なく、入り口はコレですけど部屋は広いですよと気を使ってくれる。でもホテルのロビーにはでっかいざぼんをいくつも実らせた鉢植えがあり、これは気に入った!!私たちを降ろしたあと、車は女子大生だけを載せて、別のCランクのホテルに向かって行った。なんか、ドナドナ感はんぱない。
 
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 このホテルはサニー・ホテルといった。確かに部屋はけっこー広く、浴槽もある。問題は引き出しがデスクのものしかないということと、なのにハンガーの数が少ないということ(こういうときのために、クリーニング屋さんでもらえるハンガーを持って行くべきなのだ!)、金庫は置いてあるがとても軽くちゃちで、私でも運べそうだということ。結局貴重品はカギをかけたスーツケースに入れっぱになった。日本大使館は徒歩でいけるし、なんとかなるのでは?現地時間にして10時過ぎ、夜食を食べに外に出た。
 
 サニーホテルから出て左に行くと、大通りに出る。その夜は右がわに行ってみた。アジアだ。
屋根があるだけの、ふきっさらしの店の中では風呂のイスくらい低いイス(どこもがそうだった。)に座って、ビールを飲んだり何やら食べたりしている。道に大幅にはみ出したコンロで両手のひらをふたつくっつけたくらいの大きさの平たくのした何かの肉を炭火で焼いていた。
 
イメージ 2

 他の店は閉めている最中で、まあここでいっかと。席は低い上にテーブルの後片付けは不十分なので前の客の食べ残しのホネとか乗っかってるし、足元にも色々転がってるけど。箸は包装された状態で出てきて、何か助かったなって感じ。かの震災のとき、必要なのはティッシュではなく、ウェットティッシュだと何かにあったが、ベトナムで現地の生活に触れようとしたらウェットティッシュはあった方がいいかもしれない。ガイドブックによれば、グラスやら何やら改めて客が拭くのは失礼ではなく、ベトナム人も結構やってるとのことだ。
 
 やってきたビールは氷を入れたグラスに注いで飲む方式だった。この氷、大丈夫か。工場製品の氷みたいだし、なんとかなるだろう。炭火で焼いている何かの肉を指差せば、大きな包丁でばんばんとおおざっばに切ってくれて、添えてきたタレにつけて食べてみるとこれが絶品。汚宅の主人は超の字がつく料理上手だったわけで、来てよかったと思った。汚いけど。すぐ目の前を車やバイクが走っていくけど。器の洗い方がまた屋台のラーメンと一緒で。何かの肉は多分ハトと思われ、昭和の洗濯用の金たらいみたいなので下味をつけてから焼いていた。
 
 ビール飲んでハト一羽の付け焼き食べて、お勘定は?今でもわからない。1000円くらいだったらしい。
お札のやりとりが複雑すぎて、もしかするとちょっとはボられたのかもしれず、最初にいくらあったかはわかっているのだから、明日数えてみればと言ったが、夫、数えるのを忘れた。初日くらいはしょーがないかも。
 

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AstroImageJ でマルチ画像ファイルを連続測光処理する際に、ガイドミスなどによる、画像間の星の重心のずれを自動的に検出してトラッキングして測定してくれる。この機能は、AIP4WINにもあるが、検出できないときには、エラーとなって、そこで処理を停止してしまう。これがなかなか不満であった。AstroImageJ では、エラーになっても処理を継続したり、途中から、設定しなおして再開できるようになっている。

AstroImageJ での設定は、Multi−Aperture Measurement のWindow で中ほどにある Halt processing on WCS or centroid error のチェックで行う。
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Halt をはずすと、処理は継続してくれるが、Log には、当該の画像で Non-centroid というのが記録されるが、結果表示する Measurements には記録されないので、データを処理するときには注意が必要である。

Halt の設定にしておくと、エラーとなった画像のところで、停止する。写真は、ガイドミスにより大きく望遠鏡が動いたようで、前の位置とこんなに離れているため、検出できなかった。
ここで、画像をスキップしたり、あらためて星を設定しなおして測定を継続することができる。
イメージ 2

上の画面の赤↓で示したスライドスクロールにより、読み込んだ画像を表示することができる。他のソフトにこの機能があるか、寡聞にして知らないが、まことに便利なもので、画像シーケンスを Import したあとで、これで画像を見ながら、雲がかかったものを取り除いたりする前処理を行ったほうが良い気がする。

