ポルトガル絵日記

ポルトガル放浪日記・絵画作家としての作品など公開しています

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1993.4.28(水 miercoles)晴時々曇り madirid

昼すぎまでY.Hにいる。坂君ともう一人の日本人の若者(カナダから来た大阪人)と3人でY.Hの庭のテーブルでごはんを炊いておにぎりを作り食べる。

3人で、町に出て坂君の荷物を日本に送るのにつき合う。
梱包や手続きなどに結構手間取り、3時ごろに郵便局を出て、カフェに行く。

小包は8000pts、(6kgまで)。航空便で結構高いなあと思った。
本は1kgまでで、2800pts、ちなみについでに計ってもらった、僕の
手提げカバンは3kgで5500ptsだ。

日本に帰るときは本や服はなるべく置いていって、本当に必要なもの(写真、絵などを送ろう)だけにしようと思う。

カフェで2人と別れて、レコードショップに行って、Sundaysのチケットを買い、ポール・サイモンのカセットテープを買う。
カセットはポルトガルよりも種類も多くて、安い。欲しい物がたくさんあったがこれ以上荷物を増やすのはいやだし、ここは我慢だ。

ブラガに行けば、日本の友人からテープがたくさん来ているだろう。
それまでの我慢だ。すっかり音楽中毒になってしまった。

その後、サン・フェルナンド美術館に行く。
ここにもゴヤ、グレコ、スルヴァラン、ルーカス・ジョーダン、アノニモ
(名前不詳の意)などの古典作品やスペインの近代から現代の作家達、
それにピカソのエッチングのシリーズがあった。

ボデゴン(静物画の意)を描いたアノニモの作品が良かった。
サン・フェルナンドを出たのが5:30くらいだったので、プラドにまた行く
ことにする。

1時間しか見れなかったが、やはりゴヤはすごい。
黒の絵画はこれこそゴヤが本当に描きたかったもので、貴族は一切出てこず
庶民を描いた暗く、不思議な、しかし力強く、何より驚いたのは、絵具が
まったく剥がれたりひび割れたりしていない事だ。

New paintingを見ているような新鮮で斬新で、決して、居間の壁に架けて見る
ようなものではない。
人間の生の、真の姿を描いている。

グレコやベラスケス、テイントレット、テイツアーノも素晴らしい。
テイントレットのハライソ(天国)はピカソのゲルニカよりもすごい絵巻だと思う。

プラドを出てしばし茫然自失して、ターミナルに行き、時間と料金を調べて、
Y.Hに8:30調度に戻り、夕食を食べて、坂君とSundaysのライブを見に行く。

10時に入ったが、始まったのは11時で、1時間で終わってしまった。
ちょっと短かったが、今日は少し疲れていたので、調度良かった。

イギリスの若いバンドで、トリオ+女性ボーカル、U2のようなバンドだった。
ギターがなかなか良かった。音の方はMIXが下手で、ごちゃごちゃした音
だったがライブハウスだから仕方ないだろう。
サウンドはどちらか言うと僕の趣味ではなかった。まだレコードは2枚しか出していないそうだ。

でも、久しぶりにライブ(ロック)の雰囲気を感じて楽しい夜だった。
12:30頃に終わって、会場で知り合った、日本語がやたら上手な
スペイン人に誘われて、Barに行く。

小さいが、こぎれいでレコードもたくさんあって、C・C・Rと
プリテンダーズをかけてくれた。なんだか新宿2丁目のRock Barにいるみたいだった。

日本に2年間、仙台に居たらしくて、小説家志望のやたら優しい奴だった。

2時近くまで飲んで、Y.Hに帰って、ばったりベッドに倒れるようにして眠る

マドリードはToo Much Cityだ。

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