苦しいときこそ、民に夢を
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岐阜の鑑定士の畏友から、面白いTVの録画を見せていただいた。
このブログの長年の読者ならよくご存じのことですが、私の宿願のひとつは、耐震補強工事の全額補助を行政に行っていただくことです。
地域経済において雇用を促進する特効薬となると思っているからです。雇用が促進されれば、その地域は、消費活動を通じて幅広くいろいろな業種までお金がめぐってくるので、地域再生の原動力となるとおもっているからです。
しかし、景気低迷で税収不足となっている行政には予算がない。そこで行政に寄付できるだけの財団を作ることが夢なのですが・・・・。(赤福の元会長のように・・・)
ただただ過ぎていくだけの年月と自分の無能力さに腹立たしささえ感じていたので、とても、勇気が出る番組をみせてもらいました。
その番組のメモ書きを書いたブログがあったので、転載させていただきました。
番組の中には、津から中部国際空港を結ぶ航路の経営も小嶋氏がまかされていて、そのなかで従来の「第三セクター経営」から脱却した「公設民営方式」が提唱されていた。
第三セクターは赤字は行政が補てんするから経営に甘さが出る。
小嶋氏は経営を引き受ける条件として、船などの施設は行政が購入して、タダで民間に貸与することが条件とされていた。施設は道路と同様に公共団体が作り、経営は民間にまかせるべきだということだ。
諸悪の根源は、赤字がでても、お上が補てんしてくれるという経営の甘えだ。そこには創意工夫の芽は育たない。
信託経営というキーワードがあった。つまり40社以上にもなる各社の経営の実務は執行役員にまかせるが、責任は小嶋氏がすべて負うというもの。その根底には性善説がある。性悪説では監視コストなどかかりすぎる。
たまちゃん駅長を発掘したのも小嶋氏のアイデアだ。
再生はお涙ちょうだいなどみじめなイメージがあるが、それではダメだと。楽しくやらなくっちゃ!!
9月6日放送の「カンブリア宮殿」は、地方公共交通の救世主 ゲストは両備ホールディングスの代表取締役社長、小嶋 光信(こじま みつのぶ)さん。 岡山県 岡山市。 その街中は両備ホールディングスの交通であふれています。 バス、タクシー、最新型の路面電車、港から出るのはフェリー、さらにはスーパーマーケットから不動産まで、運輸業を中核に様々なビジネスを展開。 年商1400億円、従業員7,000人という岡山の名門グループを率いるのが小嶋社長です。 実は彼、東京生まれの東京育ち。…→Ranking 1968年。 大学を卒業し、三井銀行へ入行。 その後、結婚しますが、そのお相手が両備創業家の娘さんだったのです。 1973年、28歳のときに岡山へ。 義理の父である社長に乞われ、両備に入社。 小嶋さんは銀行時代の手腕を活かし、大活躍。 両備グループ成長の立役者となります。 そして1999年、遂に社長にまでなった小嶋さんに、その価値観を一変さえる出来事が起こります。 それこそ岡山の敏腕経営者から、地方交通の救世主へと変えたある出会いでした。 そのきっかけとなったのがある石碑。 小嶋さんはこの石碑よりある人物を知ります。 その人物とは300年前、岡山藩の藩主 池田家に仕えていた藩士・津田 永忠(つだ ながただ・1640〜1707年)。 池田の命を受け、1700年に後楽園を造ったほか、日本最古の庶民向け学校である閑谷(しずたに)学校を建設したことでも知られます。 当時、エリートしか学校に行けなかった時代に、農民でも通える学校を作ったのです。 (修学旅行で訪れた方もいるのではないでしょうか?) 小嶋さんは津田 永忠のあるエピソードに衝撃を受けます。 それは1685年、津田 永忠が45歳の時の出来事。 藩主池田は、永忠がにある相談をします。 「洪水や危機で藩の財政は危機的じゃ。何か良い方策はないか?」 池田は金をかけずに財政を再建する策はないかアイデアを求めたのです。 しかし津田 永忠は、この相談に対して驚くべき返答をします。 「今農民には何の夢もなくただ生きるだけです。 藩の財政は厳しいですが、ここは干拓事業を進め、農民に農地と夢を与えましょう。」 周囲は猛反発しました。 