ロスト・シネマ通信 (=^・^=)大盛招き猫堂

映画本「ロスト・シネマ」(大森さわこ、河出書房新社刊)も、よろしくお願いします! 詳細は下を。

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(new)最近の個人的なオススメ映画 「ミッドナイト・イン・パリ」「ジェーン・エア」「裏切りのサーカス」

 このブログを参考にして、映画を見ているという知り合いがいることが分かりまして、おもしろかった映画を書いておきます。
 
 ただ、私の趣味は、<ミニシアター>寄りなので、拡大公開のハリウッド映画が好きな方は、あんまり参考にならないかもしれません。
 
◎おしゃれな都会の映画好きに「ミッドナイト・イン・パリ」
 
 ウディ・アレン監督の最新作は、噂通り、本当に楽しい! パリの風景がきれいだし、オーウェン・ウィルソンは、世界観に合っているし、音楽もよい(またしても、コール・ポーター)。
 
 パリ旅行の間に、20年代のベルエポック時代のパリにタイムスリップする脚本家の主人公。お金は稼いでいるが、他に夢がある。でも、なかなか、一歩踏み出す勇気がない。
 
 70代後半のウディ、これは40本目の監督作。こんな映画を撮れる力が残っていたとは! 本当に楽しいです。雨の使い方も、この監督らしくて、ステキです。
 
 主演のオーウェン・ウィルソンも、グットな好演でした。
 
◎文芸映画を越えた文芸映画「ジェーン・エア」
 
 いまさらの観もあるシャーロッテ・ブロンテの小説の映画化。「闇の列車、光の旅」のキャリー・ジョージ・フクナガ監督の再映画化で、見慣れた世界を英国のワイルドな風土を使って、新鮮なタッチで映像化。
 
 ジェーンの心の動きがビビットに伝わるし、感情描写が生々しい。
 
 ジェーン役のミア・ワスコウシカとロチェスター役のマイケル・ファスベンダーも好演で、ラストは胸がジーンときました。
 
 マイケル、本当に色っぽいロチェスターです。
 
 脇役のジュディ・デンチとジュエイミー・ベルもいい味です。
 
 *劇場プログラムに俳優論を寄稿しました。
 
◎ミステリー好きのオヤジ心をくすぐりヒット中「裏切りのサーカス」 
 
 英国のスパイ小説の第一人者、ジョン・ル・カレの70年代の小説を英国の演技派たちの出演で映画化。
 
 凝った構成で、物語がわかりにくい部分があるので、リピーターが生まれやすい作品では?
 
 ゲイリー・オールドマンのオスカー候補となった渋い演技、コリン・ファースのいつになくリラックスした表情、新鋭トム・ハーディのイイ男ぶり、曲者マーク・ストロングの悲哀感のある姿。
 
 英国男優好きには魅力がテンコモリ。
 
 ミステリー好きのオジサン、英国男優好きのオバサマ、 こっそり、ひとりで見てください!
 
*こちらの劇場プログラムでも俳優論を書きました。パンフレットは増刷になるほどの人気だそうです。確かに解説を読みたくなる映画かもしれません。
 
 他にも、ありますが、今日はこんなところで。
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 

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(new) 奇跡の来日、モーズ・アリソンをブルーノートで!

 私がモーズ・アリソンの歌を初めて知ったのは、ボニー・レイットのアルバムを聴いた時。その中に<エヴェリバディズ・クライング・フォー・マーシー>というブルースが入っていて、これがなんとも、よい。
 
 作ったのはモーズ・アリソンという白人のブルースマンで、多くのミュージシャンに影響を与えているという。
 
 ザ・フーは「ヤングマンズ・ブルース」という曲をカバーしている。
 
 他にも、ヴァン・モリソンやジョージ・フェイムなどにも人気があり、彼らは「ザ・ソングズ・オブ・モーズ・アリソン」というアルバムも出している(ちょっと、おもしろい企画ものです)。
 
 モーズのアルバムを初めて買ったのは、80年代だった気がする。そこには私の好きな<エヴェリバディズ・クライング・フォー・マーシー>も入っていた。
 
 ボニーは最高に歌がうまい。でも、そんな彼女とは違う、淡々とした味わいがモーズの声にはあった。
 
 歌がうまい、という人ではないかもしれない。どこか、音程がはずれているような、鼻歌のような歌い方をする。表現としては古いかもしれないが、ヘタウマという表現が、ぴったりのボーカルだ。
 
 でも、いつ聴いても変わらないその歌声を、私はいつしか愛するようになっていて。
 
 ブルースだけれど、重すぎない。歌詞はけっこうシニカルで、「自分がどんなに落ち込んでいても、誰も気になんてとめないのさ」といった感じの内容だ。
 
 そういえば、自作ではない「トラブル・イン・マインド」も歌っているが、これが本当に調子っぱずれというか、ヘタウマ節。
 
 そんなモーズが、NYのクラブで歌っているという記事を、昔、NYの新聞で読んだことがあり、いつか、ライブを見たいと思っていた。
 
 2年前に来日予定だったようだが、この時は実現せず、遂にこの5月、84歳で初来日。「奇跡の初来日」という言葉が、けっして大げさではない。
 
 25日から3日間、ライブがあったが、私は最終日の今日(27日)、ブルーノート東京で念願のライブを見た。
 
 相変わらず、淡々としていて、クールで、ヘタウマで。
 
 知らない人が聴いたら、曲の区別がつかないかもしれない。
 
 インストメンタルだけの演奏もあった。モーズのピアノ、ベース、ドラム。これが、なかなか、よい響きだった。
 
 そして、待っていた<エヴェリバディズ・クライング・フォー・マーシー>。
 
 生で聴くと、改めて、いい曲だ。
 
 ご本人のルックスは、とても渋い。味のある脇役として、映画にも出演できそうな雰囲気がある。
 
 あえて似ている人を探すと、私は「ストレート・ストーリー」や「グレイフォックス」のリチャード・ファンズワースではないかと思う。もし、ファンズワースがブルースマンなら、モーズみたいな歌を歌ったかもしれない。
 
