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IEEE1394インターフェース (FireWire) vs. USB

こんばんは。

Windowsの世界では既に下火感のあるこのI/F IEEE1394(FireWire)、別名、i.Link ともいう、は内容の割には普及していない。
世はUSBの世界となってしまっている様な感はあるが、果たして本当に実力が無いのであろうか?

当店取扱中の、Weiss DAC202、INT202はこのFireWire I/F を備えている。(というか、むしろFireWire I/F無しではPCオーディオ再生時の威力が発揮出来ないのだが)

そもそも、Weiss社はプロ用機器を製造している流れで、コンシューマ向けに製品を出してきている。
この点を踏まえると、悪い要素はあまりなさそうな気もするが、果たして。

色々と調べてみると、まず、FireWireの規格から模索してみた結果がある程度分かった。
こうなると、餅は餅屋、という事で、IEEE1394に関しては私の知識が浅いところで、専門家の皆さまに従ってみたいと思う。


ここに明記されている通り、TI製(Texas Instruments社製)のコントローラーチップが搭載されているのが最も望ましそうだ。
要するに、コントローラーチップの性能に音質も左右されるという事になるだろう。

FireWireは、パソコンのCPUが低い場合でも安定した転送が期待できる(コントローラーチップが仕事を担ってくれている)、という事になるだろう。


私は偶々、Weiss INT202の検証時、ノートPCのWindows機にFireWire I/F が無い事に気付き、センチュリーの CIF-U2P2_FW4P2CB を購入し使っていた。(当然、MacBookProにはFireWire800の端子は装備されている)
イメージ 1
名前が何とも怪しげで頼りない感は否めないが、店舗にこれしか在庫が無いという事で埃の積もった製品を仕方なく購入した記憶が。。。

この「ポートを増やしタイ」のコントローラーチップは、Texas Instruments社製 TSB43AB23 というもの。
まさに、残り物には福がある、好環境を手に入れた状態だったという事になるであろう。
この点は、Weiss FireWire Driver の機能からチップのメーカーを確かめる事が出来るようになっていて、KentPoonからも「Good!」のサインがあった事を思い出す。

FireWireの素晴らしさを噛み締めたところで、更に「Firewire vs. USB」という少し気になる項目に的を当ててみた。

下記は、Weiss INT202に付属のマニュアルの英文を翻訳し抜き出したものだ。

Firewire vs. USB

Firewire is a peer to peer protocol, meaning that every device on a Firewire network is equally capable of talking to every other device.
Two video cameras on a Firewire network can share data with each other. A Firewire audio interface could save sound data directly to a Firewire hard drive.
Your computer is just another peer on this network, and has no inherent special status. Firewire is always implemented in hardware, with a special controller chip on every device. So the load it puts on your CPU is much lighter than USB communications load, and you're much less likely to lose any sound data just because you're running fifteen things at once.
Specialized hardware usually makes things faster and more reliable, and this is one of those times. But the real reason Firewire is more reliable than USB is more fundamental than that. It's because Firewire allows two operating modes. One is asynchronous, similar to what USB uses. The other is isochronous mode, and it lets a device carve out a certain dedicated amount of bandwidth that other devices can’t touch. It gets a certain number of time slices each second all its own.
・・・
Firewire はピアツーピアのプロトコルです。したがって、Firewire ネットワーク上のどのデバイスも対等に、他のどのデバイスとも通信することができます。
Firewire ネットワーク上の 2 台のビデオカメラは、互いにデータを共有できます。Firewire オーディオインターフェースを使用すれば、サウンドデータを直接 Firewire ハードドライブに保存できます。
ご使用のコンピュータもこのネットワーク上の 1 台のピアにすぎず、特に役割は決まっていません。Firewire は必ずハードウェアで実装され、どのデバイスにも特殊なコントローラチップが搭載されています。そのため、CPU にかかる負荷は USB 通信での負荷よりもはるかに軽く、たとえば、15 種類の処理を同時に実行している場合でもサウンドデータを失う可能性はきわめて僅かです。
専用のハードウェアによって処理の速度と信頼性が向上することは少なくありませんが、これはその一例といえます。
しかし、Firewire が USB よりも信頼性が高い本当の理由は、もっと根本的な点にあります。Firewire は 2 つの動作モードに対応しているということです。1 つは USB の場合と同様の非同期モードです。もう 1 つはアイソクロナスモードで、このモードで各デバイスは一定量の帯域幅を確保することができ、他のデバイスはこの帯域幅を使用できません。アイソクロナスモードのデバイスは、毎秒一定数のタイムスライスを独自に取得します。
・・・

