先日ご紹介しました、人工島パームアイランドに完成、オープンしたばかりのマリーンリゾートホテル、アトランティス。 バハマのパラダイスアイランドのアトランティスの姉妹ホテルとして予定どうりにオープンをはたしました。
ラマダン後のイード連休に合わせて、9月24日にオープンしましたが、オープン直前の数週間前に火災があり、正面玄関、ロビーは黒焦げなってしまったのでした。 それでも予定どうりオープンし、イード5連休は満員御礼、大変な混雑となったようです。
ところがイード祝日初日、9月30日火曜日の午後は、チェックインを待つ予約客でロビーはごった返し、5〜8時間も待たされた挙句、終に部屋を得られず引き返す人達も続出したとのこと。
地元ドバイの人達は自宅へ戻れば良いですが、外国からわざわざ訪れた人達は帰るに帰りようもなかった様です。
待たされている間、チェックインしていないのでマリーンパークへも入れてもらえず、レストランも全て満席、ラゲージはロビーに山積み状態。
着替えもできず、部屋も取れず、エンタメゾーンへも入れず、ただただ長時間ロービーで待たされ、現金不足で料金返金もされず、コンペンセーションもなし... 翌月の都合の良い日に無料宿泊を約束されただけ...
大変なパニック、クレームの嵐になってしまったようです。
予約確認を書面で受け取っていた泊り客200人以上も部屋を与えられず、引き返す事になってしまうと言う、オープン早々の大フィアスコとなってしまいました。
...なんだか典型的なドバイシンドロームの様で、チットも笑えない大笑い話のようです。
ドバイの発展速度は中国上海を抜いて世界一の速さと言われていますが、あまり自慢できる記録とも言えないのが現状で、箱物ハードウェアの建設の速度と、箱を活かす中身の人材確保の速度が見合わず、ドバイではあらゆる領域で恒常的な人材不足状態に陥っています。
タックスヘイブンとして外国企業、投資家達を魅了するドバイですが、同時に人件費の安さから経営コストの節約になる点も魅力の一つなのです。 大量のインド、パキスタン人、フィリピン人他、多くのアジア人達の安い労働力を運用できる事が、ドバイ他、この地域の発展の基盤になっています。
それは同時にドバイの最大のネックでもあります。
先進諸国水準の労働力の質、技術、知識、労働倫理、プロ度を有する人材の供給の必要性認識の欠落が、長期的コスト節約と言う視野の不足と強欲無責任経営の悪循環を招く結果になっています。
中間管理職の50%以上はインド人で占められていることから『質の価値文化』をビジネス倫理に反映できないことが、今回のパニックフィアスコの端的な原因とも言えるのでしょう。
ドバイへ流入する大くのインド人達は、アメリカやイギリス、西洋コモンウェルス諸国へは行かれないレベルの非エリート、メディオクラート インド人達であるため、あらゆる場面で『質』の悪さ、その場凌ぎの安物使いまわしの発想が一般化しているのが現状です。
安かろう悪かろう文化が未だにドバイの最大の弱点とも言えるでしょう。
先進国では想像を絶する程の能力不足。箱のサイズと人材能力レベルの極端なギャップの結果でしょうね。
今回のアトランティスのフィアスコは、外側の華やかさに内側の質が伴わないドバイの象徴的なスキャンダルでした。
画像最下はバハマのアトランティス
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