 淡々としていても、じわじわと盛り上がる。
 
 1時間10分ほどの演奏を、3日間で、5セット。84歳のブルースマン、まだまだ健在!
 
 生きていて、歌っている。ピアノを弾いている。
 
 そんなモーズを見られただけで大満足だ。
 
 また、折にふれ、彼のアルバムを聴くことになるだろう。そして、そんな時は、今日のライブでの姿を思い浮かべ、改めて幸せな気持ちになるだろう。
 
イメージ 1
 
 上はブルーノートのビル。表参道にあります。
 
イメージ 2
 
こちらはモーズのボード。TONIGHTの文字に胸がワクワク。遂にこの日が!
 
 
イメージ 3
 
 こちらがブルーノートの入り口。いよいよ、です。
 
イメージ 4
 
 ドアの向こうに階段あり。ドキドキです。
 
イメージ 5
これがモーズです。2種類のフライヤーがあったので、いただきます!
 
 
イメージ 6
 
今後、ジム・ホールやフィル・ウッズのライブも予定。ジムは行きたいなー。
80代の大ベテランのジャズ・ギタリスト。ビル・エヴァンスとのデュオ「アンダー・
カレント」は世界中の人に愛される(私も愛聴盤だった)。
 
イメージ 7
 
ライブが終わって、ホロ酔い気分。
外に出ると、夕暮れが、夜になり、ライトがともっています。
 
イメージ 8
 こちらもライトがともっています。さようなら、モーズ・アリソン!
すてきなライブをありがとう! いつまでもブルースを歌い続けてください!
 
 
 

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レインシティの由来は「トラブル・イン・マインド」

 「ミュージック・マガジン」の今月号のDVDぺージで、アラン・ルドルフ監督の80年代の傑作「トラブル・イン・マインド」を紹介しました。
 
 やっと、今回、DVD化されました。
 
 ルドルフ監督は「チューズ・ミー」「モダーンズ」なども撮っていて、個性派男優のキース・キャラダインと、とても相性がよかった。
 
 「トラブル・イン・マインド」は、シアトルで撮影された映画で、どんより、薄曇りの天気が印象的です。
 
 レインシティという架空の都市を舞台にした大人の寓話で、4人の男女の愛やすれ違いが描かれます。
 
 実は私のこのブログでの<レインシティ>というハンドル名は、この映画がから取ったものです。
 
 自分でも、忘れていましたが、久しぶりにこの作品を見て、思い出しました。
 
 <レインシティ>って、どこか詩的な響きがあって、今も好きです。
 
 「トラブル・イン・マインド」はマーク・アイシャムとマリアンヌ・フェイスフルのテーマ曲が、美しく、切ない響きです。
 
 キース・キャラダインは、ここでは、奇妙なメイクで、ケチな犯罪に手をそめる男を演じているんですが、いま、見ると、ちょっとオダギリジョーに似ていました(ヘンな役を演じる時のオダジョーに)。
 
 って、思っているのは、私だけかもしれませんけど。
 
 「チューズ・ミー」もぜひDVD化してほしいです。
 
 

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夕暮れのブルー・ローズ

 毎年、咲いています。我が家のブルー系のバラです。
 
 今年も咲きました。
 
 とりあえず、半分だけ、姿を見せます。
 
 
イメージ 1

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連休は故郷の九州へ

すっかり、ごぶたさです。
 
5月の連休の後半は、九州に戻りました。
 
たいてい、福岡ー佐賀ー佐世保のコースをたどり、友人や親せきに会いますが、今回は時間がなくて、福岡ー佐賀のみでした。
 
福岡駅は九州新幹線の開通で、ものすごく巨大化していました。日本の地方都市というより、アジアの巨大都市となっていました。
 
佐賀は、「佐賀―上海」への飛行機ができて、ものすごく安い価格でいけるとか。
こちらも、アジアの町かな、と思いました。
 
滞在中は、お天気に恵まれたせいもあって、本当に光が明るかった。東京の光とは、やはり、どこか違います。
 
九州は「ひかりのくに」ですね。
 
改めて、その良さを、再発見でした。
 
佐賀に戻ったら、ぜったいに行こうと思っていたのが、佐賀駅の「悪人」の撮影スポットでした。
 
どのあたりだっけ……と迷う余裕もなく、すぐに分かりました。看板が立っていましたよ。「悪人」の。
 
撮影した場所に、主人公ふたりの足形まであって……。
 
もう、すっかり観光地になっていたんですね。
 
写真を撮りましたが、容量が大きな写真でうまくここにアップできないので、話だけで。
 
あの映画では、暗めの画面だった気がしますが、5月の佐賀、本当に暑く、光があふれていました。
 
あの映画は、九州のダークな部分を描いていたんだな、と、改めて思ったものです。

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