さて、いかがでしょうか?
こんな事を製品マニュアルに掲載されていしまっては、既にFireWireがUSBより安定性がある事、多くの点で優っているのは理論的にも合っているという事になるでしょう。

イメージ 2
INT202の内部拡大写真 DICE Jr. (TCD2220) FireWireコントローラー、マスタクロック制御チップ

このチップの活躍もあり、高音質での再生に恩恵を受けているかと思うと「なでなで」してあげたくなるが、決してその様な事は止めておこう。その前に筐体が普通のドライバでは簡単に開かないのだが。

そんな感じで、INT202の良さを改めて実感してしまった訳であった。


他社のFireWireのコントローラーチップを用いない方式を確立している製品もあるようです。
シンタックスジャパン社 テクニカル情報 RMEのFireWireテクノロジー

世の中には多くの技術が溢れていて何を信じて良いのか分からなくなりそうです。

ただ、基準は一つ。
そうです、自分の耳を信じるしか術はありません。

結果、自分にとって良い音楽再生が出来ればそれで良いのですから。。。

斎藤

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究極のDDコンバーター Weiss INT202 その2

PCオーディオ関連製品ということで、やはりブログに掲載すると多方面からのお問い合わせやアクセスがあるもので、大変うれしい限りです。
現在、当店出しの出荷可能製品は極少でWeiss製品はINT202を除き入荷待ち状態となっております。入荷予定は全製品5月末頃となります。

さて、このINT202に密着して早1週間が経過しました。その間、実に色々な動きがあったのですが、
知っていたようで知らなかった事実として、スイスのTLD(トップレベルドメイン)のお話です。

Weiss=(日本語読みで ワイス)はスイス連邦国に所在するメーカーで、ホームページは下記です。


このTLDが、.ch であるのを一瞬、中国(China)?? と勘違いしてしまう方がいらっしゃるのでは?ということ。大変お恥ずかしい限りですが私も、アレ?と思ったものです。

なぜ、スイスのTLDが .sw などではなく .ch であるかは、下記のWikipediaをごらん頂ければ直ぐに分かりますが・・・
スイス(Wikipedia)


Weissのハイエンド機器(コンシューマー向け機器)の取り扱いは
http://www.weiss-highend.ch/ という紹介ページで構成されています。

イメージ 4
アジア全域の流通経路の管理は、AsiaWeiss が行っています。

Weiss社HPのディストリビューター からも紹介されているとおり、
日本国内ディーラー として、当店ピュアサウンドが指定されています。
(以前、ワイエスティー社の指定でしたが販売店としての指定という事で、ピュアサウンドが受け持つことになりました)
取り扱い製品の一覧はこちらをご確認下さい。
プロ用機材コンシューマ向け機材まで、Weiss製品全般のお取り扱いが可能です。


前置きはこの辺りで閉めまして・・・

INT202 の内部に迫る
INT202には、高性能チップ DICE FireWire I/F制御チップが搭載されている事は下記の写真からもお分かり頂けるのではないだろうか。
イメージ 2

TC Applied Technologies社 の高性能チップ DICE Jr. (TCD2220) が心臓部となっている。
イメージ 3
この DICE Jr. は民生用オーディオ機器の市場に必要な機能を提供していること、IEEE 1394b(IEEE800) をサポートしている事などが書かれており、深く探れば探るほど、面白さが増してくる状態である。
Jr.と名付けられているからには、その親父が存在していそうであるが是非とも一度お会いして一杯交わしたいものである。

イメージ 1
回路的にはこのような感じのブロック図になっているようだ。

その周りを取り囲む制御素子を絡めると色々出てきそうであるが、今回はJr.と言えどもINT202では主役である DICE Jr.さんに少しだけ迫ってみた。探求すれば、実に321ページにも及ぶチップの解説書が公開されているので、物好きにはタマラナイ世界に踏み込めてしまう。
気をつけていなければ、DICEの紹介なのか、INT202の紹介なのかが分からなくなりそうだが、正気を取り戻すとINT202の紹介となることを改めて申し上げたい。

