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不動産鑑定士というのは、あまり知られていない資格である。
「ああ、あの4択で35問とれば受かる試験でしょ。難しいんだってねえ。」
確かに難しいけど、それは、宅建です。
何よりも鑑定業界は公共依存型産業だったのである。
国・県・市町村及び外郭団体が得意客で、なんと言っても支払いが堅い。
内容的なものよりも用地買収目的が多かったので、鑑定評価額がいかに地主に受け入れられるかが全て。
しかも次から次へと仕事が舞い込んできたので、じっくりと案件を考えるよりも、ドンドン仕事を片付けるのが大切と、不動産業者への取材など、時間の無駄無駄と、もっとも効率的に仕事をこなすことのみを念頭にがんばってきたというのが、多くの先輩方の実体験であろうと思う。
私が開業した平成11年は、もうそんなおいしい仕事はほとんどなく、いまさら開業しても遅いよと、よく先輩方に言われたものである。
去年から今年にかけて、公共事業系の予算が一段とカットされ、地価公示などの地点も削減されてきた。
競売などで細々と生きながらえているのが多くの地方鑑定士の実態であり、いまさら民間の仕事の開拓など面倒という先生方が多い。
といっても多くの若手鑑定士はこれから、数十年これで食べて子供達を大学など行かせなければならない。
民間へのシフト。これが現段階で不動産鑑定業界に課された課題であり、日々努力をしているつもりではある。
そのなかで、鑑定士といっても地代・家賃に強いとか、田畑に強いなどいろいろなタイプがあり、地域的にも得意・不得意がある。
民間のお客様にとって、どの鑑定士を選んだらよいのか判り難い。
そこで、中部不動産鑑定協会連合会(愛知・静岡・岐阜・三重の4県の鑑定士協会の連合会)では、4県に属する鑑定士のデータベースを作成し、HPを通じて、一般の人々に閲覧し、さまざまな方法で検索が可能なデータベースを作る案が浮上している。
全国的にそのような動きが出てくれば良いのであるが、本会の動きはいつものように鈍いので、地域的にできるところからまずはやってみようということで、とりまとめを行いつつある。
おそらく6月以降にオープンとなる予定です。
中部圏の不動産鑑定士の皆様、ご協力をよろしくお願いいたします。
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