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先日、知人と話していたら、「どうして、ロイ・シャイダーの追悼記事がないんですか?」と、突っ込まれた。
実は亡くなったのに気づくのが遅くて(実は市川監督の訃報よりも後に知った)、なんだか、タイミングをのがしてしまった。
でも、せっかく、リクエストもあったので、この記事の登場となった。
いつも、「です、ます」調のこのブログなのに、なぜか、違う文体。
でも、ロイ・シャイダーには、「です、ます」が似合わない。クールな印象の男優だったせいだろうか。
1番有名な出演作は「ジョーズ」(75)だろう。地元の警察所長の役だった。ジミな男優だったが、味のある人だった。
私がこの男優を意識したのは、「フレンチ・コネクション」(71)が最初だろうか。ジーン・ハックマン扮する刑事ポパイの相棒役だった。
ポパイがけっこうタフな印象で、シャイダー扮する刑事は、もっと、ソフトなかんじ。ふたりで事件を追っていた。
この映画のシャイダーはアカデミー助演男優賞候補になっている(この時、ハックマンは主演賞受賞)。
この頃、フェイ・ダナウェイ主演の「ルーという女」(70)やジェーン・フォンダ主演の「コールガール」(71)にも出ていたようだが、実は、あんまり、よく覚えていない。
刑事ものの主演作としては「セブン・アップス」(73)もあって、一部で人気のあるアクション映画だったが、私は未見。
個人的に特にかっこいいな、と思った1本は「マラソンマン」(76)だった。
ダスティン・ホフマンの兄役で、いかにも、エリートっぽくスーツを着ていて、ダンディな印象。でも、途中で殺されてしまうのだ。どこか謎めいていて、印象に残る役だった。
この映画のダンディな印象をさらに広げて見せたのが、「ジョーズ」と並ぶ代表作となった「オール・ザット・ジャズ」(79)。
ボブ・フォッシー監督の分身のような舞台演出家の役で、頽廃的な生き方を貫き、(今どきは、はやらないような)男のダンディズムを見せてくれた。
これまでアクション映画の印象が強かったのに、こういう役もできるんだな、と意外な印象だった。でも、男優冥利につきる役だったと思う(この映画で、アカデミー主演男優賞候補となっている)。
「ジョーズ」に出た頃、すでに42か、43歳。けっこう遅咲きの人だったのだろう。
「オール・ザット・ジャズ」の頃は40代後半だった。
この映画が、ひとつのピークで、その後は、アクション系の映画(それもB級系)が多い印象。
個人的にはそんなアクション映画の中では、「ブルーサンダー」(83)や「ジャッカー」(89)の彼は印象に残っている(他にも出演作の数は多い)。
その後は、「裸のランチ」(91)、「蜘蛛女」(93)、「レインメーカー」(97)にも出演していて、悪役っぽい味つけの脇役だったが、代表作という印象はない。
そして、今年、75歳での訃報(入院していたようだが、病名は不明とか)。つい最近まで新作を撮っていたようだ(遺作は「アイアン・クロス」)。
私的には、70年代の映画に出ていた彼が、1番、印象に残っているが、思えば、いかにも、アメリカ的な明るさはなく、いつも陰りがあった。ダンディで、クールな雰囲気。
大スターではなかったし、曲者といえるほどの強烈さもなかったが、ひっそり心に忍びり、ちょっと、忘れがたい印象を残す。そんな渋い味わいの大人の男優だった。
今ごろ、天国で「オール・ザット・ジャズ」のボブ・フォッシー監督と再会し、一緒にお酒をとことん飲んでいるのかもしれない。
*写真は90年代後半、「ザ・ミス・オブ・フィンガープリンツ」(日本未公開)に出演した頃のもの。この映画の演技で、インディペンデント・スピリット賞の助演男優賞候補になっている。
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ロイシャイダーさんも亡くなってしまいましたね。レインメーカーはもちろん観ました(ああ、悪徳弁護士ブルーザーストーン…)。僕にとってのシャイダーはやはりポパイ刑事の相棒クラウディアです。僕がフレンチコネクション2に不満を覚えたのはシャイダーが出てこないから…激し安いポパイ&女房役のクールなシャイダー。息のあったコンビ。フレンチコネクション2は西川きよしのいない、やすしきよし、相棒のいない漫才コンビみたいなもんでして(て違うか…)
シャイダー主演の「重犯罪特捜班セブンアップス」はフレンチコネクションつながりで観ました(フレコネでプロデューサーを務めたフィリップダントニ?て人が監督に回った映画で、フレコネスタッフが結集したぽいですね)。個人的には大好きな映画です(原作小説も、古本しかないですが、買いました。)。セブンアップスのカーアクションはびっくりしました(ポパイ刑事こと実在したエディイーガン刑事関連の映画といえば「バッジ373」ていう刑事アクションも観ました。ロバートデュバル主演。脚本はピートハミルだったかと)。
味のある俳優さん達がどんどん亡くなってゆくのが、たまらなく寂しいです
2008/11/5(水) 午前 2:26 [ 柳生但馬守宗矩 ]
ロイ・シャイダーは、渋い俳優でしたよね。この記事にはコメントがなく、ちょっとさびしく思っていたので、こうして読んでいただけ、うれしいです。「セブン・アップス」は実は未見ですが、当時、B級映画ファンに人気ありました。脚本はピート・ハミルですか?(あの作家の?)
シャイダーって、いまは映画ファンがひそかに愛し続けるタイプの俳優かもしれません。コメント、ありがとうございます。
2008/11/5(水) 午前 11:08 [ rai*c*ty3 ]
こんにちは。
あの作家ピートハミルが脚本したのはロバートデュバル主演のポリスアクション「バッジ373」という映画ですよ〜。「セブンアップス」の脚本は誰が担当したのかわかりません、すいません。どちらも渋いB級映画です。でも日本ではDVD化されていません。セブンアップスはアメリカではDVD化されてるので、輸入して購入しましたo(^-^)o
2008/11/5(水) 午後 0:36 [ 柳生但馬守宗矩 ]
但馬さまへ。なんとか、午後まで、コメントを返す時間がありました。ピート・ハミルの件、間違えました。すみません(そそっかしいもので……)。でも、ハミルが脚本を書いていたとは! 「バッジ373」、ありましたね。かつて新宿に、新宿ローヤルというB級映画専門の映画館があり、こういう映画ばかり上映していました。もちろん、お客さんは、野郎(?)ばかり。女性が入るのは、かなり勇気がいりました。あー、なつかしいです。
2008/11/5(水) 午後 1:29 [ rai*c*ty3 ]