ちなみに、INT202のユーザーマニュアル(英語版)はこちらのページ にPDFとして公開されているので、必要に応じて取得して頂ければ幸いである。


INT202の機能の一つとして特筆すべきは、「TRSP (Bit Transparency Check) function」だ。これは、直訳すれば、「ビットの透明性チェック機能」である。
要するに、ビット変換されたファイルにノイズが無いか、クリーンなファイル(信号)であるか?FireWireの伝送状態に不備が無いか?をチェックする機能となっている。
TRSP機能は、Weiss INT202のバージョンアップとして途中追加された機能であり、初期ロットには搭載されていない機能であるが、日本国内での出荷分は全てこの機能がついているから安心して欲しい。
YOU Tubeでの動画紹介

付属のFireWireDriverディスクに含まれている .wav ファイルが機能チェックの為のサンプルファイルとなっているが、こちらでTRSP機能の動作を確認する事が出来るようになっている。
お手持ちのハイレゾファイルはTRSPチェックに合格するか?も容易にチェック可能ということになる。


ミニサイズながらにして絶大な威力を発揮できそうなINIT202であるが、さすが究極のDDコンバーターという触れ込みだけはあるようだ。付属のソフトウェアがまた優れものである点も注目したい。
次回は付属の“FireWireDriverDisc”に提供されている Weiss Firewire I/O というソフトウェア、また“Firewire vs. USB” という表題で気になる方は沢山いらっしゃるかと思うのだが、その辺りに焦点を当てて解説する予定としたい。


つづく。

斎藤

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究極のDDコンバーター Weiss INT202

究極のDDコンバーター、という触れ込みで登場した スイスは WeissのINT202.
スタジオ録音機材ではスチューダールヴォックス社(Studer Revox)が有名であるが、スチューダールヴォックス社の技術者であったDaniel Weiss氏が1985年に設立したメーカーである。欧米のレコーディングエンジニアの中では知らない人は欧米人では無い?と言うくらい有名らしいが、日本では誰もが知っているという程有名ではなさそうである。もっとも音楽に従事している業界人はさすがにご存じであろう。
詳しくはこちら をご覧ください。

イメージ 1

しかし、このコンパクトな機材は価格と機能のバランスが取れているのか?
という疑問にかられ、少しずつ製品調査をする事になった。

D130 x W105 x H45 という非常にコンパクト。タバコを4箱重ねたくらいの大きさで、CDケースを上に置けば、はてどこへ隠れたか?分からなくなるくらい小さい。
そんなミニサイズの筐体の中には DICE FireWireチップが組み込まれており、このチップがとても有能である事を Asia Weiss(拠点は香港)Kent PoonおよびAkira から伺った。

何故、FireWireなのか?
このFireWire。日本のPC環境では多くはUSBが主流で、またMacユーザーで無い限りはあまり使用しないインターフェースと化してしまっている。
但し、PCオーディオを扱っているファンの方にはこのFireWire I/F にはその良さがあるのは認知されている事でもある。

この辺りを深く追求していくとキリが無い状態となる為、別途レポートを重ねたいと思う。

殆ど紹介をしていないながらも、入荷早々に既に4台も売れてしまった。
要するに、当店ではある意味“化け物商品”となっている。

その他、DAC202、ATT202、と組み合わせでベストマッチングとされる商品もラインナップ されている為、ブログが忙しくなりそうな気配を感じつつ、今後の行方を綴っていこうと思っている。

実は先日、Asia WeissのKentPoonとAkiraが来日し、当店に足を運んで頂いた。
その際に、上記の製品についてのレクチャーを受け、ようやく製品の素晴らしさを噛み締めたばかりである。

イメージ 2
写真のMacBookはKentPoon愛用のもの。DAC202の詳細機能についてのレクチャーを受けた。

PCオーディオの世界は実に幅広く、Macを代表とし、Windows、Linuxまでをも駆使して、コンシューマー向けの製品で24bit/192kHzのスタジオマスターの世界を体験出来る時代になった。
この辺りを今後探究していこうと思う。

つづく。

斎藤

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