金融戦争の現局面

五十路平社員と自称した所、娘から五十路疲労社員を拝命したダメ親父です。筆者と本サイト上の広告とは一切無関係です。

福島原発事故

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福島原発事故は、数々の指摘を無視し、事故隠しを続け、安全対策をなおざりにしてきた東電と、初動での緊急停止後に、事故対策より自らのパフォーマンスを優先した菅政権執行部による人災である。
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福島原発は「冷却」されているのか?

<冷却「水」にこだわる東電と、現場の怪!>
 
事故の初期に、メディアや「専門家」がバカの一つ覚えみたいに、同心円の拡散モ
デルに固執したのと同様に、熔けて固まりになった熔融体を、相変わらず「水」で
冷やそうとする無謀な試みが続けられ、行き詰まりつつある。
 
いつまでたっても冷却できないのは、内部で部分再臨界が起きている可能性もある。
水は、「熱伝導率が低い」熱容量は大きいが、理想的な循環ができないと、効果的
な冷却作用が望めない。原子炉や様々な熱交換器では、水のこのような性質を知っ
た上で、熱源と水の触れ合う面積を出来る限り多くするために、細いパイプの中を
水を高速で通したり、パイプの本数を増やしたりしている。
 
通常運転の原子炉では、強力な循環ポンプと、ジェットポンプによって高速攪拌さ
れて、水は冷却材と中性子減速材の2つの役割を上手に果たす事が出来る。しかし、
現在冷却対象となっているものは、熔けて集まった金属酸化物の塊である。しかも
水を送り込むポンプは、原子炉の本来の冷却系統に及びも付かない貧弱なポンプで
あり、パイプは熱に弱い塩ビ管といわれている。
 
国産+米社+仏社のプラントを連結し、4kmものホースを引き回し、膨大な汚染
水を日々量産しつつ、「冷却」が続けられている。
 
細野新大臣は政治家としては切れ者であるかもしれない。しかし、「熔融体」が建
屋のコンクリートを熔かして地下水と接触すれば、現地一帯でどうしようもない汚
染が広がる。一度は食い止めた海水への放射性物質大量流出も再開するだろう。
 
<コップの中の嵐(政局)で争っている間に福島は深刻化>
 
現状の図を描いてみた、「現代」のサイトにも同じ様な図がある。模式図なので、
格納容器や圧力容器が宙に浮いたような格好になっているが、勿論鋼鉄の塊を支え
る鉄筋コンクリート構造物が、圧力容器と格納容器の周辺に存在する。
 
イメージ 1
 全体図(模式)
 
本当に炉内の「冷却」は出来ているのだろうか?、圧力容器を貫通した核燃料熔融
体の中心温度が数百度までであれば、現状の仕組みで「冷却」は可能かも知れない
が、もし鋼鉄を溶かすような中心温度1500度を超える高温の熔融体が形成されてい
るとすれば、殆ど冷却効果はない。
 
核燃料「熔融体」内部は物凄い高温になっているが、冷却水応急配管は樹脂製なの
でポンプを高圧高出力に変更する事も出来ない。従って冷却水は膨大な放射性物質
に汚染されながら、僅かに「熔融体」の上面部を冷やしているに過ぎない。熔融体
表面で沸騰が起きると、液体の水と熔融体表面の間には、水蒸気の層が形成され、
その結果殆ど効果的な熱伝導は期待できない。
 
上記説明に当るのが下の拡大図である。原子炉内や格納容器の圧力が低いので、
冷却水は100度を少し超えると沸騰する(200度としても同じ)。沸騰が激しくなると、
冷却水と熔融体の間には、高温水蒸気の気体層ができ、(バーンアウト)この気体と、
圧力容器壁面を通じた熱伝導のみが有効に働く。水蒸気を通じた熱伝導は極めて
少ないので、その結果、猛烈な放射能が冷却水に出てくるが、熔融体の熱は殆ど
奪われないので、結果として高温が維持され、圧力容器を熔かし、格納容器を
あっという間に熔かし、格納容器のコンクリートの壁を熔かして落下する。
 
イメージ 2
 
 
熱伝導を改善する方法として、ロシアが提唱してきたスズなどの低融点金属を投入
する方法が考えられる。低融点のスズと低沸点の亜鉛を各十トン程度でも熔融体の
上部に投入すれば、バーンアウトを防止し、少しは効果的な冷却が可能になるだろ
う。
 