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AstroImageJ を使ってみる

muttent'z さんのところでも紹介されており、先日の「東日本連星ゼミ(仮称)」でも Meineko さんの実演もあった、連続測光ソフト Astro ImageJ を使ってみた。いつもは、AIP4WINを使っているので、それとの比較もすこし。使用したPCのOSは Windows 7 64bit 版 。

私は、変光星を観測しており、連続で一晩にたくさんの画像を撮影する。これの連続測光データ処理を行うのに、AIP4WIN の Multi Image Photometry を使用してきた。児童で連続測光処理をする要件としては、
 ・一度にたくさんの画像データを扱えること
 ・ガイドミスや雲がかかったりして、フレーム中の星の位置がずれたりしても追い
  かけてくれること。
 ・結果を適当なスタイルで出力してくれること。
 ・光度グラフを描いてくれて、保存できること。
というころになろうか。

ソフトの入手先は、http://www.astro.louisville.edu/software/astroimagej/ のダウンロードのページから、Windows 用の Zip ファイルを選択。解凍するとすぐに使用できるようになる。

マニュアルの後ろのほうにある Step-by-Step Instruction をたよりに、ファイルを読み込ませて測定すると、このようにいくつかのファイル展開し表示される。処理は、指定したフォルダ内すべての画像をメモリに読み込んで処理するので、高速である。

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特徴的なのは、グラフのパラメータ豊富さ、測定から得られるデータのすべてとそれらの演算結果が表示できる。AIP4WIN がQuick LOOK のグラフ表示しかできないのに比べて、強力である。

測定結果は、Measurements Window に表示される。これを Excel ファイルとして、保存できる、というか Excel でしか保存できない。AIP4WIN の場合にはテキストファイルである。
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測定にあたって、画像のバイアス、ダーク、フラットなどの前処理は、画像表示 Window の Process → Data Reduction Facility から、CCD DATA Processor Window で行うことができる。このとき、FITS Header のUpdate を指定すると、HJD、BJD などのデータも生成してくれる。ネットに接続してあれば、Astronomy.net に接続して、Plate Solve して、WCSも調べてくれて、その値から 高度を計算して、Airmass も出してくれるようである。
試してみたが、Astronomy.net のアカウントが必要であり、持っていないので、できなかった。同じPCに、Astronomy.net はインストールしてあるので、これが使える設定があると良いのだが。

先ほどの、Measurements ファイルには、FITS Header を読み込んで、それぞれのデータが書き込まれるのだが、なぜだか、BJD_TDB の欄だけは、Header にはあるのに、書き込まれない。

複数枚の画像で、位置が違っても、追いかけて検出してくれる機能は、うまく動作する。始めと終わりでこのくらいずれても追いかけてくれる。
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当初は、AIP4WIN に比較して、あまり良くないのでは、という気がしたが、Aperture Photometry の大きさの設定の問題のようだ。ただ、それぞれのソフトの設定のパラメーターの値の意味が違うようなので、比較は難しい。

とまあ、機能がてんこ盛りで、使うのがなかなか難しいが、良いソフトだと思う。もうすこし使い込んでみたい。

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Aliexpressから格安で入手できる、ARM ST32F1038T6 のボード、Arduinoの環境でソフト開発ができるというので、試してみた。買った基板は、これ、送料を含めても300円程度である。。
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通常の用途では、Arduino NANO などが安価で入手でき、すぐに使えるのだが、このボードを選択した理由は、12bit A/D と I/Oが欲しかったこと。

Arduino環境と言うのは、
 ・Arduino IDEでソフト開発ができる。
 ・プログラムの書き込みをUSB経由でできる。
ということ。一般的に、Arduinoのシリーズは、bootloader が書き込まれているが、この基板はそれがない。いろいろな書き込TOOLを使って、bootloader を書き込めば、以降は、USB経由で書き込み、デバッグができる。いくつかはまったりしたので、記録しておく。

使用したArduino IDE バージョンは Ver. 1.69 。

参考にしたページは
 http://nuneno.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/arduino-ide-164.html
Arduino のライブラリのダウンロード、インストールはここに
 https://github.com/rogerclarkmelbourne/Arduino_STM32/wiki/Installation
bootloader 書き込みの手順はここにくわしい。
 https://github.com/rogerclarkmelbourne/Arduino_STM32/wiki/stm32duino-bootloader
書き込みするバイナリファイルは、
 https://github.com/rogerclarkmelbourne/STM32duino-bootloader/tree/master/STM32F1/binaries
の中から、「 generic_boot20_pc13.bin 」をダウンロード。

