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第2回「和のある暮らしのカタチ展」から、目に留まった美しいものたちを2つ紹介しておこう。ヒットする予感、十分だ。
いちばん印象に残ったのは「九谷焼ワイングラス」だ。九谷焼と書くと、全体陶磁器製の“脚つき湯呑み”をイメージするだろうが、そうではない。
伝統的な九谷焼の脚に、拭きガラスのグラスを乗せた新しい試みだ。
http://kaburaki.jp/main/?page_id=88
一品一品手づくりで、何より美しい。そして、素材の異なるものを日用食器としての使用に耐えるよう接合させる技術もすごい。日本の習合・折衷の技術の、ひとつの到達点だろう。
我々国民よりも、海外で先にブレークするかもしれない。ジャパンイズクール!! だ。
展示会には「鏑木商舖」という一企業での出展であったが、調べてみると同様の商品で「グッドデザイン賞(新領域デザイン部門)」を受賞している企業もある。
http://www.g-mark.org/search/Detail?id=32891&lang=ja
おそらくいくつかの、窯元や卸などが手がけ始めていると思われる。
新たな商品領域として(すなわち地域ブランドとして)、品質やデザインの高いレベルでの維持が図られるよう、“競争共栄”出来るしくみを地域につくりあげて欲しい。【競争共栄は、薫習房のオリジナルの概念。地域ブランド・マネジメントのキーポイント!】
もうひとつ目に止まったのは、「漆粘土」だ。
漆を混ぜ込んだ粘土状のまったく新しい“造形素材”で、手びねりで自宅にオーブンさえあれば、オリジナルの漆器が作れてしまうという発明だ。
http://aizu1.com/oomori/gallup2/nendo/index2.html
新しいと言っても、商品化されてもう4〜5年経つようだが、房主は初めて目にした。あそび心があるし、実際に出来上がる“漆器”は、習熟すれば木地から作った本物と見まごうばかりの出来だ(少しお世辞)。“団塊”の趣味の王道=そば打ちの次なる座に座われるかもしれない。ヒットの予感ぷんぷんだ。
このケースも一企業の出展であったが、もともと「福島県ハイテクプラザ」という公的研究機関が開発したもののようで、それを会津塗りの産地が商品化したのだろう。そうであればこれも、地域共有の資産だ。大切に育ててもらいたいものだ。
ブランドは、流行ではなく不易でなければならない。ヒットすることは嬉しいことだが、決してゴールではない。しっかりとブランド・モデルを固めて、ヒットしたあとのポジションを維持できるようマネジメントしないといけない。
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