核燃料棒の集合体温度がそれほど高くないとしても、落下している可能性はある。
圧力容器の下には、制御棒の駆動装置が存在し、圧力容器底には穴が開いている。
正常状態では、厳重にシールされているが、1〜3号炉共に現在圧力容器の圧力は
殆ど大気圧と等しいと言われており、圧力容器の底が熔けていないとしても、この
シール部分が破損し、核燃料「熔融体」の一部が圧力容器を貫通して、格納容器上
に落下しているのはほぼ間違いがない。
 
この状態をメルトダウンの次の段階として、「メルトスルー」と呼ぶらしい。実は
日本政府がIAEAへの報告において、既にこのメルトスルーの可能性を報告している。
現状は、更に一層深刻な、「メルトアウト」状態に遷移している可能性もある。

東電は、ひそかに地下遮蔽壁の設計をしているらしいが、一向に何をしているのか?
現状はどうなのか伝わってこない。
 
<事故処理は誰が指揮しているのか?>
 
チェルノブイリでは、爆発して燃え盛る原子炉の下を決死隊がトンネルを掘って、
メルトダウン防止の壁を作ったとされている。
遂行すべき「遮蔽工事」とは、そのようなものであり、民間企業の手に負えると思
えない。細野新担当大臣は、この対応策を陣頭指揮しているのだろうか?
 
ちゃちな仕掛けは、猛烈な高温の熔融体には通用しない、予算の制約など一切なし
で可能な限り丈夫で高い廃熱効果を有する隔離壁を炉心下部に構築しなければなら
ない。
 
下記リンクでは、「東電が隠している」とされているが、事故処理は政府と自衛隊
が主導権を握り、ゼネコンが全面協力しなければ何も出来ない。東電に任せれば、
目先の「損をしない範囲」(笑)の対応策しか出てこない。つまり、細野氏には、
財務官僚に対する無制限の請求権と、防衛大臣も兼務させる必要がある。
 
またしてもセミの小便作戦のような、「ママゴト遊び」をしている間に時々刻々と
対応可能な時間はなくなっていく。
 
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
メルトアウト「核燃料」地下水直撃の恐怖!メルトスルーを超える最悪の事態
東電はこの可能性を隠していないか!
2011年07月08日(金)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/11152?page=2
(抜粋)
6月7日に公開した国際原子力機関(IAEA)への報告書で、政府は1〜3号機で「溶融貫通」
している可能性を認めた。これは、炉心溶融(メルトダウン)した核燃料が、原子炉圧
力容器を突き抜け、さらに外側の格納容器にまで流れ落ちる「メルトスルー」状態だ。
 
<「福島第一はもっと絶望的な状況にある」京都大学原子炉実験所小出助教>
 
「溶けた核燃料であるウランの塊=溶融体が、格納容器の底をも破り、原子炉建屋地
下のコンクリートを溶かして地面にめり込んでいるのではないかと考えています。
核燃料の炉心部分は、2800℃を超えないと溶けません(現在の温度は高い放射線量の
ため測定不能)。溶融体の重量は100tにもなります。圧力容器や格納容器の鉄鋼は
1500℃程度で溶けてしまいますから、溶融体は原子炉建屋地下の床に落ちているは
ずです。その一部は地下の床を浸食し、一部は汚染水に流され周囲の壁を溶かして
いるでしょう」
 
<汚染地下水を遮蔽する地下遮蔽壁建設を予定する東電>
 
核燃料は「安定的に冷却されている」と主張しておきながら、メルトスルー、メルト
アウトの可能性については、詳しいことは何も分からず「調査中」だというのだ。
しかも東電は、そう答える一方で、原子炉建屋地下の地中深くまで伸びる遮蔽壁の
建設を検討している。
 
時間との戦いである。熔融体が広がってしまえば、手遅れなので、それまでに強力
な防壁を構築しなければならない。
 
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
再臨界は起こらないと考える理由
http://smc-japan.org/?p=1244
(コメント)
メルトダウンした核燃料熔融体に、この論者の前提条件は当てはまらない。
(抜粋)
4号機の使用済み燃料はプールに水がないので、臨界になりません。東京電力に
確認した所、水があるのはそれは燃料が入っていないもう一つのプールでした。

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浜岡停止の理由は津波対策でよいのか?

