一般
写真と平和もうすぐ終戦記念日だ。
戦時における写真は、報道写真分野があり、つとに写真を表す世界として有名で、数多の有名ジャーナリストが戦場の露と消えた。
今日では、ムービーでの撮影が一般的であるし動画サイト等の隆盛もあるから、静止画の報道写真よりも、動画ニュースとしての報道に大きな分があるだろう。
写真というのは、速報性という情報を伝えるツールとしての立場をムービーに譲りつつある状況を考慮すれば、アートやアドバタイジング、アーカイブでの(写真芸術/広告での情報伝達/肖像や記録などの分野)生き残りがメインになっていくのではないかと思われる。
こういった分野を支える原資、つまりどこから金が出るのか、をいうなら、それは間違いなく広告宣伝分野からの予算をいただくことになる。
世の中には、とにかくたくさんの人間が住んでいる。
人が、ある社会を築き、補完し合い、支え合いながら生きている。
核家族なんて死語に近いし、社会の中で孤立した生活を余儀なくされる世の中であるが、その実、皆さんが生きるために社会を構築し、生活し、それぞれの仕事をすることで、本当は孤立ではない支え合いをしているのである。おそらく、規模が大きすぎたりシステマチックすぎて気がつきにくくなっているのであろう。
実際、なんらかのわずかなトラブルで機能不全に陥ってしまうニュースを見れば、見えざる所で支え合っていることがよくわかる。
平和すぎて感謝することを忘れるから、己が存在意義に不安を抱いてしまうのだ。
そういった平和も、65年以上前の方々の尊い犠牲の上に成り立っている訳で、彼らは決して今日の日本を願って散って往った訳ではあるまい。
現代の写真(特に家族写真など個人支出分野以外)の原資が広告/宣伝費であることを考慮すれば、世の中が平和であるからこそ存在できるものであるということを強く認識しなければならない。
火急/緊急時にのんきに宣伝広告の話なんてしていられない訳で、皆さんの生活が不景気ながらも命の危うさなく(戦時的な危うさを指す)存在し、それぞれが生活し消費するからこそ、そういった広告宣伝の必要性が出てきて、そこに経費が発生するのである。
つまり、世の中が平和であることが、現代の写真の活性化に必須であると思われるのだ。
無論、ある程度景気がいいことも必須であるし、それ以前に平和でないと存続すら危ぶまれるわけだ。
終戦記念日を間近に控える今、こうして写真を生業にできるありがたさを、ご先祖様に感謝したいものだ。
ジジむさい言い方かもしれない。
でも、事実で真理なんだから仕方ない。
大事なことは、何かを固定された視点で見ないことだと思う。
社会をマクロ的(巨視的)に見てしまえば、ミクロの社会は砂粒一つと同じで何ら価値を見いださなくなる。
しかし、常にミクロだけでは全体像は測れない。
マクロがミクロをいかに大事にできるか、
ミクロがマクロに、いかに貢献できるか、
これがキモな気がする。
<了> |
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