コジマエンレイソウ
Trillum amabile コジマエンレイソウ(小島延齢草)
ユリ科 エンレイソウ属
北海道の渡島小島(松前小島)で最初に発見されたためにこの名が付けられました。
主として石狩以南の北海道南部に分布し
比較的海岸に近い森林内で見られることが多いようです。
エンレイソウは花弁を持ちませんが
本種は0枚〜3枚の赤い花弁を持つのが特徴です。
エンレイソウとオオバナノエンレイソウとの自然雑種とされていますが
片親であるオオバナノエンレイソウは現存するものとは別種で
約1万年ほど前に絶滅していることが分かっています。
エンレイソウの仲間は染色体の特徴がかなり詳細に研究されており
現存しなくても祖先の系統を類推することが可能となります。
本種に酷似しているものにヒダカエンレイソウがありますが
こちらはエンレイソウとミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)との自然雑種です。
種子のできない一代雑種のため、個体数は極めて限られます。
周囲にエンレイソウとミヤマエンレイソウの混生が見られることが多くなります。
この2種は見分けるのがなかなか難しいのですが、以下がコジマの判別ポイントです。
・萼片の先端が急に細くなる
・雄しべの長さは雌しべと同じかやや長い
・雄しべの葯は花糸より長い
札幌市内では野幌森林公園でヒダカエンレイソウの自生が報告されていますが
他の場所でも明らかにヒダカであろうと思われる個体を確認しています。
先日訪れてみましたが花期には1週間ほど早かったようです。
再会を楽しみにしている花の一つです。
最後の画像は花弁を欠いたコジマエンレイソウです。
コジマエンレイソウの分布図を下に示します。
図は『北海道レッドデータブック』からですが函館付近が抜けているために追加しました。
なお、コジマエンレイソウに非常に似たものにトカチエンレイソウがあります。
エンレイソウと現存のオオバナノエンレイソウの交雑種ですが
分布がごく限られていますので間違える可能性は低いでしょう。
いわゆる雑種強勢(ヘテローシス)の特徴が良く出ていて
親よりも大型になる個体が多いようです。
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勉強になりました。明らかに違いますね。
今後も訪問させていただきます。
2011/5/7(土) 午後 1:30
KANAさま
ご訪問、コメントありがとうございます。
コジマの場合は微かでも花弁の痕跡のある個体が多いようです。
函館山には多いですね。
2011/5/7(土) 午後 1:38
はじめまして<m(__)m>
婆ちゃんのブログに訪問&コメありがとうございました
とっても素敵な写真がいっぱい
お気に入りに登録させて下さいね(*^^)v
2011/5/7(土) 午後 2:23
こんんちは。
コジマエンレイソウというと、やはり函館山ですね。特に宮ノ森コースには多いです。
2011/5/7(土) 午後 3:35 [ バタフライ ]
misaさま
ご訪問、コメントありがとうございます。
こちらからも訪問させていただきます。
2011/5/7(土) 午後 4:06
バタフライさま
エンレイソウは変異が多いので絶好の研究材料になっています。
遺伝的に不安定なのでしょうね。
コジマも綺麗に3弁の揃った個体は少ないようです。
2011/5/7(土) 午後 4:08
極限られた地域にしかないんですね

見かけたとしても、気付きににくい花弁ですよね。
高山植物なのですか?
2011/5/7(土) 午後 8:53 [ 若菜 ]
若菜さま
平地で見ることができますよ。
エンレイソウに興味を持ってからは、一輪一輪の顔を確認するようになりました。
2011/5/7(土) 午後 9:07
エンレイソウという花ははじめて見ました。印象としては、魔女・・ですね。でも、魅力的な花だなとおもいました。
2011/5/8(日) 午後 5:33
tomoさま
地味ですが、なかなか魅力的な花です。
これから白花のエンレイソウが咲きだしますが
こちらは“妖精”といったイメージです。
2011/5/8(日) 午後 5:39
エンレイソウもいろいろあるんですね。
2011/5/13(金) 午後 8:06
ミヤコワスレ様
北海道はエンレイソウ天国ですね。
トカチエンレイソウ、ヒダカエンレイソウ、シラオイエンレイソウなどまだまだあります。
2011/5/13(金) 午後 8:11