唐突な首相の思いつき記者会見により、浜岡原発の2基が最大2年間程度停止とな
る見込みである。当初取締役会で態度を保留し、菅氏の要請を蹴る姿勢を見せてい
た中部電力は、株主代表訴訟のリスクを犯しつつ、政府命令に従うというお墨付き
を縦に、赤字決算覚悟での原発停止(再稼動の一時延期)に踏み切る構えである。
 
想定されているのは、砂丘に加えて、追加の堤防を少しかさ上げ工事して、津波対
策完了による再運転へのお墨付きと言う、場当たり対応である。社民党の停止要求
を鵜呑みした菅氏とメディアは、争点がどこになるのかも分かっていないので、あっ
さりと最重要課題を黙殺しようとしている。
 
原発は岩盤に杭を打って建てられているかも知れないが、堤防は砂丘の砂の上に載っ
ている(笑)。福島級の津波には、「スーパー堤防」すら根元から洗われて倒壊し、
無力であったから、実は堤防かさ上げ工事を実施しても意味があるとは思えない。
 
<活断層問題がすり替えられ隠されている>
 
私が学生であった約30年前から、「生越忠」氏の告発により、浜岡原発は活断層
の上に立っている事は自明であり、問題はこちらのほうが大きい。本体とタービン
建て屋の間に活断層が存在し、これが動けば大口径配管がギロチン破断する重大事
故に直結する。しかも福島で起きたように自身に伴う外部電源喪失時にこれが発生
する。
 
浜岡の補助ポンプや予備電源は福島第一原発よりは、マシなそうである。しかし大
口径配管破断と同時に、断層が動いた結果予備系配管も損傷すれば、補助ポンプや
ECCS(緊急炉心冷却装置)は「張子の虎」になる。福島では予期しない故障が複数
同時に発生することが事実で立証された。発電用原子炉は、運転停止後も炉内に核
燃料が残る限り、外部電力で稼動するポンプと配管系統による常時強制水冷が必須
である。
 
中部電力によると、原発の下にある断層は「過去に動いた事がない(爆)」そうで
ある。断層が出来る時にも動いていないとすれば、誰がその断層を作ったのか?、
「地質学的な原因以外で断層が作られた」と言う「非科学的」な説明をしなければ、
断層の上に「科学技術の塊」である巨大構造物を建設する申請は通らない。しかし
現実に、数基の原発が歴代自民党政権によって建設許可され、既に過去数十年間商
業炉として営業運転している。
 
浜岡でも福島級(既にチェルノブイリを越えている)の重大事故がおきれば東名阪
の主要都市(日本の中枢部)は、風向き次第で死の街となってしまう。
 
<もう1つは米軍発表の放射能予測図隠蔽>
 
首相の会見は、同時に現在収束していない福島第1原発重大事故の現状を、一層隠
蔽する、極めて効果的な宣伝行為である。これは東京電力や経済産業省にとっても
突然の「殿ご乱心」であるが、「結果オーライ」の効果をもたらしている。心情的
に、まだ起きていないが他にも危険な所があると大宣伝されると、どうしても事故
から2ヶ月も経過して現在継続中の大災害は薄められる。
 
メディアにとっても、新しいニュースは価値があるが、古いニュースはいい加減に
取り扱いたいのである。
 
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
中部電力が拒否できなかった「浜岡原発全面停止」要請の問題点
政策決定の過程があまりに不透明で唐突だ
2011年05月10日(火) 舛添 要一
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/4132
(抜粋)
・防潮対策などが付け加えられるまで(ほぼ2年間)、停止する
・首相の要請は極めて重い。結局、中部電力がそれを受け入れたのは、拒否する選択
 が難しかったからであろう。
 
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
生越忠(氏)が30年前に原発の「地盤資料捏造の事実」を告発している
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/nbsn001/comment/20110326/1301117839
 
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
日本でいちばんお行儀の悪い原発(浜岡)
http://senzafine.livedoor.biz/archives/cat_172315.html?p=4#
(抜粋)
中部電力はこの断層は大地震が来てもぜったいに動かない、問題ない、と言っています。
何を根拠にしているかわかりませんが、過去に動いた形跡がない、とまで言っています

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関東から中部にかけて日曜日の不要な外出は控えめに

先日私は低気圧と高気圧の周りの風向きについて考察した。(下左図)
高気圧の右下に福島が有ると、南西方向に放射性物質が飛びやすい気圧配置となる。
 
イメージ 1
 
上記に有るとおり、高気圧の右下に福島が位置する配置が出来そうである。
無論、最近の放出量は減ってきており、それほど危なくないと言うのも確かであるが、時々放出があるのも
また同様に確かである。
 
4月9日に一旦急激な放射能レベル上昇として報道された、下記グラフは計器故障ということで沙汰止み
となった。武田氏なども緊急投稿したが、その後故障報道を見て、消したようである。
 
イメージ 2
 
これに関連して、NaI(ヨウ化ナトリウム)のリアルタイムモニタを計測しているサイトの情報を見ると、
新宿百人町と言う所で、下記のようにピークが見られる。これって上記の3日後に雲がそこまで流れ
てきたと言う証拠ではないのか?
 