STM32 用のプログラマ ST-LINK V2 は持っていないので、シリアルでの書き込みとして、秋月の FT-232 USBシリアルボードを使う。
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配線は、
 FT-232USBシリアル  <--> ST32ボード
   TXD ------------------ PA10
   RXD ------------------ PA9
当然ながら、電源+5V、GND も接続。
写真のように、BOOT0 の JUMPER をセットする。

Arduino_STM32 のフォルダの中に、stm32flash.exe があるので、DOS窓で起動して書き込む。フォルダや環境により、書き込むファイルの指定先、COMポートの番号ががちがうので、画像を参考に。
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書き込みを終了して、BOOT0 のJUMPERを元にもどして、STM32ボードのUSBをPCに接続すると、デバイスドライバでは図のように、「 Maple DFU 」表示される。
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Arduino IDE を図のように設定して、スケッチの書き込みを行うことができる。
なお、bootloader を書き込んだ直後には、シリアルポートは表示されない。
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一度、スケッチの書き込みを行うと、デバイスドライバは変更されて、Maple Serial(COM )のポートとなる。
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bootloader を書き込んで、スケッチを書き込んでも、USBポートのリセットがうまくいかなかったりなど、何らかの理由で、「 Maple DFU 」ままで、Maple Serial(COM )とならないことがある。
この状態になると、USBポートからの書き込みができなくなる。私の場合、再度、bootloader を書き込んで、OK となった。

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伊豆の桜は葉桜へ

しばらく更新できなかった。
月初めに旅行に行ったら、そこでインフルエンザをもらい、夫婦でダウン。
ふたりで半月ほど寝込んでいた。

しかし、月日は容赦なく過ぎて、恒例の確定申告。
妻の実家の支援に行く。

伊豆は、桜の真っ盛り、川崎から乗った「踊り子」は満席で、自由席に座った私たちは、並んで席を確保することができないほどだった。横浜以降に乗車人たちは、伊東まで席がなかった。

写真は、南伊豆町の川べり「銀の湯」方面。桜は満開。本家、川津町の桜はかなりのところ葉桜模様となっていたのだが、ここ、南伊豆町では、もうすこしで葉桜へ行こうかというところ。
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いろいろと書類をとりまとめて、確定申告の書類を作成、。今回は、みかんの生り年ではなかったのだが、それなりに収入も多かったので、いろいろな作業に人をお願いした結果、支出もたくさんある。年をとったので、以前は自分でやったことも、いくつかのことを人をお願いするようになった。結果として、手取り分が少なくなってくるが、それでも農業・みかんつくりを続けられるのは、義父の喜びと誇りである。それに応えるようにしていきたい。

夜、のんびりとビールを飲みながら、様々な話をする。いちばんの話題は、この仕事をいつまでつづけられるだろうか、ということ。今回の確定申告のような、こまごました事務作業は、こちらがサポートするから、いつまでも好きなようにすれば良いと進言。
義父義母はニュースでも取り上げられている、高齢者の自動車事故が気になっているらしい。
Googleなどの自動運転のことはニュースになっても、高齢者が安全に運転する技術開発の方向にリードしないことが腹立たしい。田舎での、自動車の運転は死活問題なのに。

翌日、例によって、イノシシ対策の電気柵も点検をする。
畑のほうは、順調に動作して、実害もない。
実際、電線も地絡しているところはない。サトイモなどのイノシシがすきそうな作物にも被害がない。

が、しかし、家のまわりは、草が伸びたり、枯れ枝が引っかかったり、支柱がたおれて電線が地絡するなど、まったく効いていない。
下草を刈ったり、枯れ枝を取り除いたりして、電気柵が効くようにメンテナンスする。
義父は、みかんをきれいに作る能力は抜群なのだが、電気柵をきちんと保守するエネルギーは残っていないらしい。
そこは、僕らの役目なのだろう。

二日目の作業の夜は、恒例により、南伊豆町の温泉へ。
好みの「石廊館」へ行く。ここのお風呂は、こじんまりしているが、露天風呂も暖まる、良い湯だと思う。南伊豆町町営の「銀の湯」よりも安くてよい。

まもなく筍の季節、イノシシが食べ残した筍を掘り出さなくちゃ。
筍をいっぱい食べたイノシシを捕まえて食べたい。

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