莫大な費用がかかる干拓事業など、このご時世にできるわけがない。 それに対し、永忠は言います。…→Ranking 「農民に救いを与えられないなら、藩を治める意味はありません。 治世(ちせい)とは、民の苦しみを救う事にござる。」 そして永忠は藩主の池田を説得するために一人大阪に出向きます。 干拓費用を捻出するために自分名義で巨額の金を借りて回ったのです。 それが今、岡山平野の南部に広がる沖新田の干拓地です。 苦しんでいる民を救うために何が出来るのか? 300年前の挑戦が小嶋さんの心を突き動かしました。 「ほんとに水のみ百姓で何の夢もなく一生を過ごしていってしまう小作の人たちにですね。 この人たちの苦しみを救ってあげようと思って、自分がいわゆる大阪の商人から何万両と言うお金を借りて、自らの責任で干拓をしていくわけですよね。 私もいろんなことをやったけども、いやぁ、津田 永忠さんのやったこと考えてみたらね、もうこれは爪の垢ほどの騒ぎではない。」 そうお話しする小嶋 光信さん。 夢のある人生、楽しくて仕様がないですよね。 それを相手の立場、ひいては藩全体のことを考えて断行した男の姿がそこにはありました。 せっかく生を授かったのだから大きなことをいいません、ちょろっと名を残すことをやりたいですね。 両備ホールディングスに関するページ[1][2][3] 日系スペシャル「カンブリア宮殿」 2010年9月6日放送 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 よろしければ応援 |

小嶋さんと津田永忠さんの逸話は初めて知りました。素晴らしいお考えですね!
私も後藤新平という人が大好きですが、人柄がとてもよく似ています。
資材を投げ出す勇気と、人に希望を与える人生に踏み出す勇気・・・ ではないでしょうか?
2011/1/20(木) 午前 5:47
後藤新平さんのご紹介、ありがとうございます。早速検索してみたら、素晴らしい人物ですね。不動産の専門家としても興味深いことがわかりましたので、記事にさせていただきました!多謝です!!
タイガーマスク現象に象徴されるように、多くの人々の心の奥底に宿っているものかと思いますが、どこまでできるのかはその人の人生観にも寄ると思います。たいしたことはできないかも知れませんが、自分なりに十全を尽くして生涯を全うしたいという気持ちで過ごしたいものですね・・・。
2011/1/20(木) 午前 11:50
ドラです。
賢くて頭がいい人が「公」に力を出すと本当に、世の中が良くなる。って言える、好例ですね。
それにひきかえ、最近の政治家や高級官僚たちは・・・・
最後の最後まで「偉そうにしながら庶民からの税金の汁をすすろう」と、そんなことばかりやってるのがよく解りますわ。
今の日本。
本物の政治家を選ぶ本物の眼力を、我々が付けなければならんでしょう。
2011/1/21(金) 午前 10:14 [ spacepro888 ]
そうですね!今の現状は我々の今までの選挙や放置の結果ですから。行政や政治家を突き動かすアイデアや決意が必要だと思います。
2011/1/21(金) 午前 10:28
ドラッカー名言録12
「企業が、より大きくなる必要はないが、不断に、よりよくならねばならない」
ドラッカーは企業の規模についてのよし悪しを論じたりはしない。要は、量やサイズではなくて、その質であり内容だと、かねてから主張している。
その代表著書である『マネジメント』の中のこの一節も、そうした考え方を端的に表したものにほかならない。
この“至言”に関して思い出されるのは、かつて、「大きくなることも決して悪くない。しかし、その大きくなるなり方が問題なのだ。悪性腫瘍のようにメッタヤタラに大きくなるのではダメだ・・・・・・・」と語ってくれた言葉である。
また、企業家精神が旺盛なのはよいのだが、自分の「ワーク・オブ・ビジネスがどういうビジョンにより、どういう社会的貢献をしようとするのか・・・・・などを十分に考えずに事業を立ち上げるのには反対である・・。
両備のように土壌汚染で素人のお客さんから訴えられるようなことは避けるべきです。
2011/1/30(日) 午後 0:18 [ 災害復興に有資格者の叡智を結集 ]