イメージ 3
 
上記は新宿百人町
イメージ 4
 
上記はひたちなか市堀口の図
 
他にもいくつかあったが、見つけられない。1号炉は4月8日頃に間違いなく何か異常が起きていたと思われる。
さらに下の「ひたちなか市」の図では、4月13日に僅かな盛り上がりがあるが、これが4号炉のプールの異常
高温とタイミングが合っている様に見える。
 
イメージ 5
 
新宿のグラフを事故発生後から見たのが、これである。4月11日のピークは、最初の爆発や3月20日頃の
ベータ線源大量放出と比較すると、大した事ではない(この感覚が自分でも怖い)。
 
念のために特に用事がないなら外出は控えたほうが良いかもしれない。
 
今日明日福島で異常が何もなければこの心配は杞憂に終わる。

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4月16日二見氏呼びかけの東京デモの時間変更

ザジャーナルに掲載されていた、
二見氏呼びかけの集会・デモの時間が変更(15分早く)になったようである。
 
参加予定の方は、注意をお願いしたい。
 
下記ザ・ジャーナルのご本人投稿内容をそのまま掲載する。URLは
下記の通り、なお「本文は訂正されていない」のでご注意を!
 
投稿者: 二見 | 2011年4月12日 22:18
二見伸明です。拙文をお読みいただき、恐縮しています。
ところで、4.16デモについて時間の変更があります。
 
  場所:明治公園
 
  集合時間は11:15 
  出発は11:30に
 
変更しました。理由は、他の団体が私たちのデモと一部分
ダブるコースを、すでに許可されているので、私たちが30分
出発を繰り上げざるを得なかったということです。
 
私の不手際でご迷惑をおかけしましたことを、お詫び申し上げます。

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低線量被曝の危険性 その2

<NHK報道の犯罪性>
 
『NHKで放医研の医者がグラフを見せ、問題なしと言うのは、統計的な目くらましだ。
 分母が、「放射線を被曝した人+被曝していない人=全国民」で、分子が、「全国
 の甲状腺がん発生総数」でグラフ表示すると事故前後で殆ど変わらない。』
上記は昨日の記述である。それでは、正しい記述はどうあるべきであるか。
 
      分子 = 放射線を浴びた地域の対象者群のがん発生数
がん発生率 −−   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      分母 = 同地域の事故発生前の対象者群のがん発生数
 
上記のような式であれば、生活条件が同じで、原発事故による放射線被曝によって、
新たに甲状腺がんなどが発生し、従来と比べて何倍に増加するかがはっきりと分かる。
 
その1で紹介した、ベラルーシのある地域の甲状腺がん発生のグラフは、同じ地域の
統計情報の年次比較で描かれている。該当地域では86年4月の、チェルノブイリ事故
発生の約4年後から子供達の甲状腺がん発生件数は急増し最高数十倍になっている。
更に今中氏の論文では、最高100倍になっている地域もあることが指摘されている。
 
NHKは「チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染」と言うタイトルで、過去に
チェルノブイリ周辺の惨状を示すドキュメンタリーを放送しながら、福島事故後には
その内容を完全に否定する、非科学的な放医研の医者を平気でテレビに登場させてい
る。
 
大ウソツキのNHKに、国民から「TV視聴税」を無理やり聴取する権利は存在しない!。
 
<SPEEDIの第1回発表まで、放射性物質の分布情報なし>
 
私は、3月23日、文部科学省の3月15日から16日の自動車での測定結果に基づく想定
図を描いた。私の図は、3月17日から書けたが、そのうちもっと正確な図が発表され
るだろうと思っていた。何時までたってもこのような図が出ないので、痺れを切らし
て自分で書いて投稿した。
 
3月23日朝にSDEEDIの報告を出すとの発表があり、3月24日全国紙朝刊にようやく掲
載された。15分で作れると言われるデータは、事故後1ヶ月たってもたった一度作成
され、公表されたのみである。
 
4月12日朝になって、ようやく今後2年間の想定被ばく線量区域図が発表された。こ
れは恐らくこの地域に2年間居住し続けると、「外部被曝」のみで図にかかれた線量
を被曝するという想定である。
 
朝日新聞に掲載された図を載せる。楕円は3月15、16日の文部科学省測定に基づき、
私が3月23日に書いた、想定図である。何故こんな不完全な図を重ねるのかと言うと、
少なくとも3月15、16日にはこの図が描けた。つまり特定地域の避難勧告の判断材料は、
3月12日に「1号炉が爆発して3日後には既に存在していた」と言いたいのである。
 
イメージ 1
 
本日の図でも、どの区域を避難地域にするかの線引きは、なしである。今後1ヶ月も
住人に被曝させ続けてから判断すると言う無責任極まりない判断である。
 
<想定被曝線量はその他の影響も合算する必要がある>
 
武田氏が繰り返し指摘している通り、累積被ばく線量は足し算であり、外部と内部
の影響を全て合算しなければならない。
 
「外部被曝 + 内部被曝(呼吸)+ 内部被曝(食物)+ 内部被曝(水)」 = 合計被曝線量
 
しかも、その1で指摘した通り、内部被曝は桁違いに危険であるから、単純に、
シーベルト換算されている線量では影響は計れない(過小評価となってしまう)。
特にα線源やベータ線源を吸い込んだり飲食する場合がこれに該当する。
 
プルトニウム(α線源)は、肺に沈着し容易に排出されない。またセシウム137は、
体内に取り込まれると、筋肉に蓄積するし、ストロンチウム90は、骨に蓄積する事
が知られている。食物連鎖による生物濃縮が発生するのもそのためである。
 
上記理由により、「食べてもすぐに排出されるから心配ない」というのも厳密には
正しくない。
 
今の現実は、得に福島周辺では、α線源も含めて微粒子となって飛んでいる。一定
量のセシウムやヨウ素など炉心(または核燃料)由来の放射性物質が、外部に放出
されている事実は、同時に一定割合でα線源の微粒子も放出されていることを示し
ている。これは過去の事故で観測された事実に基づく想定である。
 
プルトニウムは、過去に1500キロも飛散している事実がある。3号炉の爆発で
は、キノコ雲が発生し、少なくとも1000m以上の高さまで微粒子は吹き上げら
れている。α線源は測定が難しく時間がかかるので、殆ど計測されていないだけで、
福島原発由来のα線源(ウランやプルトニウムなどの超ウラン元素)が存在しない
わけではない。
 
イメージ 2
  2011年3月14日、3号炉の爆発の写真
 
<避難命令ではない?>
 
政府は、線引きもあいまいで、対象者の人数の把握せず、避難すべき場所や、生活
手段の手配もせずに、「計画的避難区域」と「緊急時避難準備区域」を発表した。
「計画」というからには、「住民が生活する計画」も合わせて政府が責任を持たな
ければ画餅に過ぎない。
 
住民は、何の補償もなく生活基盤から離されると生きていけないので抵抗する。政
府は放射線の危険性を過小評価し、御用学者の発表をオウム返しし続けてきたので、
今更危険と強く言えないジレンマに陥っている。
 
何をさておいても、線量の高い初期にヨウ素剤を配布し、入内事故発生直後に緊急
避難することが最重要の対策であった。しかし、これから計画避難する住民は、既
にかなりの被曝を受けてしまっている。
 
大地震と大津波に続く原発事故発生以来戦争と同じ軍事レベルの非常事態が続いて
いるのに、指揮命令系統は寸断され、何も明確且つ具体的に実行可能な行動指示が
出ない。菅内閣が一日も早く総辞職する事が、事態改善の最有効手段である。
 
追記する 4/12/20:26 元衆議院議員の二見伸明氏が呼びかけるデモが東京で
行われる。趣旨に賛同し、勇気ある人々の参加を呼びかける。
 
『「菅首相の退陣、脱原発社会」デモにご参加を  4月16日(土)、「『脱原発社会』こ
 そ究極の『共生国家だ」を理念に、その第一歩として、菅首相の退陣を要求する
「脱原発社会を作ろう」デモを下記のとおり実施します。
 
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
原発 小さい疑問 なぜ、原発近くの野菜は買ってはいけないのか?
http://takedanet.com/2011/04/post_b463.html
(コメント)
被曝線量は、全ての足し算である。
 
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
どこが新たな避難区域に 具体的な地域は示されず
2011年4月11日23時58分
http://www.asahi.com/national/update/0411/TKY201104110530.html?ref=any
(抜粋)
菅政権は、福島県南相馬市と川俣町について、具体的にどの地域が避難地域になる
かという、住民が最も知りたい情報を示さなかった。「生煮え」の発表に、地元か
らは不満の声が相次いでいる。

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